【芝居の話】今月の歌舞伎【その壱】 [sc] | レス569-619

1 2012/06/17(日) 23:50:02.39

今月の歌舞伎（芝居、役者）について語るスレです

［●今月の歌舞伎●其の一百！！！］＝翁　出欠スレ
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/rakugo/1339462301/

今月の歌舞伎について語るスレです

前スレ：●今月の歌舞伎●其の九十九！
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/rakugo/1335644784/

【お約束】
・荒らし煽りは完全放置＆スルー。荒らしに乗ったあなたも荒らし
・自分と違う感想＆意見といって人格攻撃はしないよう
・先頭に【歌舞伎座】【国立】【演舞場】等をつけるとわかりやすい
・>>950を踏んだ人が次スレを立てること＆次スレが立つまで埋め立て禁止
　（950が早過ぎると思うぐらい、マターリ進行中の場合：>>980を踏んだ人お願い）

・歌舞伎役者が出演していても、歌舞伎以外の舞台については
　「歌舞伎役者が出ている歌舞伎以外の舞台」スレか、当該役者スレで。
　http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/rakugo/1135593735/

※今月の歌舞伎　過去ログリンク（リンク切れ）
http://bookmark.fc2.com/search/user/KONGETUKABUKI

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569 2024/02/11(日) 19:25:24.61: 高島屋系統の佐野次郎がどんななのかと思い、たまたま探したら手元の『演劇巡礼』三宅周太郎(中央公論社版)の175～181頁に、
「吉・左の「籠釣瓶花街酔醒」」
という項目があった

超要約すると
1吉右衛門は「縁切り」の後のしみじみした不如意の侘しさが良く、
2左團次は後の殺しに憤怒の相が現れ怨恨の炎が燃えて良い

芸の巧拙としては「縁切り」のセリフ廻しは吉右衛門が一歩越えているが、
左團次の強味は、次郎左衛門が吉右衛門のように、どこかにあくの抜けていない点、野暮ったい所である

読める環境の人はご自身で読むのお勧めします
ちょっとわかる気がしてきたw

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570 2024/02/14(水) 18:43:21.00: あまり書かないつもりだったが今日の籠釣瓶、全員が良かった
今までの2回と随分印象が違ってた
これからも変わるかもしれないけどネタバレがイヤな人は読まないでください…

勘九郎さん佐野次郎がやや明るい感じの人になってたんだけど…？
「二目と見られぬこの姿」みたいなセリフでの沈痛な感じも弱まって、容姿コンプレックスを人柄で補ったいい大人みたいだった
八ツ橋斬りの凄みがどう変わったかはよくわからないです
八ツ橋が海老反りをたっぷり見せた

八ツ橋が栄之丞に縁切りを勧められて盆が廻るときに遠ざかる二人は以前は話をしてるだけのように見えた気がするけど、今日は話しながら八ツ橋が膝を軽く叩いてから栄之丞に突き返された起請を拾って栄之丞に返し、栄之丞はそれを受け取って懐にしまう所まで見たと思う
これだとなんの躊躇いもなくごく短時間で縁切りを承諾したように見えた(？)
座敷でのキッパリとした縁切りの後、八ツ橋が座敷を出て出入り口を閉めたあとに、スッと？したようなウットリ？な表情を少しの間見せたので驚いた
それから今までの憂鬱ぽい言い方ではなくぼそっと虚しく「何もかもが厭に」の台詞を吐いたようだった

自分には明らかに解釈が変わったかのように見えたけど、どうだろう？

松緑さん上手くなった

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571 2024/02/14(水) 20:55:16.65: 勘九郎は飽きっぽいとの証言が身近な人からあって
演技が変わっていくのは割とある
演じていくうちに解釈が変わることも
だから生って面白いとも思う

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572 2024/02/14(水) 22:27:12.65: 1行目で笑ってしまった…
飽きたのかはともかく、いろいろなタイプを演じながら、自分らしさを探してるのかな…
前に陰キャラが得意と教わったけど
今日は時々勘三郎さんを彷彿とさせるいい人の佐野次郎だったと思う

演じ方(解釈)を変えたとしても、人物造形をしっかりしてちゃんと役に成り切ってるから、
細かい仕種や台詞まで筋が通って行き届いてるのが、役者さんってスゴいと思う
今日欲張って生で再見してよかったし、月の前半だけ観た人はもう一度幕見するとよいと思ったよ

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573 2024/02/16(金) 22:54:25.22: 高島屋系統について少し補足
>>569で端折り過ぎてしまったが、2左團次は初演の1左團次と比較しても「縁切り」の後は似た感じであること
もし次郎左衛門が単純一点張りで、やけくそで八ツ橋を切ってしまう狂人同然の男と云うなら、2左團次は恐らく1左團次と同様にこの脚本への第一人者であること
から論じたのが569です
全文読んで頂いたほうがニュアンスがよく伝わると思います
(2代目と初代に他の点で違いがあるか等には触れられてはいません)
本を正しく引用参照するのも難しいね

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574 2024/03/03(日) 22:49:14.53: 歌舞伎座３月興行初日、父の十三回忌追善演目に中村雀右衛門「空にいる父に見てもらえれば」（日刊スポーツ）
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/77e1d67335b5f37f22fd2d3d2ca3e6f953a1bf1b
3/3(日) 21:15

　東京・歌舞伎座で3日、「三月大歌舞伎」が初日を迎えた。

　昼の部「傾城道成寺」は、12年に91歳で亡くなった人間国宝の4代目中村雀右衛門さんの十三回忌追善として上演された。
「道成寺もの」と呼ばれる演目をライフワークにしていた父の4代目をしのび、雀右衛門が傾城清川を演じたほか、兄大谷友右衛門らが出演した。

