facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


  • 16
  •  
  • 2009/06/05(金) 15:41:57
堺市LRT 沿線住民の調整難航

堺市は6日、総事業費425億円を投じて開業を目指すLRT(次世代型路面電車)に
ついて、約3か月半ぶりに住民説明会を開く。市は当初、沿線の3小学校区で3月
までに順次開催する方針だったが、2月15日に市立市(いち)小学校(堺区)で開い
た初めての説明会で疑問の声が続出。今回も参加人数を絞った上で同じ市小学
校区で実施し、残る熊野(ゆや)、三宝の両小学校区はめどが立っていない。5月
に正式決定する予定だった基本計画も先送りとなり、「2009年度中の着工、10
年度末に開業」という市の目標は実現が厳しい状況だ。

2月15日の市小学校での説明会では▽2車線の「大小路筋(おおしょうじすじ)」
が1車線の一方通行になり、荷さばきのための駐車ができなくなる▽消防車や救
急車の通行に支障が出かねない――といった声が相次いだ。

市小学校区で再び開催するのは「少人数で細かく説明して」という要望を受け
たもので、同校区の26自治会のうち、線路が通る4自治会に参加を限定する。

一方、熊野、三宝の両小学校区の住民からは「まず3校区合同で検討を」「校
区内に対策チームをつくってそこで説明を聞いてはどうか」といった意見が出
ており、調整がついていない。

このため、着工に不可欠な基本計画は、協議の場となる住民代表らによる法定
協議会の設立にも至っていない状況だ。

市鉄軌道推進室は「できれば7月に協議会をつくり、並行して説明会も続け、
基本計画をまとめたい。厳しいスケジュールになったが、10年度末開業の目標
は変えない」としている。(2009年6月3日 読売新聞)

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード