旭川のうまいラーメン屋22杯目 [machi](★0)
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- 2013/04/15(月) 20:16:15
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おk
これからは 地名+さんぺい の名前で書き込むように心掛けるよ
これだけじゃなんなのであきよしの思い出でも
20年ほど前の放送だろうか、当時飛ぶ鳥を落とす勢いであちこちに進出してきた山頭火を紹介する内容だった
その社長さんが番組の中で「私の原点です」と客として訪れたのがあきよしだ
こんなオンボロの店が、、、テレビを見た限りではそうとしか思えなかった
初の体験は今からちょうど10年前、当時旭川でお世話になっていたクライアント一押しのおすすめで
その時は「どっかで見た店だなあ…」が第一印象
食った後の感想は「ちょっと物足りないかも」という思いだった
コスパは良いんだけどなんせシンプルな味付けだし、ボリュームも満点とはいえない
その後家のビデオを整頓していたら、たまたま上記の20年ほど前の番組を発掘できた
なるほど、山頭火の社長しかり旭川のクライアントしかり、ここは一度行っただけじゃ分からない味なのだと悟った
俺が歳をとった所為もあるけど三度四度と足を運ぶうちに、だんだんとあきよしの良さが分かってきた
そして昨年五月、このBBSであきよし閉店の噂を知る
その閉店の日、ほんっと偶然に旭川行きを命じられた
業務自体は午前中で終わったので、迷うことなく車であきよしへ(ご近所の皆さん、路駐してゴメンナサイ…)
20分ぐらい外で待ってようやく入店できたが、中はラーメンや店内を撮影する人、
「もうこの味が食えなくなっちゃうのかあ…」と半泣きですする常連と思しきおっさん、
引っ切り無しに止まない電話とそれに対応するご夫婦、
外はさらに行列に並ぶ人、人、人、、、とまさにさよならカーニバルの模様だった
俺が食ったのは醤油ラーメン大盛り
いやいや、10年前「物足りない」と思った俺に「この味覚オンチ!」と叫んで一発殴ってやりたい
一見シンプルなんだけど、探求しようとすると正体がなかなかつかめない、そういう真の職人魂を感じる作品だった
名店の最終日、余所者の俺がすべきことはただ一つ
黙々と一滴のスープも残さず全部平らげ、とっととお勘定を済ませて「ごちそう様でした!」と行って店を出ること
そうすることが、美味いものを提供してくれたお店に対する礼儀だと信じているから
リハビリが順調に行って、あきよしが復活することを願っている
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