再び四代奇書を語る会【アンチミステリ】 [sc](★0)
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- 2010/11/20(土) 18:11:07
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前にあったと思いますが、なくなったので。
再び四代奇書について語りましょう。
<四代奇書>
小栗虫太郎著『黒死館殺人事件』河出文庫
夢野久作著『ドグラ・マグラ』角川文庫 上・下
塔晶夫(中井英夫)著『虚無への供物』講談社文庫 上・下
竹本健治著『匣の中の失楽』講談社ノベルス、双葉文庫
四大奇書について語る会【アンチミステリ】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1271119509
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- 2012/04/07(土) 12:26:29.55
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変態だー
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- 305
- 2012/04/08(日) 21:12:45.56
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失楽は今、文庫版がないのがあれだよね
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- 306
- 2012/04/09(月) 01:08:07.46
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>>305
単品ではないかもしれんが、なんかと併録されてるんじゃね?
この前見かけたよ
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- 307
- 2012/04/09(月) 05:19:11.14
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失楽は半分ぐらい読んで飽きてきたおぼえがある。
それで残りを飛ばして結末の方を読んでも解決編的なものが存在していなかったから
肩透かしだった。
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- 308
- 2012/04/09(月) 08:13:24.58
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それは読み方が悪いだけだろう
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- 309
- 2012/04/09(月) 11:49:23.14
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>>306
どこの新刊書店か教えて。
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- 310
- 2012/04/12(木) 13:29:41.36
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ドグマグのチャカポコと失楽の後半と国士舘のペダントリーは読み飛ばしていいと思うぜ
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- 311
- 2012/04/12(木) 13:30:56.80
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>>310
それを飛ばすなんてもったいない!
何回も読んでると夜中一人で朗読したくなってくるぞ
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- 312
- 2012/04/12(木) 14:46:53.14
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>>310
黒死館からペダントリーをとったら、残る部分、あったっけ?
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- 313
- 2012/04/12(木) 15:31:05.36
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法水の推理間違いしか残らない気がする
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- 314
- 2012/04/12(木) 18:38:26.13
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チャカポコはちゃんと読むことによってトランスに入る効果があるから読むべし
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- 315
- 2012/04/13(金) 06:05:12.74
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チャカポコも、「絶対探偵小説」も「遺言状」も「胎児の夢」も
ドグラマグラの作中作というか挿入されてる長ったらしい文章は
読むのがしんどいよね。
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- 316
- 2012/04/13(金) 21:40:32.93
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それらがあるからこその奇書じゃ
でも二回目以降はきついかもね
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- 317
- 2012/04/15(日) 16:52:22.33
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ドグラマグラは一応映画化された。
虚無への供物もドラマ化された。
でも黒死館は映像化無理というか意味ないだろうな。
ペダントリーを映像化しても安っぽくて失笑ものになるのがオチだろうし。
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- 318
- 2012/04/15(日) 17:30:34.38
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中盤で視聴者「おい、今の推理を元に動かないのかよ?」
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- 319
- 2012/05/15(火) 15:16:06.61
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ドドドグララマグラララの本を買って来ましたからこれからじっくり読みたいと思いますが
読書素人のワタスに何か注意点ありますたらよろすくお願い致すますよホンマ
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- 320
- 2012/05/15(火) 15:38:09.83
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その様子ではもう読み始めてしまったね
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- 321
- 2012/05/15(火) 20:34:55.83
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>>319
ドグマグはそんなに構えて読まなくても面白いと思うよ
発表当時と違って、今はとんがった漫画やアニメも多いから、それらに比べて難解ということもない
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- 2012/05/15(火) 21:57:10.09
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失礼しましたw
夜勤の休憩なんかを利用して読んでいきます
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- 2012/05/16(水) 09:09:27.11
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>夜勤の休憩
読書中に後ろを振り返ると、なにか立ってそうだ。
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- 324
- 2012/05/30(水) 20:45:16.30
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ずっと三代奇書だと思ってました…四つ目があるんですね
ところで最近ドグラマグラを読み終えたのですが
あとの三作品で比較的読みやすい部類の作品はどれでしょうか?
