facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 1
  •  
  • 2015/03/05(木) 03:35:21.44
その男は待ち合わせにいつも1時間遅刻して来た。
大雨の日も、真冬の寒空でも、いつでも女を戸外に1時間以上待たせた。

やっと待ち合わせ場所に男の車が到着した。
女はとりあえず男の車に乗り込んだ。
何故遅れたのか尋ねると男は言った。
「マクドナルドを食べて来たから。」
「マクドナルドのクーポンがあったから。」

待ち合わせはこれからデートをする為の待ち合わせだった。
しかも、待ち合わせ時間は大抵昼の11時か12時。
それなのに、である。
当然ながら女は腹を空かせたまま。
男は平気でドライブを進めた。

ここまで見た
  • 2
  •  
  • 2015/03/05(木) 03:38:23.99
こんな男に何か掛ける言葉があるだろうか?
女は最早、呆れ果てて怒りすら湧いて来ない。

ボタンの掛け違え?
そんな簡単な話だろうか?
まず第1歩目から合わない。
いったい何から話したら良いのだろうか?
この人は頭がおかしいのじゃないかしら?

・・・・・・ダメだ。
女はそう思った。
案の定、全ての面においてズレていた。
この人は普通の感覚の持ち主ではないのだ。
女は別れる事にした。
別れるというほどの事でもない。
お互いに最後までズレたままだったのだから。
付き合っていたのかさえも定かではない。

女が男に別れを告げると、男は何故女がそういう気持ちに至ったのかさえ理解出来ない様子だった。

砂時計アラームタイマー
フリックラーニング
ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード