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  • 902
  •  
  • 2014/03/10(月) 18:29:19.13
>>895
それは、距離による。

 たとえば、戦艦大和の45口径46センチ主砲の場合、
 初速:780m 最大射程35700m
 最大射程距離で射撃した場合、着弾まで
 35780÷780=45.8秒。

 この時間で、たとえば、30ノットの駆逐艦は、
 30×1852÷60×45.8=694m移動する。

 つまり、主砲を発射した瞬間の駆逐艦の位置と弾着時間における駆逐艦の位置は
 694mづれている。

 さらに、駆逐艦が面舵か取り舵をとっている場合、その旋回半径に応じて、このずれは
 拡大し、さらに、風向風速で砲弾の弾道がづれるので、さらにづれる。
 つまり、未来位置を予測して射撃しないと100%命中しない。
 
 ただし、これは、砲撃距離が短くなると、
 ? 目標の移動距離がみじかくなるので、主砲弾の散布界の中に目標の最大移動距離がおさまる
   ようになること。
 ? 風向風速による影響がすくなくなること
 がおきるので、命中するようになる。

 いわいる大艦巨砲主義が、理論的に破綻したのはこのため。
 ただし、これは、誘導砲弾の登場等で、今後もさらに変化する可能性はある。

 ビスマルクの38センチ主砲は、47口径で、初速毎秒820メートル。
 大和の780メートルよりも早く、その分、命中しやすい。

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