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  • 110
  •  
  • 2011/04/11(月) 19:53:43.66
wikiって粉末冶金の所か?
これは
>金属粉末を使う主な製法は焼結(プレス成形)であり
って書いてあるように焼結材の事だよ。
一部の難加工材にMIMが使われているみたいだけど
焼結材は空隙が避けられないから強度部材には適用しにくいんで
その多くが空隙を利用したフィルターや、潤滑材を含浸させた軸受けなんかが主な用途だよ。

コストに関しては理想を書いてるだけかな。
理屈ではそうなるけど、粉末鋼や焼結材共通のデメリットとして
粉末の製法上生産ロットが小さくなる。→大量生産によるコスト減が見込めない。
使用できる粉末径に制限がありロスが出る。→歩留の低下。
製作できる形状に制限がある。
ってのがあり、なかなか難しい。
簡単に言うと一般的な材料では
粉末の値段 > 溶製材の価格 + 加工費
になっちゃうから空隙を利用するような特殊用途にしか使われない。

本当にwikiの通りなら全部粉末冶金で造る様になると思わない?

圧延云々に関しては認識が間違ってるだけ
空隙率と圧延率から明白なんだけどなぁ。

結晶粒度に関してはその通りで
熱処理を失敗(あえて失敗って書く)すれば粗大化は逃れられない。
焼入れに必要最低限の熱処理以外は行わない事が理想。
なのに、「粉末鋼を鍛造で仕上ました」なんて平気で書くのも居たりする。

ちなみに結晶粒を見るのは電子顕微鏡(TEM?SEM?)なんか使わない。
エッチングして光顕で観察すれば十分。

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