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  • 1
  •  
  • 2012/06/23(土) 20:31:32.19
前スレ:上代特殊仮名遣い
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1305988303/

立てた

ここまで見た
  • 229
  •  
  • 2012/10/12(金) 16:14:27.63
4母音と母音調和は両立しないと思う。
というのは母音調和による母音の対立があったときに、母音A,B,C,Dのうち
A,B対C,Dという形しかとれないからだ。これでは限られすぎる。
テュルク諸語に8つほど母音があるのとは事情が異なっている。
母音調和が存在した時代が4母音であった時代よりも前の場合、
4よりは多かった母音が合流していって4になり、その後また数を増やして4より多くなり、
さらにまたもどって最終的にaiueoにおちつくという変動を経たことになるが、
母音調和の「痕跡」といえるものが残っているのは不自然だ。分からなくなっているほうが自然。


ここまで見た
  • 230
  •  
  • 2012/10/12(金) 16:19:59.52
上代では今宵の音が「コ乙ヨ甲イ甲」だったらしいし、上代では母音調和や8母音への変化が終わってから既にかなりの時間が経ってたんだろうな
じゃなきゃ、オ段であるコ乙とヨ甲が共存する訳がない

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  • 231
  •  
  • 2012/10/12(金) 16:55:49.83
祖語において a i u ə の4母音説を採るなら、二重母音は有りうる組合せの
ai au aə ia iu iə ua ui uə əa əi əu (aa ii uu əə)
が、全てあったとは言わないまでも、おそらく大半が揃っていただろう。
さらに三重母音もあったかもしれない。

ところで、上代語に pi1to2- / puta-、mi1- / mu-、yo2- / ya- という対をなす一群の数詞があり、
これは一見、古い母音調和の痕跡のように見える。
しかし、>>229が指摘したように、祖語において陽母音 a u と陰母音 ə i が
語幹内で共存しなかったと仮定すると、上に挙げた二重母音のうち
ai aə ia iu ui uə əa əu
が存在しえなかったことになり、上代語と結びつけるのが困難な母音体系になってしまう。
祖語が4母音+多重母音だったならば、母音調和は無かったと言わねばならない。


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  • 232
  •  
  • 2012/10/12(金) 16:56:34.76
4母音祖語において母音調和があったとするには、多重母音に含まれる i u は
純粋な母音と同じものではなく半母音 ĭ ŭ 乃至 y w だったと考える必要がある。
その場合にありうる多重母音をすべて挙げると
ay aw ya yay yaw wa way waw
(iy) iw (yi yiy yiw) wi (wiy) wiw
uy (uw) yu yuy (yuw wu wuy wuw)
əy əw yə yəy yəw wə wəy wəw
となる。祖語のどの母音と上代語のどの母音を紐づけるか、少しややこしそうだ。


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  • 233
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  • 2012/10/12(金) 17:10:47.06
>>231を見て思いついた
4母音説が正しいかどうかは置いておくとして、逆に上代の少し前までは母音が8より多かったと考えたら駄目なのかな
少なくとも上代日本語に母音調和の痕跡らしきものがあり、3世紀にはその書き分けが上代より厳格だったことが分かってるけど、
日本語に母音調和が存在したと仮定して陽母音と陰母音を分類した場合、その比があまりにもアンバランスで不自然なのは周知の通り
だとしたら、上代では陰母音は1つしか存在しないけど、かつては陰母音が複数存在していたのが上代に既に他の母音と合流していたと考えたら母音調和の説得力は増すんじゃない?

あくまでも思いつきだから、何かしら突っ込まれるだろうことは分かってるけど

ここまで見た
  • 234
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  • 2012/10/12(金) 17:26:50.98
なるほど
モンゴル語やトルコ語のように円唇母音が4つくらいあったとかね


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  • 235
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  • 2012/10/12(金) 17:53:25.69
日本語の接頭辞と接尾辞で同じ形のそれでは用法が同じなのは何故なのか
接頭辞のかと接尾辞のか、同さと同さでは用法や意味がほぼ同一

