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  • 48
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  • 2010/12/04(土) 17:27:10
>でも、それを至短時間に破壊しなければいけないわけではない。

攻略スケジュールは殆どの場合、時間制限付です。
以前にも述べましたように、米戦艦による上陸前の支援射撃は硫黄島の場合で上陸3日前から、
硫黄島戦の反省の下に行った沖縄戦の場合で9日間でした。
このように与えられた時間は限られておりますし、弾薬についてもそうです(硫黄島戦で海軍側が海兵隊側の
10日間の要請を3日間に下方修正させた際、挙げた理由の一つに弾薬問題があった)。
くどいようですが大型砲台だけが目標ではないのです。
また以下のような証言もあります。

>砲弾が近くで炸裂し土塊が飛ぶ。
>私は再び壕の中にもぐり込んで、電話当番の報告する刻々の情勢を聞く。
>それによると敵艦隊は島の周囲に約600、まだ逐次増強されつつある模様と察せられる。
>敵上陸の様子はまだない。然しその電話も時折り不通になる。
>砲弾のために架空電線が切断されるのだろうが、その都度、この激しい艦砲射撃の中を電信兵は
>電線を辿って故障の箇所を果敢に修理して廻っている。
>職責とは言え、実に危険なことであり、ご苦労なことである。
>監視兵もさることながら電信兵の勇敢さには驚嘆に値するものがあった。
>私はその電信兵が見えるたびに、その労をねぎらわずにはいられなかった。
森本一善「硫黄島玉砕に祈る」より

密度の薄い「擾乱射撃」を、夜間遠距離という悪条件の下でだらだらと続けても、防御側の修復ペースには
到底追いつかず、精神的なもの以外に効果は無きに等しいでしょう。

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