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  • 2011/03/29(火) 18:09:40.59
>>50
しかし、嘘もここまで自信持って書かれちゃ>>55も信じちゃうな。
S35VNは窒素なんて添加して無いじゃん。
http://www.crucible.com/PDFs%5CDataSheets2010%5CdsS30Vv1%202010.pdf
http://www.crucible.com/PDFs%5CDataSheets2010%5CdsS35VNrev12010.pdf
Nbの添加により高温時の炭化物の分解を抑えて結晶粒の微細化に寄与って事。
結晶粒の微細化で耐衝撃性と研削性を向上させたんだろ。
小型ナイフだったらS30VもS35VNもたいして変わらんよ。

炭素の安定化云々はステンレス鋼の話から持ってきたんだろうけど
炭素を安定化したら焼きが入らないよ。
NbやTiの添加すると炭素(窒素)を安定化(炭(・窒)化物として固定化)する事によって
鋭敏化を防止したり、溶接時の結晶粒の粗大化を防止(Nbによる場合)なんて効果があるんだけどね。

ちなみに窒素(N)の効果は
高温強度の向上、(炭・)窒化物の形成、マルテンサイト相の形成あたりが主なもの
また、高濃度で添加すればオーステナイト鋼にする事も可能だけど商用レベルになってるとは思えないねぇ。
ステンレス鋼だと耐食性の向上なんかも報告されてたと思う。

が、刃物鋼の場合だとマルテンサイト相の硬さを押さえ靭性を向上させるくらいだと思う。
(窒化物による耐磨耗性の向上は炭化物によるものと同程度じゃないかな)
靭性上げるだけならNi添加でもOKだけど、Niが含まれるマルテンサイト相は軟らかいから
耐衝撃性が必要な特殊な用途向けになる。

まぁ、こんなとこだ。

ここまで見た

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