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  • 2010/12/04(土) 17:33:55
・戦艦ニューヨーク 艦長の報告
>ピルボックス、ブロックハウス、沿岸砲台、高射砲陣地などの構造や配置により、完全に破壊するためには、いずれの場合も直撃か数多くの至近弾が必要となった。
>第16と第17エリアの目標偵察には艦載機が利用され、 第18エリアまでは1750ヤードあり、目標偵察には航空機と艦船が利用された。
>砲撃の最後の日が最も効果があった。 その理由は、目標を偵察したり、一斉射撃を観測できる設備が多くあった事と、 14in/45 口径と5in/51 口径の弾薬を
>目標へ大量に打ち込む事ができたためである。

・戦艦ネバダ艦長の報告
>硫黄島における敵の施設は非常に巧みにカモフラージュされ、かつ非常に堅固に作られていた。
>大きなものは主砲で繰り返し命中させることによってのみ破壊もしくは大破させることができた。
>1500ヤードから2500ヤードの距離では、これらの目標は、艦の観測員、砲撃手、照準手により識別することが可能であった。
>射撃が最も効果的であった理由は、砲弾の弾着と効果をはっきり見て取れたためである。
>ネバダの砲火で敵の施設に損害を与えることができたものの内、大半は近距離からの射撃であった。
>40mm機関砲が色々な標的−洞穴、機関銃座と思わしき箇所、軽砲の砲座、時には少数の敵の戦闘員− に対して使用された。
>40mmの砲火は、ハラッシングとしてのみに有効であると信じられていた。
>ある場合には 6人程度の敵戦闘員が、破壊されたブロックハウスを放棄するのが目撃され、これに対して40mmの砲火で掃討した。

仮にも戦艦が射距離2000m前後という至近距離で砲撃をしていたわけです。
その理由はもはや述べるまでも無いでしょう。
ちなみにこれは別に硫黄島戦において特有の事例ではなく、例えば1944年1月末のクェゼリン環礁の攻略戦では、戦艦ペンシルヴァニアが環礁内にまで侵入し
1800mという近距離から砲撃を浴びせています。
これは同艦がアッツ島などでの戦訓から、中遠距離からの艦砲射撃には見かけほどの効果が無い事を知悉していた為です。

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