シリア情勢 Part.13 [sc](★0)
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- 2015/11/17(火) 21:34:12.98
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>>207の続き
「シリアは“アラブの春”以前は非常に安定していたが、“アラブの春”による民主化は失敗した。アサド(独裁)体制は
批判されているが、シリアでは半数近くの人はアサド体制を支持している」と久山氏は指摘。「アサド新大統領になって、
それ以前以上に弾圧をするようになってきたため、取り締まりが非常に強くなり、反体制勢力が幾つかできて現在に
至っている。そこへ“ダーイシュ”(アラビア語で「イラクとシリアにおけるイスラム国」の意、英語の略称でIS)が入って
きた」と述べた。
そして久山氏は、ダーイシュによってシリアが踏みにじられていると述べ、「ダーイス」はアラビア語で「踏みにじる者」の
意味だと付け加えた。
「ダーイシュは、(イスラム教徒の)トップでムハンマドの後継者であるカリフ(アラビア語でハリーファ)は1人だけでよい
とし、オスマン・トルコ帝国の時代のように緩やかな国境があるような状況へ戻していきたいと考えている。将来的には
ハルマゲドンを起こしていくことを考えているのではないか」と久山氏は語った。
久山氏は、政治状況とも絡む周辺国のシリア難民受け入れの実態について、トルコが194万人、レバノンが120万人、
ヨルダンが63万人、イラクが25万人、エジプトが13万人、サウジアラビア・クウェート・バハレーン・カタール・UAE
(アラブ首長国連邦)・オマーンといった湾岸諸国やイスラエルは0人だという。
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