小さな軽が欲しいでござる [sc](★0)
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- 2013/12/30(月) 16:00:14.79
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百万台先生に再度チャレンジする。
例にとるのはダイハツ・コペン(生産終了モデル)だ。
【条件の仮定】
・新車価格:最上級グレードの208万円に固定
・新車価格のうち開発費の回収分:(現実には有り得ないが)100%
・販売実績:7万台(実際はこれよりも少ないらしいが)
・開発費と販売額の収支:0
【計算】
・開発費:208万円/台×7万台=1,456億円
・100万台売れた場合における1台当たりの開発費回収額:14万5,600円
【同等の開発費を要した「普通の軽」がディスコンにならない程度には売れた場合】
・仮定:?モデルチェンジまでの5年間に3万台/年(=計15万台)売れた
?他社に1車種供給、自社で外装だけ違う姉妹モデルが1車種あり、それぞれ15万台(計45万台)売れた。
?追加の開発費は掛かっていない。
・↑の場合における1台当たりの開発費回収額:1,456億円/45万台=323,556円
…さて、直感的にだが、そこそこ売れている軽自動車1台の値段のうち、開発費回収分が30万円にもなるだろうか?
そもそも、ここでは「売れなかった軽」の新車価格の全てが開発費回収分だとしたが、実際には材料費も工賃も含まれての値段だ。
根拠には乏しいが、ある資料で「新車の開発費は一般に400〜500億円」という数字を見掛けた。ここでの試算の3分の1だ。
果たして、涸れた既存技術と既製部品の寄せ集めで構成され、定員だけを小さくした、大して贅沢でもない車種は、「百万台売れないと買える値段にすらならない」のだろうか。
7万台も売れなかった贅沢な軽でも、「普通の軽」の2倍の値段で買えたわけだが?
予め釘を刺しておくけど、ここでは「売れるか売れないか」ではなく、「百万台売れないと買える値段にならないのか」ということを問題にしているので。
もう一つ釘を刺しておくと、寸法が小さいことで他車種と共通化できないのは、車台と車体と駆動系だけだから。
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