再び四代奇書を語る会【アンチミステリ】 [sc](★0)
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- 2010/11/20(土) 18:11:07
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前にあったと思いますが、なくなったので。
再び四代奇書について語りましょう。
<四代奇書>
小栗虫太郎著『黒死館殺人事件』河出文庫
夢野久作著『ドグラ・マグラ』角川文庫 上・下
塔晶夫(中井英夫)著『虚無への供物』講談社文庫 上・下
竹本健治著『匣の中の失楽』講談社ノベルス、双葉文庫
四大奇書について語る会【アンチミステリ】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1271119509
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- 2012/09/02(日) 11:13:15.12
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『虚無への供物』にも紅司が稀覯本を集めているという描写があったが
その話題はそこから特にひろがったりはしなかったっけ。
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- 2012/09/02(日) 21:46:05.47
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お前ら何かを忘れてないか?ここは2ちゃんだぞ!
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- 2012/10/08(月) 02:09:33.92
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四大奇書の中で比較的読みやすいのは何?
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- 2012/10/08(月) 02:24:31.03
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供物か失楽じゃね?
黒死館→ストーリーそのものよりそっちの方がメインで書いてるとさえ思えるあふれるペダントリーや
当て字への対処の仕方がつかめさえすれば
あらすじ自体はけっこう単純といえる
ドグラ→文章の平易さ・とっつきやすさでいえば圧倒的これなのだが(チャカポコチャカポコと楽しい文体だし)
作中作など入れ子構造や
それぞれの一人称が実は誰なのかあやふやなまま読み進めなきゃならんところが厄介
先行2作はある意味すごく読みやすい一面も持ってるけど
読みにくくする要素が極端な感じ(それぞれ読みやすい・読みにくい方向性は違うけど)
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- 2012/10/08(月) 06:49:28.81
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この2冊を読むなら供物→失楽の順でな。
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- 2012/10/08(月) 22:47:52.33
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>>358-359
どうもありがとう。
虚無への供物からチャレンジしてみます。
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- 361
- 2012/10/09(火) 23:32:19.09
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この間、最初に供物、次に黒死館を読んだ
供物は面白く読んだけど、黒死館は少し読みにくく感じた。ペダントリーが合わなかったのかも知れん
匣は、冒頭の数十ページは読んだんだが、某所で構成上のネタバレを少し見ちゃったんで、寝かせ中
ドグラマグラは読む勇気がない
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- 362
- 2012/10/10(水) 11:07:16.15
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黒死館が少し読みにくいくらいの感想なら、ドグラマグラなんて
あっという間に読めちゃうような気はするが。
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- 363
- 2012/10/10(水) 14:22:00.37
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読み終わったとき、自分がどこへ行くかが、不安なんだろ。
夢野が初めてなら、いきなりドグマグでなく、短編「あやかしの鼓」とか「死後の恋」とかで
免疫作っとく手もあるが。
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- 364
- 2012/10/10(水) 14:28:06.60
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ドグラマグラは繰り返し繰り返し同じようなことが書かれるのですごく冗長に感じる。
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- 365
- 2012/10/10(水) 17:30:36.46
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ドグラマグラは恐ろしいイメージが先行しすぎて敬遠されてるだけで、
現代の人が読むならそんな怖いものではないと思う。
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- 366
- 2012/10/10(水) 18:16:59.24
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友達に「読んだら死ぬw」と言われて以来、30年以上寝かしている、死ぬ直前に
読むつもりだ(笑)
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- 367
- 2012/10/10(水) 18:47:09.23
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死にはしないんだろうけど、おいらの場合、読むと必ず下痢をする本が2冊ある
ひとつはドノソ「夜のみだらな鳥」、もう一冊が「ドグラマグラ」
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- 2012/10/11(木) 01:01:25.73
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ドクマグは老いても若い感受性を残してた横溝御大が過剰に受け止めただけで
別に発狂するほどのもんじゃないよ
脳は思考の場所じゃなく電話交換手にすぎん説とか
書かれた時代を思えばすごい
ただし文そのものはとっつきやすいものの
作中作などの入れ子構造がメンドクサイから
読み流してたらワケワカランことになりそう
黒死にしてもドグラにしても読むなら集中して一気に、だろうな
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- 369
- 2012/11/06(火) 03:37:38.94
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ドグマグは脳がどうたらこうたらという部分とストーリーの部分が
完全に分裂しちゃってるから、統一的に考えないで分裂した作りなんだな
と理解すればすらすらと読めてしまう。
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- 2012/11/10(土) 20:52:14.71
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>>369
>ドグマグは脳がどうたらこうたらという部分とストーリーの部分が
>完全に分裂しちゃってるから
分裂してるかな? 脳髄論と胎児の夢の両方ががないと
あの事件は説明出来ないと思うんだが。
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- 371
- 2012/11/11(日) 04:38:34.21
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あげ
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- 2012/12/31(月) 10:42:33.02
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「虚無への供物」読んでる 久生がウザくて読むのがツライ
上巻の途中(皆で麻雀する所まで)読んだけど
このノリが最後まで続くのなら耐えられない 最後まで読む価値ある?
