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  • 1
  •  
  • 2012/06/23(土) 20:31:32.19
前スレ:上代特殊仮名遣い
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1305988303/

立てた

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  • 726
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  • 2013/12/22(日) 15:55:56.96
>>718
中期朝鮮語は現代朝鮮語よりかなり厳格な母音調和があるが
その延長線上で考えれば古代朝鮮語の母音調和はさらに厳格だったのでは?
朝鮮語の母音調和が本源的でないとすると、
用言の活用形、いわゆる語基に現れる母音の数が
ちょうど陰陽の組数に限られるのはどうしてかって話になる。

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  • 727
  •  
  • 2013/12/23(月) 04:18:03.37
>>726
朝鮮語は高麗時代中期に大母音推移をしてるらしいことが分かってるけど、じゃあそれ以前の朝鮮語は?と考えた時に、
資料が少ないのがネックだけど古代朝鮮語はそれなりに日本語に近い言語だったんじゃないかと思ってるんだよね
俺は朝鮮語には詳しくないし本格的な検討をした訳でもないけど、中期朝鮮語的な母音調和が古代朝鮮語にあったとは思わない
朝鮮語の文法は高麗時代に構築されたものであって、それ以前の古代朝鮮語と中期朝鮮語の間には古英語と現代英語くらいの距離があるんじゃないかな

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  • 728
  •  
  • 2013/12/23(月) 12:21:33.39
>>725
あー、ieoのヰヱヲがアイウエオに足される母音扱いか〜

ワはアに対応して存在してるから母音と別でその行にア行5母音以外の3母音を充てたんだなキット

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  • 729
  •  
  • 2013/12/23(月) 12:23:32.29
オも特別扱いされそうだから別のウにどうにかなにかが当て嵌まらないだろうか?とかともチョイ思ったりもするけどw

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  • 730
  • 699
  • 2013/12/23(月) 15:06:05.78
ちょっとだけ余談をしてみるよw

中期朝鮮語に関しては、母音体系はきれいな「2×4−1=7」なんだよね。
体系自体は非常にクリアで、これ自体に、二次的移入だの何だのという議論は、ほぼ挟めない。
問題は、母音の具体的音価が、人間の舌の動きとして、母音調和の体を為さないこと。
ここから、文字化以前の朝鮮語における(高麗?)母音遷移説が唱えられている。

「2×4(4母音の2倍)」というのは、
トルコ語をはじめとして、ユーラシア東部由来の母音の一つのひな型。
母音調和の議論を踏まえれば、これはつまり「母音は『4つ』」ということで、
母音4つというのは、ウラル・アルタイ・オーストロネシアと、ユーラシア東半分のかなりの言語において
語族を跨いで、どこか言語連合的に、「原始的な形」として広がっている。

母音は5つが安定というのは、本当は、インド・ヨーロッパ語族における「広域的な常識」で、
今の、カオスのような母音をもつ英語仏語などでも、ベースには5母音がある。
印欧祖語というより、ある程度分化した印欧語が、古い時期に基礎母音を3または5ベースで鉄板化した。
大野ですら、西欧由来の「印欧語ローカルの常識」に騙されていたのかもしれない。
というより、日本における5母音発想の原典は、サンスクリットの文字表だから、
日本人は、千年来、「印欧語の基本5母音神話」に、延々と騙され続け、
5母音カルトを、今もなお崇拝し続けているのかもしれない。

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  • 731
  •  
  • 2013/12/23(月) 16:11:34.83
単に元の母と四つに別たれた母の和で五母音なのであろうが

神と祇

天津神と国津神

天神地祇でア行ワ行の二行が対になってるとかの話なのではあるまいか?