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  • 236
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  • 2012/10/12(金) 18:12:40.28
母音の数は長母音と短母音、口母音と鼻母音を別に数えない場合、大体1〜9個を持つ言語で占められる。
母音が8つ以上の言語だと、aiueo5母音+ä,ö,ü,あいまい母音e のドイツ語とか、母音調和を持つテュルク語があるが、
母音体系を見ると、開口度は3段階か4段階(a-e-i/a-o-uか、eとoに広/狭が加わることもある)で
aiueoに中舌母音とか円唇前母音が加わる形で数を増やしている。
8母音説で仮定される体系(a,i,u,広いe 狭いe o 中舌母音2つ)をいじって母音を入れるとなると、
円唇前母音しかもう入れる空き間がないと思われる。
(平唇後舌母音は後の合流でiになるとは思えないので除く)

一番単純なのはöとüとiが合流して新たなiとなったと考えることだが、
eとoがある中でiと合流するとは限らない。また前舌母音の合流にひっぱられて後舌のほうでも合流が起きる可能性もある。

ここまで見た
  • 237
  • 233
  • 2012/10/12(金) 20:07:31.04
>>236
上代語の母音8つも舌の位置と唇の開き方で定義されてるけど、それを考えた時に大半が陽母音で陰母音が1つだけなんていう不自然な体系はおかしいと思ったんだ
母音調和というのは発音時のエネルギーを最小限にすることにより単語を発音しやすくするためのものであって、そのルールは舌の位置と唇の開きに因ってる訳じゃない
であるからには、舌と唇のそれが陰母音の側に属する消えた母音が上代語の前の時代にはいくつかあったんじゃないか?ということ

なんか、考えてることが上手く文章に出来てなくてすまない


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  • 238
  •  
  • 2012/10/15(月) 00:31:56.62
俺は、上代以前の日本語には母音調和なんか本来無くて、
有坂法則はo1とo2が統合されて区別を失う過程で生じたんだろうと思うよ。


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  • 239
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  • 2012/10/15(月) 00:48:21.40
po2, bo2, wo2 が po1, bo1, wo1に
→ o2の前後のo1がo2に
→ uの後のo2がo1に
→ aの前後のo2がo1に
→ mo2がmo1に
思いつきなんでかなり適当だが
こんな感じでo1とo2がに徐々に統合されたんじゃないかな

ここまで見た
  • 240
  •  
  • 2012/10/15(月) 14:22:35.75
陽母音が多くて陰母音が一つだけってそんなに不自然か?
陽母音 a o ū
陰母音 e
中性母音 u i
満洲文語はこんなだけど。

陽母音 a o1
陰母音 o2
中性母音 u i1
(二重母音由来? i2 e1 e2)
上代日本語はこれでいいかな?

満洲語も現代口語では文語より前舌母音が増えてるらしい。



ここまで見た
  • 241
  •  
  • 2012/10/15(月) 15:31:43.93
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Evenki_language
エベンキ語と満洲語の母音体系がかなり違うから
満洲語のほうが基層に扶余系言語の影響があって母音体系が変わったのか?
で、扶余系と日本語が同祖だから満洲語と上代日本語と似てるのか?
とも考えたが、ナナイ語を見ると満洲語にかなり近いから、違うか。
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Nanai_language


ここまで見た
  • 242
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  • 2012/10/15(月) 15:35:17.15
考えたらナナイ語も位置的には扶余系の影響受けててもおかしくはない場所だな。
ツングース祖語はどっちに近いんだろ。

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  • 243
  • 藤井游惟
  • 2012/11/17(土) 05:14:08.11
現代日本人(特に関西方言話者)は、今でも「有坂三法則」その他と全く同じ法則に基づいて、o1、o2を発音し分けています。
http://music.geocities.jp/konatarosu/Hakusonkou/6shou.html

ここまで見た
  • 244
  •  
  • 2012/11/21(水) 19:29:18.78
おい藤井游惟よ、スレ住人の指摘を悉く無視してまた出て来よって
貴様は随分しつこい奴だな
2ちゃんねるは貴様の商材を宣伝する場所じゃないんだ
管理人に広告費払ってから出直してこい

ここまで見た
  • 245
  •  
  • 2012/12/22(土) 18:16:30.91
なんで なが(長)+いき(息)→なげき なのに
あら(荒)+いそ(磯)は"あれそ"にならず"ありそ"なんだろう?

ここまで見た
  • 246
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  • 2013/01/07(月) 11:39:58.25
>>245 たぶんアクセントの違いが原因。
なが (長、LL)+いき (息、LH)>なげき (LLL)
あら (荒、HH)+いそ (磯、HH)>ありそ (*HHH <推定>)

ここまで見た
  • 247
  •  
  • 2013/01/19(土) 17:22:02.91
時代別国語辞典の上代編に、裸のオは乙類のオではないかという新説がある、と紹介されてますが
それについてのその後をフォローしたいんですが、何を読めばいいでしょうか?

