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  • 27
  •  
  • 2004/11/16 14:41:33
>>17
大石先生の娘、奈津は戦時中の食糧難の辛さのあまりまだ青い柿を食べ、
食中毒で死んでしまうんだ。
先生と長男は泣きながら遺体を棺桶(引き出しで代用)に納める。
その時、先生は屋根に昇っていた南瓜のつるをむしってうらなり南瓜を一つ取り、
枕刀のゾーリンゲン包丁をグサリと突き立てる。長男は一瞬ぎょっとする。
「お前は知らんかったんだね。母さんの小さいころは、うらなり南瓜は子供のおもちゃ・・・」
そう言いつつ先生は包丁で南瓜を抉り、「家」を作って棺桶に納めるんだ。
泣けるシーンだよ。

しかし俺はそのあとの長男のしぐさが泣ける。
意地悪して、妹には絶対貸さなかった「知恵の輪」を長男は奈津の掌に握らせてやる。
しかし強ばった掌は知恵の輪を受け取らず、硬い音を立てて下に落ちる・・・

ここまで見た

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