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  • 732
  •  
  • 2013/12/23(月) 16:24:14.38
>>730
中期朝鮮語の母音に関しては詳しい訳じゃないからこれ以上の言及は避けるけど、上代以前の日本語の母音に関しては5母音だった時代があると思うよ
だって有坂法則を成してる母音はa,i1,u,o1,o2の5母音なんだもん
このことから母音融合によって生まれたi2,e1,e2は有坂法則が崩壊した後に生まれた母音であることが分かるし、逆に言えば8母音時代以前は5母音だったんだろう

何より、印欧語とは無関係にa,i1,u,o1,o2の5母音体系はAN語的に考えて不自然なものではないんだし
>>415辺りの議論になるけど、i2,e1,e2って下手したら5世紀とか6世紀くらいに生まれたかなり新しい母音なんじゃないかな
松本氏の指摘のように上代特殊仮名遣い的な8母音体系が安定して長期間存在したとは思えないし、5世紀に生まれて300年後の奈良時代には既に崩壊しかけていたと考えるのは自然だと思う

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  • 733
  •  
  • 2013/12/23(月) 16:42:59.53
o1がかなり早くから存在した根拠として>>567でツングース語との対応を挙げたけど、
もう一つ、魏志倭人伝に書かれてる日本語の固有名詞の漢字の中古音を見ても当時の日本語のo1の音韻がoだったことは明らか
盧(lo),孤(ko),古(ko)など、o1の音価はかなり安定してる

それに対しi2,e1,e2はほぼ出てこないし、極論だけど邪馬台国で使われてた日本語は5母音だった可能性も十分にあると思う
日本語の母音体系の変遷は「4→5→8→5」だろうが、8母音の時代はかなり短かったんだろう

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  • 734
  • 699
  • 2013/12/24(火) 00:32:28.88
>>733
その上古音に関しては、問題は「それ、実はウの音写じゃないの?」という疑念を、
中国語の側からも、日本語の側からも、どうしても払拭できないところにある。
オの甲乙の弁別は、中国側から攻めればかなり確実に分かるが、
ウとオ甲の弁別は、実のところ、「後世の日本語で対応する音がオ段だから」という以上の説明は出来ない。
そして、これでは説明の体を全く為していないんだ。

藤井対策以外では、オについては甲乙で悩む必要は今ではあまりないと思う。
それよりも、オ甲とウの弁別のほうが、真の問題として浮上してくる。
皮肉にも、オなのかウなのか、という、本居以来の最初の議論に、見方によっては回帰しているとも言える。

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  • 735
  •  
  • 2013/12/24(火) 01:10:58.50
「ノ」の甲乙についていえば、石塚も「ヌ」が二種類で、「ノ」は一種類と見てたんだよね。

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  • 736
  •  
  • 2013/12/24(火) 01:23:42.38
>>734
魏志倭人伝の中古音を見る限り、uとo1はかなりはっきりと書き分けられてると思う
狗(kəu),句(kəu),不(pIuət)など後のuに繋がる漢字に関しては多少の揺らぎがあるとはいえどれもuが入った漢字で書かれてる(əu→uは自然な母音融合)し、
o1に関してはどれもCo(Cは子音)という音の漢字で書かれててほぼ揺らぎが無い
毛(mau)なんかは例外的にu音が入ってるo1の例だけど、これに関してはau→oは自然な母音融合だし

多分、奈良時代の彦(piko)に対応する狗奴国語の発音が卑狗(piekəu)なのがo1とuの弁別をややこしくしてるんだろうけど、
これに関しては狗奴国の方言では彦という単語のuが低舌化しなかったと考えるしかないんじゃないかな
狗奴国の位置として有力なのは現在の岐阜や愛知の付近だから、その辺りの上代方言が再構されないことには決着のつきようがない議論だって点には同意せざるを得ないけど…
ただここまではっきり書き分けられてるんだから個人的にはuとo1は分別されてたんだと思う