ここまで見た
  • 248
  •  
  • 2013/01/19(土) 17:23:11.89
>>128
手話言語があるので、音を持たない自然言語も普通にあるよ
上代日本語がそうだってことはまずないが

ここまで見た
  • 249
  •  
  • 2013/01/19(土) 18:47:18.91
>>247
あの辞書が出た頃は新説だったのかな?
俺はア行のオはふつうにオ乙だと思ってるけど(大野四母音から考えて)。
その後については俺も知りたい。

ここまで見た
  • 250
  •  
  • 2013/01/21(月) 14:59:04.92
オ段の甲乙は円唇音かどうかの違いじゃないかという可能性から考えて
オとヲが本来はオ甲乙だったんじゃないかと疑っている
そうすると一応、全行埋まるんだよな

ここまで見た
  • 251
  •  
  • 2013/01/24(木) 08:40:19.61
もし全てのオ甲がuaからの縮約で生まれたんならオ甲は存在せずにワになっててもおかしくないけど、
オ甲のソースがuaだけかってのには疑問が残るな。

それとは別に/wʌ〜wə/→/o/って変化は普通に起こりそうだから、
そういう意味では平安初期のオ/ヲ対立が非円唇/円唇ってのはまるきり無いわけでもないかも。藤井じゃないがw

ここまで見た
  • 252
  •  
  • 2013/03/02(土) 20:19:36.02
重いので注意
オックスフォードの上代日本語コーパス
ttp://vsarpj.orinst.ox.ac.uk/corpus/ojcorpus.html

ここでは甲類のエがヤ行のエ(ye)として扱われてる
今の説ではそうなの?

ここまで見た
  • 253
  •  
  • 2013/03/05(火) 11:05:40.10
>>252
重すぎるわ、適度にページ分割せんかい、ボケって英語でメールだしといて。
フリーズしてもうたやないかい

ここまで見た
  • 254
  •  
  • 2013/03/05(火) 15:20:39.05
ためしにダウンロードしてみたら8.8MBあったぞ

ここまで見た
  • 255
  •  
  • 2013/03/05(火) 22:13:08.57
万葉集や記紀歌謡をちゃんと全部甲乙ヤ行エかき分けて書き下してるのって始めてみた

というか、むしろちゃんと書き分けるのがデフォじゃないのがおかしい

ここまで見た
  • 256
  •  
  • 2013/03/10(日) 23:58:56.23
エと江はちゃんと書き分けてあるが(エの元は江だから、よう考えるとこの書き方おかしいな)
セがseになってたり甲乙をwi,ye,woで通してたり何か変
仮にye,woは妥当だとしても、なら残存した行からしてiは"yi"でしょ

ここまで見た
  • 257
  •  
  • 2013/03/12(火) 00:25:24.79
ダウンロードしてみた。
>>252 ありがとう。

このファイル、中身がダブってるのかな。
試しに比賣とか比古とか検索してみたら
古事記歌謡も万葉集も同じ個所が二度ずつ出てきた。

i乙をwiと解釈するのは初めて見た。
考えられる解の一つだろうね。大勢とは思えないけど。
(yi : i、ye : e、wo : o という解釈の方が、少なくとも
上代特殊仮名遣い消滅直前のシステムとしては自然に感じられる)

ファイルが大きすぎるので、古事記歌謡1ファイル、
万葉集は巻ごとに1ファイルというふうに少しずつ分けて
テキストファイルにコピーしてみた。

ところがこれでは漢字の部分とローマ字の部分が分かれてしまって
一行にならない。EZHTMLというソフトを使ってテキストファイルから
htmlファイルに作り直そうとしているが、まだ1ファイルもできない。
万葉集20ファイル完成するのはいつのことやら。
だれかがメールを出してくれるか、先方に気が付くやつがいて修正
してくれるのを待つ方が早いかね。(当方他力本願なので)

ともあれ本来デフォルトであるべき甲乙分別の資料がほとんどない
のだから、やはりありがたいことだよ。
教えてくれた >>252 さんに感謝!

