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  • 2011/02/13(日) 12:19:49
平成22年上半期に日本民営鉄道協会が発表した、全国の大手私鉄16社の駅や車内で起きた、
駅員や乗務員を殴るなどの暴力行為の加害者年代のデータを書き出してみましょう。

・10代 3%
・20代 14%
・30代 18%
・40代 22%
・50代 10%
・60代 23%
・不明 10%

と、実はこのように60代が一番多いわけです。
電車内や駅の暴力事件だけではありません。万引き犯についても、高齢者が問題となっているのです。

警察庁の調べによると、ここ5年ほどの間に少年や若年層の万引き犯は減少しているそうなのですが、
65歳以上の万引き犯が、ここ20年間増加の一途をたどり、調査を開始した1986年以降もっとも多くなってしまっているというのです。

万引きというと軽く聞こえるかも知れませんが、万引きは窃盗犯罪なのです。
殺人や暴力、窃盗という犯罪行為をやってしまう高齢者が増加しているのは、
なんとも残念なことですが、当然、刑務所の中もいまや老人たちが増加しています。

平成20年度の『犯罪白書』では、「高齢犯罪者の実態と処遇」という特集をまとめていますが、
そこには高齢犯罪者の増加が著しいことと同時に、一般刑法犯検挙人員では,
高齢の女子の検挙人員は男子の半数近くいることなどが書かれており、

「今後,高齢犯罪者の増加を抑えていかなければ、『団塊の世代』が高齢に達するとともに,
現在よりもはるかに多数の高齢新受刑者が生まれるおそれがある」とも書かれております。
そして団塊の世代が高齢に達したいま、「凶悪化する若者たち」ではなく「凶悪化する老人たち」
という新たな社会問題が生まれてきているようです。

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