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- 2021/05/05(水) 19:00:32.55
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水回り修理の高額請求トラブルの多発を受け、神戸市は、24時間・365日対応可能な「水道修繕受付センター」を積極的にPRするなどの対策に乗り出した。
悪質業者は、「一刻も早く修理したい」という依頼者の心情を逆手に取っているとみられるため、市側も、いつでも連絡が取れる態勢を強調。
神戸市を中心とした県内の相談件数は全国の自治体の中でも多く、市は「危機的状況を打開するために何でもやる」と被害撲滅に躍起だ。(高木文一)
■全戸配布へ
業者、女性に「庭を掘らないと分からぬ」と迫り…トイレ水漏れ修理で600万円請求
神戸市役所
「悪質業者にご注意!」。神戸市は、目立つ文字で市民に注意を促すステッカーを作製し、4月中旬から配布を開始。6月中旬頃までに市内全81万戸に配布する予定で、ステッカーには水道修繕受付センターの電話番号(ソースで)も大きく明記した。
悪質業者は、住宅のポストなどに「マグネット型広告」を投函(とうかん)して勧誘するケースが多いため、「間違えられないように」と配布方法も工夫。水道使用量などを知らせる検針票に添付するようにしている。
さらに、被害が相次ぐ実態を多くの人に知ってもらおうと、市はステッカーを拡大したポスターも作製。自治会などに協力を依頼し、市内約7500か所の掲示板などに貼った。また、これまでにも市営地下鉄全駅で「トイレの水漏れ修理で高額請求されたら相談を」とアナウンスしたほか、ケーブルテレビの番組内での情報発信も行った。
■相談5年で倍増
対策に乗り出した背景には、神戸市内の水道工事業者が下請けを使って組織的に不当請求を繰り返し、それによって被害が増加しているとみられる事情がある。
神戸市消費生活センターによると、市内の水回りトラブルの相談は、2020年度に385件。15年度の172件から2倍以上に増え、県全体(1042件)の36%を占めた。
相談者は数十万円を請求されることが多いが、中には100万円を超えるケースも。昨年1月、トイレの水漏れ修理を依頼した60歳代の女性は、訪問した業者から「庭を掘らないと原因が分からない」と迫られ、600万円を請求された。
センターの担当者は「一番の自衛策は、悪質業者に電話しないこと。神戸市の水道修繕受付センターのステッカーをどこかに貼るなどして緊急時に備えてほしい」と呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/149696f39caa5db9949e4d91e1b2be690f8bf048
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