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  • 2014/08/24(日) 15:30:08
▽建設ラッシュ

 2013年の自動車販売台数が約1560万台に及ぶ米国では、
日本や欧州に比べ公共交通機関の人気と信頼度が低い。
だが、運行時間が正確で監視カメラを設けるなど防犯面
に留意したLRTは徐々に利用者を獲得。昨年の年間累計利
用者数は約5億1800万人で、10年間で64%伸びた。

 中西部ミネソタ州ミネアポリスでも6月に新路線が開業。
現在約30都市圏で運行し、延長や新規の建設計画もある。
 建設費用が地下鉄の約1割とされ割安な上に「工期が比較
的短く、首長や政治家の実績づくりにしやすい」(鉄道関係者)
事情が背景にある。オバマ政権が地球温暖化問題対策に熱心な
ことも、CO2排出量を抑えられるLRT建設の推進力だ。歩行者が主
役の街づくりを可能にすることで都市活性化の効果が期待されて
いる。
▽日本にも商機
 米国での路線網拡大は、独自の技術や開発力を武器に海外市場開拓を狙う
日本メーカーにも追い風になっている。近畿車両(大阪府東大阪市)は東部
ボストンに1986年から納入したのを皮切りに、計6都市圏で約570編成を納入
した。高い品質が評判を呼び、今年10月からロサンゼルスにも納める。

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