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  • 211
  •  
  • 2015/11/17(火) 21:37:10.35
>>210の続き

久山氏はまた、スンナ(スンニー)とシーアで色分けされがちな中東・欧米各国の関係図について述べた。同氏は、「『シーア』
とは『分派』という意味であり、イスラムの預言者ムハンマドの後継者を合議制で選ぶことを、4代目の後継者でムハンマドの
娘婿であるアリーの時代までやってきたが、ムハンマドの時代や初期の後継者の慣行(スンナ)や言行録(ハデイース)に
基づいて合議制で後継者を選んでいくのは『ペテン』であり『詐欺師』であるとした。これに対してアリーは、後継者は血の
つながりで選んでいかなければいけないとしてアリーを非常に持ち上げて、4代目からは、今までの後継者選出のやり方に
対立する分派が結成された。これがシーアであり、今までのカリフは全部間違っており、後継者ではなく、自分がその直系の
後継者だということで、この後、シーアの人たちは血族・血縁関係を大事にして後継者を選ぶということになった。それに対して
スンナの人たちは、ムハンマドが亡くなってからは、もうアッラーからの啓示は誰にも下っていない。だからスンナの人たちから
見たら、シーアの人たちが言っていることは間違っていることになる。この両者が対立して現在に至っている」と説明した。

久山氏によると、アサド大統領の場合は、シーアのうちでアリーを非常に大事にするアラウイー派(アリーを支持する人たちの意)
で、アッラーがアリーを伴って人間の体をとってこの世に7回も来られたと主張する一派だという。

「ロシアはアサド政権を基にして暫定政権を作って再出発すべきだとしているのに対し、アメリカはアサド政権を除いて再出発
すべきだという。その二つの考え方が対立している」と、久山氏は説明した。

難民に対する対応の問題について、安倍晋三首相は9月に国連総会の一般討論演説後における記者会見で「人口問題として
申し上げれば、われわれは移民を受け入れるよりも前にやるべきことがあり、それは女性の活躍であり、あるいは高齢者の
活躍であり、そして出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手があるということでもあります」などと語った。

ここまで見た

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