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  • 2017/07/14(金) 01:52:25.19
敵に出血を強いて有利な講和に持っていくという戦略は、別に日本のオリジナルではないよ。
クラウゼヴィッツの『戦争論』第一編に記されている、軍事理論の初歩の初歩。
どうも敵に出血を強いることは戦略的に無意味と勘違いしている奴がいるみたいだから
『戦争論』の第一編第二章から、該当する箇所をここで引用しておく。


「一方が他方を完全に無力化できないような戦争では、双方の講和への動機は将来の成果とそれに必要な国力の消費の確からしさに応じて、強くなったり弱くなったりすることは明らかである。」

「敵の国力の消耗を増大させることを直接のねらいとする三つの独特の方法がある。
その一つの方法は侵略である。(中略)
第二の方法は、特に敵の損害を増大するような目標に志向される我が方の行動である。」

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