ここまで見た
  • 258
  •  
  • 2013/03/12(火) 05:37:24.51
記紀歌謡なら甲乙付いてるのあるよ。
ttp://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/syokiuta.txt
ttp://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/kojkiuta.txt

ここまで見た
  • 259
  •  
  • 2013/03/12(火) 23:59:51.14
>>258
ありがとう。

ここまで見た
  • 260
  •  
  • 2013/03/13(水) 04:08:11.32
eは基本乙類という認識なのかな?

>>257
初心者の自分の質問が、逆に役に立ったのなら
ありがたいです。

>このファイル、中身がダブってるのかな。
或伝 みたいな多少違うテキストも全文載せてるので、それのせいかもしれません


>i乙をwiと解釈するのは初めて見た。
どこでみたのか思い出せませんが、日本人学者の中にも
乙類をwi的にする説があるという解説を日本語で読んだ記憶があります
(見つけたら報告します)

ここまで見た
  • 261
  •  
  • 2013/03/13(水) 04:35:48.01
>htmlファイルに作り直そうとしているが、まだ1ファイルもできない。
ブラウザの”ソースを表示”などで、HTMLの形で落としてみてはどうでしょう?

ここまで見た
  • 262
  •  
  • 2013/03/13(水) 23:47:04.01
>>257
どうなんだろ。五十音に執着しすぎじゃね?
歴代スレで、繰り返し論じられる古典的問題だけどさ。

音声的に[ji]が存在しなかったのは、これは無論確実だけど、
音素的にも、/ji/(/yi/)は、上代語には存在しないんじゃないの?

現代語(共通語または東京方言)でも、「思う」を例にとって、
omowa naiなのに、omoWI masu, omoWU, omoWE ba, omoWE, omoWoH
だから、「い」「う」「え」「お」は、音韻的にワ行であってア行ではないのだ、
という人はまずいない。

ここまで見た
  • 263
  •  
  • 2013/03/14(木) 01:43:18.16
というか/ji/は不安定というか無理のある発音すぎる気が
よく母音の違いじゃなく子音の口蓋化じゃね?という話がこのスレでも出るけど、
イ段の口蓋化は発音しにくくて、エ段の口蓋化と同程度まで生き残れるとは思えない

ここまで見た
  • 264
  •  
  • 2013/03/14(木) 15:49:42.68
イ段は口蓋化がデフォで口蓋化しないほうが発音しにくいんじゃね?

ここまで見た
  • 265
  •  
  • 2013/03/14(木) 23:32:10.60
>>252作った人と思われるFrellesvigはイの甲類を音声的にyiと考えてるみたいだね。
http://vsarpj.orinst.ox.ac.uk/corpus/corpus.html#display
http://namakajiri.net/nikki/old-japanese-reconstructions/

森博達とかは、乙類をiとしてたけど、これって中舌から前舌への動きといってるんだよね。
yiみたいなもんじゃね?

ここまで見た
  • 266
  •  
  • 2013/03/14(木) 23:47:51.01
http://vsarpj.orinst.ox.ac.uk/corpus/corpus.html#display
http://namakajiri.net/nikki/old-japanese-reconstructions/

http://www.amazon.co.jp/gp/reader/0521653207/ref=sib_dp_pt#reader-link の読める所とhttp://ci.nii.ac.jp/naid/110009479840の書評を合わせると

語中の音は有声音化、濁音と清音の区別は、現在の東北弁や九州弁と同じく鼻音と前の母音の鼻母音化で弁別。
エは乙類エが基本でayかey、甲類エはye。
サ行音はサtsa、シshi、スsuかtsu、セshe、ソ甲swo、ソ乙tso
Frellesvigの復元的には、音声はこんなかんじになるんだろうか?

紫草能 muradzagyi no
尓保敝類妹乎 nyibob-yeru yĩmo wo
尓苦久有者 nyigu-gu arãmba
人嬬故尓 pyidõndũma yuwãynyi
吾戀目八方 waray kwobwĩ-may ya mo

語中で有声音化とか鼻音の前が鼻母音化とかどの範囲だかわからんけど。

ここまで見た
  • 267
  •  
  • 2013/03/14(木) 23:55:58.38
ムラヅァギュィ ノ ニュィボビェル ユィンモ ウォ ニュィググ アランバ
ピュィドンドゥンマ ユワインニュイ ワライ クゥォブィンマイ ヤ モ

ここまで見た
  • 268
  •  
  • 2013/03/15(金) 02:54:27.29
>現在の東北弁や九州弁と同じく鼻音と前の母音の鼻母音化で弁別。
東北と九州(と沖縄)にモーラがないから、
上代日本語はシラビーム言語だった、みたいな話だな。

シラビームって正直良くわからんが
東北の人に音で区切って書いてみてください、といった場合
学校で習ったとおり、「ン」も区切って書くよな。
つまり、シラビームってのは、当事者の意識じゃないんだろ?
何が基準になってるんだろう。

ここまで見た
  • 269
  •  
  • 2013/03/16(土) 21:32:56.74
エ乙がay,eyなんだったら
アの字とイの字二つで一音に当てて書いている例があってもいいようなものだが
それはあるの?