　雀右衛門は「空にいる父に見てもらえれば」、友右衛門も「今回の追善を機に父の舞台を思い出していただけましたら」と話している。
同演目には尾上菊五郎も出演し「かわいがっていただきました。役の性根をつかまえて演じるということを、しっかりなさっていた」など思い出を語っている。

　昼の部はほか、尾上菊之助が松王丸を初役でつとめる「菅原伝授手習鑑　寺子屋」、片岡仁左衛門、松本幸四郎らによる「元禄忠臣蔵　御浜御殿綱豊卿」、
夜の部は幸四郎らによる「通し狂言　伊勢音頭恋寝刃」、尾上松緑らによる「喜撰」。26日まで。

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575 2024/03/03(日) 22:51:44.31: 尾上眞秀ら「三月大歌舞伎」初日に出演　四世中村雀右衛門さん十三回忌追善狂言「傾城道成寺」祖父・菊五郎らと（デイリースポーツ）
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/50d1549221fd1d5bf6ac34599b7242ed1a37bc00
3/3(日) 18:18 Yahoo!ニュース

　「三月大歌舞伎」（２６日まで）が３日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた。昼の部では、１２年２月に亡くなった四世中村雀右衛門さんの十三回忌追善狂言として「傾城道成寺」が上演された。

　「傾城−」は先代・雀右衛門さんがライワークとして多くを手がけた「道成寺物」の一つ。
次男の当代・中村雀右衛門、長男の大谷友右衛門、尾上菊五郎、尾上眞秀らが出演した。傾城清川を演じた雀右衛門は、鮮やかな衣裳で登場。
公演前に「道成寺物は父にとっても私にとっても思い入れの強い演目」と語っていたように、切ない恋心と燃えたぎる執着が交差する、複雑な役柄を見事に勤め上げ、観客はくぎ付けとなっていた。

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576 2024/03/03(日) 22:56:10.10: 中村壱太郎・尾上右近・中村隼人が気合い！南座「三月花形歌舞伎」スタート（ステージナタリー）
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/cfd96e9676c52687405b74671eec52d4b93669f0
3/3(日) 12:05 Yahoo!ニュース

「三月花形歌舞伎」が、昨日3月2日に京都・南座で開幕した。

「三月花形歌舞伎」は、若手の歌舞伎俳優が中心となる公演。今回は、中村壱太郎、尾上右近、中村隼人らが出演し、“松プロ”と“桜プロ”の一部公演が異なる2公演が、回替わりで上演される。

【画像】「三月花形歌舞伎」松プロ「河庄」より。（他25件）

公演に先駆けて、2日には劇場前で壱太郎、右近、隼人によるあいさつが行われた。
壱太郎は「今日から三月花形歌舞伎が初日を迎えます。私たち平成世代の歌舞伎俳優が、24日まで熱い熱い舞台を繰り広げます。
お芝居はもちろん、劇場内でお楽しみいただける要素もたくさんご用意しています。ぜひ何度も何度も、ご観劇いただければと思います！」、
右近は「尾上右近でございます！壱太郎さんが申し上げたいことを言ってくださったので、僕はマイクパフォーマンスをさせていただきます！とにかく見に来てください！見に来てねー!!」、
隼人は「三月花形歌舞伎に出演させていただけること、本当にうれしく思っております。『女殺油地獄』『河庄』『将門』、素晴らしい作品が並んでおります。
命がけで臨んでまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします！」とコメントした。

“松プロ”の上演演目では「河庄」と「将門」、“桜プロ”の上演演目では「女殺油地獄」と「将門」が並び、「河庄」では中村鴈治郎が指導を担い、紙屋治兵衛を右近、粉屋孫右衛門を隼人、紀の国屋小春を壱太郎が勤める。
「将門」では傾城如月実は滝夜叉姫役を壱太郎、大宅太郎光圀役を“松プロ”では隼人、“桜プロ”では右近が演じる。
片岡仁左衛門が監修を行う「女殺油地獄」では、河内屋与兵衛を隼人、豊嶋屋七左衛門を右近、お吉を壱太郎が勤める。公演は3月24日まで。

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577 2024/03/03(日) 22:58:29.02: 中村壱太郎らが中心の「三月花形歌舞伎」が京都南座で開幕　壱太郎「こうやって平成世代の役者で…」（スポニチアネックス）
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/7b88c142148684d411e73cd33571015bc1109fe1
3/2(土) 18:26 Yahoo!ニュース

　若手歌舞伎俳優の中村壱太郎（33）、尾上右近（31）、中村隼人（30）が中心となった「三月花形歌舞伎」が2日、京都南座で開幕した。

　本公演前には「乍憚（はばかりながら）手引き口上」と題して壱太郎が劇中の扮装のまま、客席に登場。満員に膨れ上がった客席を見渡し「多くのお客さまにご来場頂きありがとうございます」とあいさつした。

　「（演目は）3人で話し合い、こうやって平成世代の役者で古典の演目に挑戦させて頂く思いを伝えたかった」と熱弁をふるった。

　上方歌舞伎の名作「河庄」の治兵衛を右近、小春（壱太郎）を壱太郎で上演。妻がありながら遊女・小春と破滅の恋に向かう危うさを熱演。
さらには「女殺油地獄」の与兵衛を隼人が挑み若いエネルギーを爆発させた。公演は24日まで。