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  • 210
  •  
  • 2015/11/17(火) 21:36:09.92
>>209の続き

その上で久山氏は、「ドイツには、昔のナチスの極右の考え方を持って『難民なんてもってのほかだ』という人たちもいる。
ただドイツ全体としては、アウシュビッツなどでユダヤ人に対してガス室に送ったという体験を通して非常に反省していて、
一般国民も大半の人は受け入れようとしている。だから今はドイツへ行くと非常にいいだろうと思う」と付け加えた。

一方、欧米各国はシリア難民らの受け入れを通して、イスラムが入ってくることによる宗教や文化の違いによる葛藤を
懸念していると久山氏は指摘。「フランスではライシテ(laicite)と呼ばれる非宗教性あるいは政教分離によって、公立学校
などの公の場での服装などで宗教的なものはいけないとされるが、イスラムはイスラム教徒にとっては全ての上位にあって、
イスラムというアッラー中心の捉え方が人間の手によってコントロールされるというのは全くあり得ない。これに対して
キリスト教は皇帝がキリスト教を公認するとか、あるいは国教にするとか、そういう歴史を持っている」と久山氏は述べた。

また、湾岸諸国やイスラエルによるシリア難民の受け入れ人数が「0人」である理由について、久山氏は、「サウジアラビアは
大きい国で裕福であっても、何千人もISの戦闘員になっていて、要するに“ああいう連中”に荒らされたくないというのが
非常にあると思う」「イスラエルはアラブではないが、シリア・イスラエル間は今も決して平和な状態ではない」とし、ゴラン
高原の領有権をめぐる両国の争いを挙げた。

久山氏によると、シリア難民は周辺の5カ国へ400万人避難しており、シリアから出られない人たちが約800万人、全く
問題のない人たちも含めてシリアの全人口が約2200万人だという。

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