シリア情勢 Part.13 [sc](★0)
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- 2016/03/01(火) 15:17:05.19
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>>337の続き
全ての背景、全ての人生の歩みを持つ人々が長期にわたるシリア内戦の中で苦しんでおり、さらにここ
2年間でのイラクとシリアにおける過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭により、人道的な危機が大きく
増大している。
エル・モーネイヤー氏は、テントに住んでいる12歳以下の難民の子どもたち約45万人に教育の機会を
与えようとレバノン政府が試みているが、さまざまな理由によって、少なくともその半数が学校に行く
現実的な機会を得ていない。
カトリックとプロテスタント両方を含む地域教会も、難民を支援したり基礎的な教育のために共同のテントを
設置したりしている。しかし、不十分な環境にもかかわらず、ほとんどの家族のテントに小さなテレビと多くの
放送局を受信できる衛星放送用アンテナがあることに、SAT−7は機会を見いだした。
エル・モーネイヤー氏によると、番組「私の学校」は昨年、小学1年生の内容から始まった。カリキュラムは
シリアのものを採用し、レバノンのカリキュラムに合うように改変された。2016年には番組は小学2年生の
内容へと移り、全体の計画では小学5年生の内容まで継続することになっている。
エル・モーネイヤー氏は、使命は「希望、平和、赦し、和解のメッセージ」を放送することだと説明した。
「今が人間のウェルビーイング、キリスト教徒だろうと、イスラム教徒だろうと、全ての人のウェルビーイングに
貢献できるときだと感じています。私たちの使命は神の愛、イエスの救いを多くの人に示し、また同時に
一人一人のウェルビーイングのために努め、働くことです」
「努力し、彼らに人生のセカンドチャンスを与えることです。そしてこのセカンドチャンスとは、教育にあると
私たちは信じています。子どもを教育するとき、子どもは成長するにつれて考え、分析し、大学に行く機会を
得て、仕事を得て、結婚し、子どもを持ち、そして自分たち自身の社会に尊厳を持つようになるからです」
エル・モーネイヤー氏は、この放送による学校は中心となる教科の教育が焦点になっており、英語や
アラビア語の読み書きを教えるための例文はキリスト教的あるいは聖書的な価値観に基づいていることが
しばしばあるが、番組自体では宗教の考えは伝えないと述べた。
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