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  • 515
  •  
  • 2014/04/30(水) 23:42:04.07
>>514
ポリエチレンの重合度は1万を超えますから、引っかかる端がほとんどありません。
表面に出た炭素原子のうち、1万個に一個だけ端があるという状態。
まあ、そこまでミクロに見なくても、髪の毛のキューティクルが確認できる電子顕微鏡のレベルでも
ササクレのないことが確認できるでしょう。

それと非常に長い鎖が絡み合っているという状態なので、
分子と分子をはがすのではなく、分子自体の共有結合を直接分断する必要があります。
共有結合がどのくらい強固なのかというと、ダイヤモンドの硬さです。
なのになぜポリエチレンが切れるのかというと、結合を切断するのではなく、
圧力によって変形させて結合を転移させる、つまり結合する先が隣の炭素原子に移って滑るのです。
そうやって滑ることによって最後には切れることになります。

圧力を掛けて変形させないと結合の転移が起きませんから、ハサミでは簡単に切れるものの、
刃物で圧力を掛けずに切ろうとしてもまったく切れないという状態になります。
刃先をどれだけ鋭くしても無駄です。金属原子のレベルにまで鋭くしてもダメです。
金属結合では共有結合に勝てません。

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