再び四代奇書を語る会【アンチミステリ】 [sc](★0)
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- 2010/12/12(日) 03:47:28
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「奇書」が「奇書」と呼ばれるゆえんって、一番は「面白いか」じゃ無いでしょ。
(個人的には「匣の中の失楽」、面白いと思うけど)
ミステリでありながらそれまでの作品と「本質」が違うのが「奇書」じゃない?
「黒死」ならミステリの「要素」であるべきペダンティズムの「横溢」。
「ドグマグ」ならあの「構造自体」。「虚無」ならプリミティブな「メタの顕れ」。
「匣」で言うなら「小説構造自体と終わり方」が、新しい試みだったと思う。
その作品を読んで「コレもアリなんだ」と読者(=新しい作者)を納得させる。
それが出来た作品が「奇書」だと思う。
「進化」っていうのは「奇形の集積」でしょう。
まあその作品が「つまらな」くて読まれなければ淘汰されるけどね。
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