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  • 737
  •  
  • 2013/12/24(火) 01:40:20.09
>>736
ちょっと、ズレるけど、突っ込みいれさせてもらうよ。
>狗奴国の位置として有力なのは現在の岐阜や愛知の付近だから
邪馬台国畿内説に立っているんだろうけど、そこも私は異議を申し立てたいがどうでもいい。
狗奴国の方言は関係ないよ、魏志倭人伝のインフォーマントは邪馬台国側の人間なんだから、邪馬台国の人間が狗奴国方言を魏の使者の前で復元して、
それを採集したという前提をおいてしまうことになるよ。いや、ないことはないのかもしれないが、ちょっと、前提条件として無理があると思うよ。
むしろ、魏志倭人伝の邪馬台国を畿内から外して、記紀万葉時代の畿内と別物って考えるほうがいいんじゃないかな。

ここまで見た
  • 738
  • 699
  • 2013/12/24(火) 02:01:37.19
しまった。馴染みの薄い話に、ちょっとフライングで変な話を書いてしまった。
魏志倭人伝のそこで並べられた漢字に関しては、日本語側で比定すると、むしろ「ア」に親和的な単語が多い。
アは後舌だったという、森推定音の射程はここまで及ぶわけで、
ウとオ甲の弁別という、小さな話ではなくなっていく。
uaなのか、aなのか、uなのか、それともきちんと弁別されたo1なのか。

これは、魏という時代の推定漢字音が微妙だ、という問題もからんでくる。
後漢末以来の内乱で、漢字音が激変している最中の時期だ。
これらの例から「uともaとも異なるo1が弁別されていた」とは、とてもじゃないけど推定できないと思う。

ここまで見た
  • 739
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  • 2013/12/24(火) 03:29:22.07
a、i、u、∂

a、i、u、o、∂

a、i、wi、u、ye、e、o、∂

a、i、u、e、o

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  • 740
  •  
  • 2013/12/24(火) 05:55:24.01
>>733
>>734と同じ理由で、i1だと思われているものについても実はe1の音写だった
という可能性も排除できないな。

ここまで見た
  • 741
  •  
  • 2013/12/24(火) 06:41:43.06
>>734の指摘している、日本語からも漢字音からも語形を確定できないという問題は
上代語にたまに現れ、琉球など遠隔地の方言にも僅かな痕跡が見られる半狭母音〜狭母音の語形の揺れ
(例えば、妻籠をツマゴ2ミ2、腓をコ1ムラ〜クブラ、平坂を比良坂〜幣羅坂、など)とあわせて、
前々から気になってた。
祖語再建の上で重要だと思うけどあまり問題にされないよね。
それどころか上代文献でさえ今までの読み方の正当性が疑われかねない話なのに。

ここまで見た
  • 742
  •  
  • 2013/12/24(火) 13:51:41.53
>>740

さすがにi1は、 iもしくはyi。
i1はデフォで口蓋化だから、i2は非口蓋化もしくは円唇化のマーク。母音としてはi。

ここまで見た
  • 743
  •  
  • 2013/12/24(火) 16:06:50.62
韓国人の反日暴走を止めよう!

●テキサス親父がホワイトハウス公式サイト上で
グレンデール市の売春婦像を撤去しろという署名を立ち上げました。
サインと拡散を是非、宜しくお願いします。

2014年1月10日までに100,000筆の署名が必要です。
初めて署名される方への解説です。 
http://staff.texas-daddy.com/?eid=454

署名サイトはこちら
https://petitions.whitehouse.gov/petition/remove-offensive-state-glendale-ca-public-park/3zLr8dZh

ここまで見た
  • 744
  • 699
  • 2013/12/24(火) 23:42:41.39
脱線っぽいけど面白いし、示唆するものも多いので、話に参加してみたいと思う。

>>741
多分、「けつねうどん(有名な大阪方言)」のような、
「時に生じるアドホックな低舌化」だと理解されて、ヌルーされてしまうんだろうね。
けつねうどんではあるが、「たのけうどん」にはならず、これはアドホックな低舌化にすぎない。