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- 2012/12/31(月) 10:49:21.33
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↑マルチしちゃった ごめんなさい
こちらの発言は取り下げます スルーしてください
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- 2013/01/15(火) 06:39:33.77
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4つとも読んでるけど5つ目が見つからん
何かおすすめないですか?
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- 2013/01/15(火) 09:11:10.89
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ミステリ評論家の千街は、5冊目の奇書の名に値する本があるとしたら
『ディスコ探偵水曜日』だと言ってるよ
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- 376
- 2013/01/16(水) 04:49:39.58
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>>375
どうもです
ここは達人が多そうだからたくさん挙げてくれるとうれしい
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- 377
- 2013/02/23(土) 01:18:51.00
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奇書っていうか普通にオールタイム・ベストミステリなんだよね
東西ミステリーベスト100(1985)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88100
2位『虚無への供物』
5位『黒死館殺人事件』
6位『ドグラ・マグラ』
26位『匣の中の失楽』
東西ミステリーベスト100(2012)
http://ebookstore.sony.jp/stc/special/news/tozaimystery_j/
2位『虚無への供物』
4位『ドグラ・マグラ』
14位『黒死館殺人事件』
40位『匣の中の失楽』
これが匣の格下感か
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- 2013/02/23(土) 01:42:20.28
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>>377
ふむふむ、歴史的な意義を踏まえたランキングかなこれは。
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- 379
- 2013/02/23(土) 01:53:55.57
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匣は先行3作品ありきのおまけみたいな見られ方だからなあ
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- 2013/02/23(土) 09:03:55.27
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>>377
匣の中はプレ新本格みたいなものだから
新本格以降の2012年の順位が下がるのは仕方ない
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- 381
- 2013/02/28(木) 20:11:48.63
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竹本以降の奇書的な作家って
麻耶、京極、清涼院、舞城の宇山ラインかな
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- 2013/03/05(火) 18:40:31.14
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麻耶はまあ奇書かな(夏冬とかは)
京極はそこまで奇な感じはない。普通のエンタメ
残り二つは珍書の類ではないか
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- 2013/03/07(木) 04:50:05.59
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>>379
おまけというか「三大奇書」の同人誌って感じがするわ>匣
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- 384
- 2013/03/12(火) 23:28:30.66
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黒死館殺人事件≧ドグラ・マグラ>虚無への供物>>>(超えられない壁)>>>匣の中の失楽
でも「ドグラ・マグラ」については何度か読み直したコトあるけど
他の三作品については「また読もう!」と言う気が先ず起きないしw
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- 2013/03/13(水) 00:27:28.95
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>>384
黒死館をベストに選ぶとはまた珍しいセレクトだね。
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- 2013/03/16(土) 13:11:11.49
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黒死館はハマる人はハマるみたいだからな。
俺には理解できんが。
ドグマグの方が面白い。
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- 2013/03/16(土) 16:17:58.08
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ワクワク度ではその他3冊>黒死館だな
黒死館は読んでて感心するが面白いとは思えない
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- 2013/03/16(土) 18:10:45.04
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この四奇書の中に有って一番まとも(ミステリーの王道)なのが黒死館。
後のは作者がかなり捻っ(奇をてらっ)てるからなー
黒死館はミステリー感を出すために過剰なまでオカルト演出してるだけで。
本当は「奇書」から外すべきなのかもしれない。
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- 2013/03/16(土) 21:39:20.22
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江戸川乱歩の評
『ドグラ・マグラ』「わけのわからぬ小説」
『虚無への供物』「トリックや幕切れが物足りない」
『黒死館殺人事件』
「論理の貴族主義者、抽象の詩人の比類なき情熱と、驚嘆すべき博学と、凄愴なる気魄をもって、世界の探偵文学史上に、あらゆる流派を超越した一つの地位を要求する事が出来る」
「トリックが大部分具体化に耐えない」
「抽象論理の一大交響曲として、おびただしいペダントリを各種楽器の音色にして、楽しむ」
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- 2013/03/16(土) 21:54:50.12
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黒死館は途中でなんで犯人に迫らんのだ!
