マツダのモータースポーツ [sc](★0)
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- 2016/01/05(火) 22:33:06.34
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2007年に自動車メーカー「マツダ」(広島県府中町)の社員だった県内出身の男性(当時25歳)がうつ病になり、
自殺したのは長時間労働などが原因として、同社の責任が問われた訴訟で28日、地裁姫路支部が原告の主張をほぼ全
面的に認めた判決が言い渡された。中村隆次裁判長は、男性を自殺へと追い込んだ
職場環境の問題を次々と指摘した。
男性は当時、入社3年目ながら、ベテラン社員が担当していた業務に配置換えになり、
時間外労働が増えた。中村裁判長は取引先とのトラブルを上司に相談した際、
「何が言いたいのか分からん」などと叱責(しっせき)されたことについて、
精神的負担は相当なものだったと指摘した。
自殺直前の1、2か月間、会社や自宅での残業時間が労災死認定基準の月80時間を
超えていたと推認されるとし、「孤軍奮闘し、問題を抱え込まざるを得ない状況で
うつ病を発症。危険な状態だったのは、男性が追いつめられていたとの同僚証言など
から明らかで、自殺は予見可能」と同社の安全配慮義務違反を認めた。
また、男性の自殺後、上司が笑いながら「この忙しいのに」などと発言し、
葬儀で冗談を言うなど、原告が二重の精神的苦痛を受けたことも認定した。 (続く)
https://i.imgur.com/WCfCS8T.jpg
入社3年目、25歳だった男性は、入社20年のベテラン社員が担当していた購買業務を
引き継ぐ形で異動。前任者も過重労働で体調を崩していたという。
男性の時間外労働は、自殺直前に月80時間を超え、部品をめぐってリコール問題が
起きるなど取引先とのトラブルも頻発していた。しかし上司は、男性に対して
「残業は業務効率が悪いからだ」「自宅に持ち帰ってやれ」などと叱責。孤立無援の
状態に置かれた男性はうつ病を発症し、社宅の自室で首つり自殺した。
この上司は男性の自殺後にも、職場で笑いながら「あ、亡くなったわ」「この忙しいのに」
と発言したり、同僚が男性の机に花を飾ろうとしたときに「大っぴらにするな」と制したりした
葬儀の場でも、弔文原稿に目を通しながら冗談めいた口調で「泣かすよなあ」と言ったという。
https://i.imgur.com/5Nl5k8w.jpg
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