だけど、御指摘の通り、上代語は体系が違うので、話は簡単ではない。
特に「平坂」の「幣(pe1)」は結構深刻で、*pia-saka(サ行子音sは暫定値)になるから、
ただのアドホックな低舌化とは言い難くなる。

そして、o1の場合、まさにこの「アドホックな低舌化」が、一つのカギを握っているように見える。
この問題は深刻であることには、心底同意する。

ここまで見た
  • 745
  •  
  • 2013/12/25(水) 13:27:00.35
面白いことに、平坂の「ヒラ」という語は
ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:2TNCHxaQh9YJ:ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/nkjn/details.php%3FID%3DNK44716+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=opera
上代語だけでなく各地の方言にも「ヘラ」の形が散見される上に、
アイヌ語のpira、朝鮮語のbyeorangと、言語(語族)の境を越えて分布してるんだよな。
坂、傾斜地、崖、岸など意味のずれが生じてはいるが。

因みにbyeorangのyeoという母音は、「2×4−1=7」の、「−1」の失われた陽母音に
おそらく由来すると考えられ(だから母音調和の規則に反して陰母音yeoと陽母音aが共存)、
また朝鮮固有語の体言の語末の-ngは、古い末子音*-hが失われた代償として付加された場合が多いようだ。
そんなわけで古代朝鮮語では上代日本語pi1ra~pe1raにより近かったと思われる。

ここまで見た
  • 746
  •  
  • 2013/12/25(水) 13:30:46.32
あ、別に「ヒラ/ヘラ」の起源が古代朝鮮語だと主張してるわけではないので悪しからず

ここまで見た
  • 747
  •  
  • 2013/12/25(水) 18:53:27.69
古代に関して考えると、弥生系と縄文系で言語が違っている可能性も大なんだよな
弥生語は古代朝鮮語に近くておかしくないし、縄文語はアイヌ語か、あるいはオーストロネシア語族に近い何か
東北アジアに系統不明な言語がやたら多いのは初期にかなりバラバラな民族の混血があったからだと睨んでるんだけど

ここまで見た
  • 748
  •  
  • 2013/12/26(木) 02:07:57.04
>>737
考古学的に考えて、邪馬台国九州説はもう成り立たないでしょ
邪馬台国は畿内で、邪馬台(yamato2)は同じ発音の大和(yamato2)のことだと思う

まあそれはともかくとしても、卑狗って一般名詞単体で表記されてるなら確かにそうだけど、この場合「狗古智卑狗(kəu,ko,tIe,pie,kəu)」って固有名詞じゃん
普通に考えてこれは彼の公式の名乗りな訳で、であるからには邪馬台国人もそれをそのまま単語として認識して伝えることは別に不自然ではない思う


>>738
解釈がおかしかったら謝るけど、論旨を要約すると「魏の時代の漢字音が上古音と中古音のどちらに近いか分からないから日本語側の音韻を推定できない」ってことだよね?
それに関しては俺も確かだと思う
>>736では魏志倭人伝が中古音表記であるという前提で書いたけど、中古音でCo(Cは子音)の発音の漢字はどれも上古音ではCagの形だしね
確かに音韻の方向から確定的な結論を出すのは難しいだろうけど、音素としてならたとえ魏代の漢字音が分からずとも分析は可能なんじゃないかな
森博達の研究によれば、魏志倭人伝の日本語表記にはある程度の信頼性があると結論されてる
明確な書き分けが見られる以上はたとえ具体的な音韻の推定が困難だったとしても音素として3世紀の日本語が「『5母音的』な音韻体系だった」
もしくは「後にa,o1,o2となる母音が『音素として』弁別されていた」という結論を出すのは十分に可能だろう

加えて、俺は魏志倭人伝で使われてる漢字音は中古音だったと思ってる
根拠は森博達も指摘しているように、日本語の表記に語末子音の無い漢字が使われていること
三韓や夫餘など他の言語の表記には子音終わりの単語が豊富に使われているのに対して、日本語の表記には中古音で母音終わりの漢字ばかりが使われている
例えば「邪馬台」の発音は上古音であれば(ŋiag,mag,təg)だけど中古音なら(yia,ma,təi)になる
日本語表記に信頼性があり、かつ意図的に語末子音の無い漢字が使われていたなら、魏志倭人伝の漢字音は中古音だったと結論付けるのが自然だろう

