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  • 2014/10/18(土) 19:10:48

苫小牧中央IC開設へ第一歩? 候補地で地質調査
(2014年 10/18)

地質調査でボーリング作業を行う関係者

 道は、道央自動車道の仮称・苫小牧中央インターチェンジ(IC)=苫小牧市高丘地区=の開設に向け、現地で地質と測量の調査に乗りだした。苫小牧中央ICの開設は、市や経済界の長年の要望事項で、事業主体の道が実現への一歩に踏みだした格好。開設時期はまだ未定だが、道は現地調査による事前評価を踏まえ、事業規模や工期など具体的な検討を進めていく見通しだ。

 苫小牧中央ICは、苫小牧東―苫小牧西IC区間17.6キロの中間に当たる地点に設ける構想。市内高丘の開設予定地で14日から着手した測量は、ICと本線をつなげる連絡路も想定しながら進める。また、16日に開始した地質調査は9カ所でボーリングを行い、最大25メートルの深さまで掘って地質状況を調べる。11月10までの予定で地質調査を行い、来年3月20日までに測量を終える。両事業費は総額5464万円を見込んでいる。

 18日も、調査を受注した札幌市の建設コンサルティング会社の従業員10人が現場に機材を運び込み、現況などを記録する測量作業を実施。IC建設工事の事前データとして必要な地質を調べるため、現場に足場を組み、ボーリング機器を使って土のサンプルを採取する作業も行った。

 道は「まだ事業化が正式に決まった訳ではないが、今回の調査を参考しながら、事業評価を進めていきたい」と話している。

 同ICが開設されれば、市中心部から最短距離で道央道への乗り入れが可能になり、地域振興につながるため、苫小牧市は1980年から毎年、道や国に対し設置を要望。今年3月末、岩倉博文市長が苫小牧商工会議所の藤田博章会頭などと共に要望書を提出した際、高橋知事は「観光振興や救急医療を含め大変重要な位置付けにある」とし、実現に意欲を見せていた。

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