と思う箇所があった。ペダントリーは好き。
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- 2013/03/16(土) 23:25:24.02
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>>389
>江戸川乱歩の評
何それ?
あくまでミステリー推理小説としての視点評価であって
アンチミステリー(奇書)作品としての批評は全く出来んのだな乱歩はw
やはり「黒死館殺人事件」奇書ではないな。
三大奇書は「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」「匣の中の失楽」で良いや。
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- 392
- 2013/03/16(土) 23:30:22.17
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あのペダントリーの肥大っぷりで何が本筋なのかわからなくなるあたり十分奇書としての資格を持ってるでしょ<黒死館
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- 393
- 2013/03/17(日) 00:14:23.16
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ここでは一丁前に四大奇書として先行の三作品と肩を並べてる失楽だけど
世間一般には三大奇書の方が収まりがよく後発の失楽は弾かれている。
実際、大きな書店に行けば黒死館もドグラも虚無も新刊本(文庫)で買える。
でも失楽は売って無いよね。
「匣の中の失楽」がこのまま消え去ってもイイのか?
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- 2013/03/17(日) 00:16:44.80
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匣はそのうち豪華版が出ると聞いたが
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- 2013/03/17(日) 01:12:41.90
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それが本当なら買ってしまうな
虚無の次に匣が好きだし
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- 2013/03/17(日) 09:58:38.41
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>>393
消え去ったら所詮その程度の価値しかない「奇書」だったってことでしょ
俺的には竹本作品だったらオリジナリティ微妙な匣より
ウロボロスシリーズのほうが奇書っぽいかなと思う
ま、まだ純正音律読んでないんだがw
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- 397
- 2013/03/17(日) 10:18:50.94
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匣の中はあの双子の兄弟を姉妹にしてたら
今風の萌えラノベとしても読めて読者が付くんじゃないかな。
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- 398
- 2013/03/17(日) 12:24:04.36
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>>396
ナニ言ってるの?
匣の中が消え去る、、、
⇒ウロボロスはもちろん竹本健治の作品が全て忘れ去られる運命ってコトだよ。
が他の奇書の作家の作品は今後も定期的に刊行される機会が与えられるだろう。
何故なら三大奇書の大御所作家だから。
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- 399
- 2013/03/18(月) 23:59:49.27
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>>397
竹本と言ったら美少年、これは外せない
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- 2013/03/29(金) 00:13:36.03
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匣の豪華本早く買いたい
本多さん頑張ってくれ
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- 2013/03/29(金) 05:09:20.65
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そんな豪華本を買って一体ドーするんだ?
どーせ買うなら初版本の方だろ。
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- 402
- 2013/03/29(金) 09:17:41.32
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豪華版はサイドストーリーが付いてくるらしいぞ
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- 2013/04/26(金) 10:32:00.59
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だいぶスレが放置されてるが
「匣〜」は10年位前の双葉文庫のやつがいろいろ資料とか載ってていいな
そもそもコレも既に絶版だが、、、
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- 2013/04/27(土) 03:33:46.57
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習作とか竹本がラクガキしてる下書きとか載ってるやつか
あれも絶版なのか
流行り廃りが早いなあ
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- 2013/04/27(土) 11:49:22.28
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本屋で一度だけ平積みなのを見て買おうかどうしようか迷ったが
その時ニートで財布が不自由だったから買わなかったわ・・・
あれと月箱はほんと買わなかった事を後悔してる。
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