ここまで見た
  • 749
  •  
  • 2013/12/26(木) 02:16:27.79
>>745
それと、これは脱線だけど、

>古い末子音*-hが失われた代償として付加された場合が多いようだ。

この一文が気になった
朝鮮語には本源的なhが存在しないというのが定説だったと思うんだけど、だとするとこのhの起源を考える必要があるんじゃないかな
もし両者が同源(もしくはどちらかからの借用)だと考えるならば、*-hの更に古形を再構しなければならないのでは?

ここまで見た
  • 750
  •  
  • 2013/12/26(木) 12:01:30.01
>>748
「対馬」の「対」は?

ここまで見た
  • 751
  •  
  • 2013/12/26(木) 12:17:14.22
>>744
「けつね」は低舌化なのか?むしろ古語の残存では

ここまで見た
  • 752
  • 699
  • 2013/12/26(木) 19:58:50.15
>>736>>748
とても気になる記述が、これらのレスにあるんだよな。
揚げ足取りのように見えるかもしれないが、
もし、それなりに精密な議論をしようとするなら、これらは致命的な粗雑さだと思われるので、
一言触れておくことにするよ。

1つ目。
>əu→uは自然な母音融合
>これに関してはau→oは自然な母音融合

魏志を編纂する調査として、魏の使者が西日本のどこか(おそらく博多だろう)で、
どんなプロセスで現地語を聞き取り、どのようにして文字(漢字)に落としたか、考えてみてほしい。
中国人が、当時は無文字民族(魏志)の倭人の発音を聞き取り、自分の脳内辞書にある、近似した音の文字に音写する。
その間の時間は、どう考えても【数秒】だ。
母音融合というのは、最低でも【数十年】の間に、同一言語の間で通時的に起きるもの。
「他の言語を聞いたときに、数秒で勝手に融合される」ことは、絶対にあり得ない。
中国語の音素は複雑だが、おそらくより単純な倭人語の発音を、聞き取って音写する場合は、
「音素をピックアップして近似する」ことになるだろう。この方法は、森が丁寧に考証している方法でも同じだ。

ここまで見た
  • 753
  • 699
  • 2013/12/26(木) 20:07:29.25
2つ目。

>俺は魏志倭人伝で使われてる漢字音は中古音だったと思ってる
>根拠は森博達も指摘しているように、日本語の表記に語末子音の無い漢字が使われていること

「上古音に全部末子音を振る」のは、一つの仮説でしかない。
古くからの有力説ではあるが、強力な反対説もあって、未だに論争が続いている。
森は、当然その議論をよく踏まえたうえで、倭人伝の日本語音写の開音節性を論じているが、
だからと言って、魏の言語が「中古音だった」と考えているわけではない。

そしてもう一つは、上古音・中古音というのは、一定の安定期の想定音というだけで、
例えば末子音の変化と、核母音の変化が、連動して一斉に切り替わるわけではない。
だから、開音節的な漢字が出現したからと言って、核母音の推定音を隋唐と同じだと推測する必然性は何処にもない。


どうも、私には議論が乱暴に見えるよ。
やっぱり、「まず5母音ありき」の厄介な信仰に嵌ってないかい?

ここまで見た
  • 754
  •  
  • 2013/12/26(木) 21:10:55.77
やたらと-gが末子音に来る上古音は古い再建という感じ。
近年はやたら閉音節だらけにする上古音はあまり主流ではないのでは?
チベット語派との比較でも否定的な結果が出ているようだし。

ここまで見た
  • 755
  •  
  • 2013/12/27(金) 19:03:36.30
オ甲になった音とウのままの音の条件の差が明らかにならない限り、
オ甲のウ低舌化なんて余計なプロセスは
オッカムの剃刀の対象じゃね?

ここまで見た
  • 756
  •  
  • 2013/12/28(土) 00:54:34.59
話の流れ的には、オッカムさん、あんたの剃刀でけつねうどんのけつね、切って貰おうか?
ってことなんだろうけどね。

ここまで見た
  • 757
  •  
  • 2013/12/28(土) 05:56:23.06
切れるんじゃない?
関西弁にケとキの音の差があっても、ケツネウドンのような低舌化は起こる

原始日本語にウとオ甲の差があっても、低舌化は起こる

オ甲がウから生まれたというプロセスを仮定する必要がない
→剃刀

ここまで見た
  • 758
  • 699
  • 2013/12/28(土) 13:34:55.12
>>756>>757
ありがとう。それで良いんだと思う。
大阪方言に、「き」と「け」が両方存在するから、「けつねうどん」が安定したんだよね。
対照的な例が、同じく大阪方言で言えば「せやねん」になる。
「せやねん」の「せ」は、「や」の半母音が「そうやねん」の「そう」が縮約された「そ」の母音を逆行同化して、
最初は、[s@]のような、曖昧母音または中舌母音になっていた。
ところが、大阪方言には、この音が安定した音素として存在しない。
そうすると、「そやねん」か「せやねん」の二択になり、結局「せやねん」に落ち着きつつある。


o1は、先にuaの融合として音素が成立してから、
その後で、アドホックな低舌化によるものが、合流してきたのではないだろうか。
既存の議論とも、特に矛盾は生じない。

ここまで見た
  • 759
  •  
  • 2013/12/28(土) 13:41:09.08
いや、そこはオッカムさんは剃刀つかえるけど、きつねうどんがなんでけつねうどんになったの?
ってことを切り刻めないとまずいんじゃないの?
受け皿として、もとから低舌化の母音があったっていう前提をおいてるけど、
そもそもなかったら?っていう話でしょ、きつけがけつねになる時、けが最初かあったっていう条件があればいいけど、
ないとどうなるるの?って話でしょ。

ここまで見た
  • 760
  • 390
  • 2013/12/29(日) 10:05:59.51
「けつね」の「け」は後ろの「ね」に同化した現象で、
どっちかっていうと有坂の法則に関連した動きじゃないか
他にもヒレ肉の「ヘレ」があるけどどれも店屋で出る食べ物なのは
なにか特有の文化があるもんかな

ここまで見た
  • 761
  • 390
  • 2013/12/29(日) 10:15:18.49
ちなみにちょっと前に中古音と上古音の話が出たんでまざってみよ。
例え中国語の上古音が今の英語みたいに子音終わりばっかりだったとしても、
日本語の音を転写するときに無理にでも何らかの文字つかわなゃいけないんだから、
やっぱり-gで終わる音を使ってたとおもうよ。
というわけで末尾音が母音か子音かを根拠に当時の中国語の音価を推定するのは厳しいと思う。

ただ邪馬台の邪の頭子音から見ると中古音に近いと見た方がいいよね、、、

ここまで見た
  • 762
  •  
  • 2014/01/01(水) 22:05:21.78
>>760
店内や厨房で慌しく大声を出す場面では舌の動きをサボる低舌化も捗るってことなんでは

ここまで見た
  • 763
  • 390
  • 2014/01/03(金) 08:24:31.77
760の書き込みに補足。
有坂な法則にと関連した動きっていうとまるで現代の関西弁にまで有坂の法則が残ってるような言い方だったけど、
言いたかったのは有坂の法則と同じ原理で単語内の同化現象なんじゃないの
っていみだった。

ちなみにアルタイ諸語の母音調和も、このテの同化現象であって、言語の系統関係を証明するほど本質的ではない
⇒アルタイ祖語のような単一の言語にさかのぼることはできない
と、考えているんだけど
このスレの最近の流れは違う感じかな

ここまで見た
  • 764
  •  
  • 2014/01/04(土) 03:52:17.90
>>758
' >>756-757 '

ここまで見た
  • 765
  •  
  • 2014/01/06(月) 12:07:29.28
思うんだけど、甲乙で話すのやめない?
具体的な字群出して話したほうが、なんか見えてきたりしないかな?