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- 325
- 2012/05/30(水) 20:57:47.21
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>>324
読みやすさで言うなら(個人的にだけれど)、失楽>DGMG>虚無≧黒死館
ただ読みやすさ=面白さってことじゃないのであしからず。
黒死館、虚無はそれぞれ、ドンはまりする人は本当にドンはまりするような作品。
さらに言えば、どうせ全部読む予定なら、失楽は最後に回したほうが良い。
三作品があっての失楽、という側面が強いように思うから。
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- 326
- 2012/05/30(水) 21:08:24.91
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俺も『匣の中の失楽』だけ読んでないで三代奇書だと思ってた
と言っても三つとも細部は覚えてない
気合入れて読みなおすかなあ
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- 327
- 2012/06/01(金) 04:36:09.36
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>>325
流れで言えば
黒死、ドグラ →虚無
黒死・ドグラ・虚無→失楽
って感じだろう。虚無が前2作からの影響関係があるせいで
その三作が三大奇書にされてるというとこだろう
アンチミステリとか奇書だけなら他にもあるだろうけど、虚無のせいで三作が関連づけられてるから
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- 2012/06/01(金) 07:08:56.31
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黒死館はゴチャゴチャとペダントリーに彩られているが
構造としてはメタ性がない普通のミステリーだから、
ペダントリー+メタ性を備えたドグラマグラが一つの原点か。
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- 329
- 2012/06/02(土) 01:16:02.14
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三大奇書のアンチミステリ性の方向性はそれぞれ違うわけだから
その中の一つの方向でしかないメタを原点の条件に挙げるのもどうかと思う
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- 330
- 2012/06/03(日) 10:04:16.01
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黒死館=館もの+ペダントリー
ドグラ=叙述+メタ+因果談(見立て殺人)
虚無=館もの+ペダントリー+叙述+メタ+因果談(見立て殺人)+ホモ趣味
という感じか。
後の新本格に頻繁に使われるアイテム。
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- 331
- 2012/06/30(土) 20:15:20.91
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あげ
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- 2012/07/25(水) 22:22:37.48
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age
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- 333
- 2012/08/12(日) 18:26:31.12
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奇書といえば、霊界通信(エマニエル・スウェーデンボルグ)
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- 2012/08/12(日) 21:18:14.02
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>>330
『黒死館』も因果談(見立て)じゃね
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- 335
- 2012/08/12(日) 21:53:54.03
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すべてに父殺しというガジェットが含まれているのは興味深い
・・・という感想をどこかで読んだ気がする。
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- 336
- 2012/08/13(月) 08:33:45.04
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貴志の『新世界より』もかなり奇書っぽいな。
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- 337
- 2012/08/14(火) 18:05:39.46
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なにもかも明瞭に説明される典型的な50年代風SFで
SFの中でも「奇書」からは最も遠い部類に入ると思う
ニューウェーブSFをもうちょっと読んだらいい
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- 338
- 2012/08/14(火) 18:31:33.06
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『ドグラマグラ』にしても物語の構造はほぼ序章で説明され尽くすし
読み終わった後に割り切れない謎が残るといった性質の話でもないんだけどね。
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- 339
- 2012/08/14(火) 18:58:20.08
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はっきりいって最近の作品の○○は奇書っぽい、みたいな発言はもはや困難だと思う
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- 340
- 2012/08/15(水) 11:13:54.47
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そもそも三番目、四番目が先行作の影響を受けてるってことによる括りみたいなもんで
これだという共通点があるわけでもないんだから
そこに五番目を今更付け足すことができるわけもないし、付け足してもあまり意味がない
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- 341
- 2012/08/15(水) 20:55:39.51
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>>335 これだ。あったわ。
ttp://homepage3.nifty.com/DS_page/nakai/tuitou.htm
> 中井英夫は本名。1922(大正11)年9月17日誕生。父は高名な植物学者の中井猛之進。
> 厳父には馴染めず、ひたすら母と姉とを慈しむ。『虚無への供物』の氷沼家の血統は中井家をそのままモデルにしたものである。
> 余談になるが、日本探偵小説の三大奇書のどれにおいても、巨大な父の存在または不在が長く黒い影を投げ掛けているのは興味深い。
> 黒死館の亡き主スペードの王、降矢木算哲には虫太郎の厳父が投影されているし、
> 『ドグラ・マグラ』に登場する二人の「父」は久作の実父、怪物的国士杉山茂丸のカリカチュアなのであろう。
> 『虚無への供物』のモチーフが些か神話めいているのも、この辺に由来するのかもしれない。
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- 342
- 2012/08/16(木) 09:21:15.06
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中井英夫がホモであったのもそれで説明がつきそうだな。
ホモはたいていマザコンであり、父親への反発を持っている。
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- 343
- 2012/08/17(金) 10:18:20.79
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序盤のほうでやってる「匣の中の失楽」格下論って、
要するに綾辻さんの「迷路館の殺人」があの時期にかかれてたら奇書の仲間入りしてたのかとか、そういうこと?
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- 344
- 2012/08/17(金) 10:39:48.60
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>>343
逆に竹本健治や『匣の中〜』が早すぎた新本格という感じだね。
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- 345
- 2012/08/17(金) 14:29:20.51
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オマージュとして書かれた作品だから
格下と位置づけられるのも仕方ないのかな
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- 346
- 2012/08/18(土) 09:29:47.78
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「奇書」というだけあって「書物」が重要なモチーフになっているんだけど
『虚無への供物』だけがそこが弱い。
『黒死館』→西洋の稀覯文献が実在からデタラメのものまで次々に引用される
『ドグラマグラ』→「ドグラマグラ」という書物自体が作品と重なっている
『匣の中の失楽』→やはり「匣の中の失楽」が一つの書物であるという作り
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- 2012/08/18(土) 14:22:39.35
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>「匣の中の失楽」が一つの書物であるという作り
そうではないぞ。
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- 2012/08/18(土) 15:07:41.88
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>>346はお子さまが背伸びしてわかったようなことを言ってみたかっただけ
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- 2012/08/18(土) 15:10:04.81
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奇書って、作家がそう冠して執筆したものじゃないだろ。
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- 350
- 2012/08/18(土) 15:27:19.88
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後発の2名が先人の作品を強く意識してるのは確かだが
それをもって関連作品群としてならび称されてるだけで
カテゴライズですらないからな
それぞれ方向の違うアンチミステリ性を言及されることもあるが
五番目六番目の奇書を勝手に挙げたところでそれが通用する一般性もない
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- 2012/08/18(土) 15:31:43.84
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こっちだった。
四大奇書はたまたま書物がモチーフになっている面がある
というだけであって、書物をテーマにしたミステリー奇書だといっているわけではないよ。
『ビブリオ古書堂』は別に奇書じゃない。
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- 352
- 2012/08/18(土) 16:15:35.48
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わずか4つしかないもののうち3つにしか共通しないもので勝手にくくりをつくって
残り一つに文句をつけるというのもずいぶん勝手な話ではあるわなw
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- 2012/08/18(土) 16:38:18.26
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『虚無』はヴァレリーから表題をとっている。
詩集だって書物ではあるだろうと。
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- 2012/08/19(日) 17:58:19.11
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というよりも、『虚無への供物』こそ書物としてあることに
こだわった小説だろ!
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