なぜ日本は死刑制度支持者死刑原理主義者が多いのか [sc](★0)
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- 2015/11/07(土) 01:57:48.34
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国民の法的確信を最も客観的に現すものは世論調査である。
法的確信の定義は「国民の司法への信頼と順法精神」と考えるが、
仮に世論に圧倒的に支持される法を廃止した場合、
国民の法に対する意識が弱体化することを免れず、
治安の悪化や、警察や検察への不信および非協力が生じることになり、
その余波において、国民全体が不利益を被ることになる。
また「命には命をもって償わせる」ところの死刑は、
罪刑均衡の見地から鑑みて最も妥当な応報刑であり、
理論的にこれに対抗、拮抗するものはあるとしても、
これを超えるものはない。それ以外は”妥協”である。
また犯罪人の隔離についてであるが、懲役刑で一般社会から隔離しても、
刑務所内において刑務官や他の受刑者に対する加害性を排除できない
(受刑者Aは受刑者Bに対して無辜である)ことから、
再犯防止においては永遠に死刑には若くものではない。
残るは教育の可能性の排除を根拠にする論であるが、
無期懲役がほとんど終身刑化している法務省の動向を鑑みると、
少なくとも現状、凶悪犯罪者の教育が成功していると認めることは困難である。
確かに教育は欠くべからざる刑罰の目的ではあるものの、
現状それを目的に死刑を廃止することは、存在しないものを保証として
取引を求める行為であり、羊頭狗肉、詐欺にも等しいものであると言わざるをえない。
以上、応報刑論、法的確信、罪刑均衡、一般予防、特別予防のから鑑みて、
現状の日本では死刑がもっとも妥当な最高刑であり、
他の刑罰においては、これに勝るものはない。
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