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- ばーど ★
- 2019/12/05 07:38:03
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今年10月、「住みたい街」ランキング常連の神奈川・武蔵小杉が水害に見舞われ、タワーマンションでは地下に設置された配電設備に水が流れ込み、停電や断水で住民の生活に大きな支障を及ぼしたことは記憶に新しい。最先端の建築技術の粋を集めて建てられるタワマンだが、住民も多いだけにひとたび被災すれば想定外の混乱を招きかねない。
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そもそも昭和の時代は高台に住居を構えることが「立身栄達の証」だったが、2000年代に入ると都市部や湾岸エリアの再開発が進み、タワーマンションブームに火が付いた。
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街のランドマークであるタワマン住まいは“憧れの眼差し”で見られるようになり、都心部では億を超える物件が即時完売することも珍しくない。だが、実際に住んでみると、思いもよらぬ構造上の欠陥やトラブル、不便さに悩まされるケースも少なくない。
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妻との離婚後、東京タワーを望む夜景が気に入り、30階の中古物件を購入したIT会社経営のA氏(54歳)はこんな問題に直面した。
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「驚いたのは、隣室からドライヤーやトイレを流す音まで聞こえてくることです。ドアの開閉音で隣人の出勤・帰宅時間まで把握できる。高い値段を払っているのだから当然、プライバシーが守られることを期待していましたが、隣人の生活パターンまで丸わかりの状態です」
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比較的築年数が経過しているとはいえ、8000万円を超える高級物件で、なぜこのようなことが起こるのか。不動産コンサルタントの長嶋修氏はこんな種明かしをする。
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「意外かもしれませんが、タワマンは騒音トラブルが少なくありません。縦に長い構造上、軽量化が求められ、居室の仕切り壁は鉄筋コンクリートではなく、頑丈なパーテーションのような軽い素材を使うケースが多い。そのため遮音性が低くなりがちなのです」
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中略
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「地震に強いタワマンなら、妻も安心して暮らせるだろうと思ったのです。ところが、高層階は強風が吹くと揺れを感じることがある。私はあまり気になりませんが、妻は敏感で乗り物酔いのような症状が頻繁に現われてしまう。『もう限界』と引っ越しを迫られています。また朝夕のラッシュ時は、10分近くエレベーターを待たなければならないことも誤算でした。万一、救急車を呼ぶような事態が起きたとき不安ですよね」
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マンションが傾いた
これはタワマンではないが、2015年には横浜で「マンションが傾く」という驚くべき事態が発覚した。2007年に完成、三井不動産レジデンシャルが販売した「パークシティLaLa横浜」(4棟705戸、各12階建て)で、マンションを支える基礎杭の一部が、地盤の支持層に達していないことが発覚。同時に施工業者のデータ改ざんが明るみに出た。
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その後、すべての建て直しが決まり、住民には慰謝料が一律300万円、建て替えに伴う家賃補償は最大で月額30万円前後支払われることになった。だが、「お金では済まない問題も起きている」と住宅ジャーナリストの榊淳司氏は指摘する。
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「仮住まいの賃貸マンションを借りようとした高齢の住民が審査に通らないケースが出たほか、転校を嫌がる学齢期の子供が、転居先から遠路を越境通学するケースもあったと聞いています」
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マンションといえど、人が造るもの。瑕疵をゼロにすることはできないが、こうした欠陥の情報は表面化しにくいという。
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「是正を求めて裁判を起こしても、住人に有利な判決が出るのは稀。また、マンション名が公表されることで資産価値の低下にもつながる。そのため、管理組合ぐるみで泣き寝入りしてしまうことも多いのです」(榊氏)
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憧れのタワマン生活、住人には「住めば都」と割り切れない苦悩も多いようだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191204-00000005-moneypost-bus_all&p=2
12/4(水) 16:00配信
★1が立った時間 2019/12/04(水) 18:43:11.69
前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1575452591/
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