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  • 263
  •  
  • 2011/05/25(水) 17:07:12
>>260
>>252-253

[mul] は 「水」の現代朝鮮語訳である。また15世紀以前の
中期/古代朝鮮語の音価(発音)は、資料が一切無いため、
現在の研究でも推定する以外なく実際には全く不明である。

一方、「牟礼」(ムレ)は [mure] 、音韻学的に全く別音である。
聞き間違えたとしても、 [-l] 音を [-re] と聞く可能性は
ほとんどない。 apple ⇒ [アップル] とか、 people ⇒ [ピープル]
というのは綴りから来ているのであって、日本人の耳で
文字に起こせば、それぞれ [エポー]、[ピーポー] となる。

実際、韓国人に発音して貰えば分かるが、 「水」 [mul] は
日本人の耳には絶対に「ムル」とか「ムレ」とは聞こえない。
また、音としても 「ムレ」 は、「群る」 の連用形くらいしか
該当単語はなく、そんな音に当てるのも相当不自然である。


【参考】帝京大学薬学部・木下武司教授
「比較言語学から見た日本語と朝鮮語」


氏のHPにも例が挙がっているが、例えば万葉集を任意の外国語
(英語であろうが朝鮮語であろうが)で解釈することは容易だそうだ。
そうしたものを「民間語源」と言うが、例えば「名前・namae」は、英語の
"name"、「斬る・kiru」は "kill" から、と言うのと同レベルである。

つまり、「牟礼」が朝鮮語 [mul] からなどと言うのは、地名で言えば
『テキサスは「敵・刺す」から来ている』と言うのと同じレベルの
トンデモ俗説である。

ここまで見た

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