ここまで見た
  • 766
  •  
  • 2014/01/07(火) 22:03:03.60
>763
関西方言には有坂の法則が残っているよ
↓を見てごらん
http://music.geocities.jp/konatarosu/Hakusonkou/6shou.html

ここまで見た
  • 767
  •  
  • 2014/01/09(木) 12:41:54.31
>>766
リアル基地外のサイトじゃねーか

ここまで見た
  • 768
  •  
  • 2014/01/09(木) 17:32:25.09
>>767 初見のサイトだけどどの辺がおかしいの?

ここまで見た
  • 769
  •  
  • 2014/01/10(金) 02:55:54.16
>>768
過去スレを見ればよろし、藤井は当該スレでは完全に論破されて終了してる。

ここまで見た
  • 770
  •  
  • 2014/01/10(金) 18:24:57.46
藤井さんはなぁ。もうテンプレでツッコミどころをまとめる?
ある意味、トンデモなんだけどトンデモじゃない擬態されてるのが問題だよねぇ

ここまで見た
  • 771
  •  
  • 2014/01/11(土) 07:50:48.55
>>770
俺にはどこがトンデモなのかわからんが
有坂三法則を例外までふくめてちゃんと説明してるじゃないか?

ここまで見た
  • 772
  •  
  • 2014/01/11(土) 14:27:18.88
そうだな。トンデモである根拠が聞きたい。

ここまで見た
  • 773
  • 699
  • 2014/01/11(土) 14:50:46.65
あ゙ーー、めんどくさいwまた藤井かw


これは論理的に綺麗に決着済みだから、いいんだけどね。
藤井説なるものは、つまるところ「音韻の定義」がおかしいんだよ。
音韻(音素)とは、「当該言語(話者)が、弁別に採用【しない】音色の差異」が正解だが、
藤井は「話者が、弁別を【出来ない】音色の差異」と理解してる。ここが誤り。
音韻論に関する議論をするのに、
最初の最初の基本定理である、音韻の定義が誤りだから、そこからの論理展開が全部誤りになる。
論理的には、これで説明終了。あとは枝葉の話でしかない。

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  • 2014/01/11(土) 19:40:00.21
リンクされた6章を読んでみたけど、
そこに書かれたオ段甲乙の書き分け則の説明は、その音韻の独自定義とはまるで無関係だったぞ。
まあ最後にその定義に従って「記述していたのは外国人だ」と来るけど
それこそ枝葉で無視すればいい。本人はそこを言いたいのかもしれないが。

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  • 775
  • 699
  • 2014/01/12(日) 01:40:04.56
>>774
理論の根拠を注意深く追ってみ?結局「藤井音韻定義の誤り」に行きつくから。
藤井の書き分け法則なるものは、
「日本人には、聞き取【れ】ないが、現代朝鮮人には聞き取【れ】る音色の差異」という理由づけになってる。
ここから出てくるのは、朝鮮語や日本語の、「初等語学テキストの、実用リスニング術指南」だけだ。
条件異音の法則の体を為していない。
これを他の奴が何度指摘しても、藤井は全く理解できないのは、
藤井の脳内の音韻の定義が、誤った「藤井流」だからで、藤井がここを改める気が無い限り、どうしようもない。

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  • 776
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  • 2014/01/12(日) 01:51:22.89
藤井説を別にしても、条件異音説って一般向けに日本語の本を書いてる人に
やけに採用者が目立つような。
割とそれ自体がトンデモに近いと思う説なんだが、なんか人によっては惹きつけるものがあるんでしょうか。

フリック回転寿司
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