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  • 83
  •  
  • 2013/02/06(水) 05:13:10.58
>>82
最後にすると言っておきながらもう少しだけ。

単純に言って、Qは、周波数/帯域幅=コイルに発生する電圧/抵抗に
発生する電圧 です。つまり、Q=ω/Δω=Lω/R がそもそもの式です。
すると、帯域幅 Δω=ω/Q=R/L となります。

抵抗は表皮効果により周波数の平方根に比例して変化します。
中波の場合、周波数が3倍程度変化しますから、高周波側で
抵抗は√3倍程度大きくなります。

よって、帯域幅 Δω は中波では高周波側では低周波側に比べて
√3倍程度大きくなることが予想できます。

もしも空芯コイルでなくて、コア入りだったりすると、コアの
材質の周波数依存性があり、決してQは一定にはなりません。

また、共振回路に接続される負荷がRに含まれるとは限りません。
負荷はL、C、Rのいずれも含む可能性があるので、インピーダンスを
計算し直す必要があります。その場合のQは複雑に変化します。

負荷によりQが複雑になる簡単な例としては、
http://k-lab.e.ishikawa-nct.ac.jp/course/CT1/11CT1/handouts/11CT1_s_lect02/11CT1_s_lect02_slide.pdf
にある「22.2並列共振回路」(コイルが抵抗を持つ場合)をご覧ください。
これは現実のコイルの最も簡単なモデル化です。

ここまで見た

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