ここまで見た
  • 270
  •  
  • 2013/03/17(日) 21:10:49.48
wa wi we wo ya yu ye yo(甲)yo(乙)も二つの文字で表してる例がないなら、それも不思議じゃないんじゃない?
そもそも漢字自体が三重母音とかでできてる一音節も一文字で表してる文字だし。

むしろ二重母音じゃない説ってあるの?
いや、母音音声復元の根拠って、森博達の以外知らないけど

ここまで見た
  • 271
  •  
  • 2013/03/17(日) 21:13:14.54
kamu+i(甲)→kami(乙)
ama+i(甲)→ame(乙)

って説ならあったはず

ここまで見た
  • 272
  •  
  • 2013/04/13(土) 11:27:42.68
波照間方言では、キ甲と、ク+イに由来するキ乙と、コ乙+イに由来するキ乙の3種類がそれぞれ区別されてるみたいだね。
沖縄方言だと、キ甲と、ク+イに由来するキ乙が合流して、コ乙+イに由来するキ乙は区別される状態のようだ。
首里方言で、月(ツキ乙〜ツク)がツィチなのに、木(キ乙〜コ乙)がキなのはそういうことらしい。

ここまで見た
  • 273
  •  
  • 2013/04/18(木) 07:25:27.59
>ク+イに由来するキ乙と、コ乙+イに由来するキ乙

そもそも、上代語でこれの区別がはっきり判明している語ってあまり多くないんじゃないか?
クが茎、月、槻、尽く、コ乙が木、起く、ガ行まで入れても、グが過ぐ、くらいか。
少ない例からあまり敷衍して考えるのはどうなんだろう。

しかも木は上代東国でケ乙、沖縄の古語でケだから例外っぽいし。

ここまで見た
  • 274
  •  
  • 2013/04/21(日) 13:16:22.01
>>272
波照間方言では具体的にどんな語形になってるの?

ここまで見た
  • 275
  •  
  • 2013/04/26(金) 21:14:54.77
形態論的に論じてるの松本氏以外にありませんか?

ここまで見た
  • 276
  •  
  • 2013/05/05(日) 08:12:35.63
イ列の甲乙の別は、実はずっと後まであったのではないか。
四段活用動詞の連用形が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞の連用形は音便を起こさない。

付き1て→付いて 尽き2て→×尽いて
嗅ぎ1て→嗅いで 過ぎ2て→×過いで
会ひ1て→会うて・会って 強ひ2て→×強うて・×強って
飛び1て→飛うで・飛んで 伸び2て→×伸うで・×伸んで

万葉仮名から平仮名・片仮名に移った時、清濁の書き分けをやめたのと一緒に、
甲乙の書き分けもやめて、文脈任せにしたとは考えられないか。

ここまで見た
  • 277
  •  
  • 2013/05/05(日) 19:55:38.60
>>276 「つきたち (<つき2たち、月立)」→「ついたち」の例もあるからそれは違うだろう。
動詞の音便形は、イ列の甲乙の別のあった時代に既に型が決まっていたが、文献には現れず、
文献に現れるようになった平安時代には、新しい音便形は作られなかった、
ただし動詞以外はその限りではなかった、と考えるべきではないか。

ここまで見た
  • 278
  •  
  • 2013/05/07(火) 03:02:05.59
活用形はあくまで活用形だからね
他の品詞と異なった音韻変化をすることもありうる

ここまで見た
  • 279
  •  
  • 2013/05/11(土) 17:41:37.68
>>274
琉球方言新資料を用いた上代特殊仮名遣いの検討
http://www.academia.edu/1989545/_Reconsidering_certain_manyogana_distinctions_a_new_perspective_based_on_evidence_from_Ryukyuan_dialects_

キ甲
/sɨnu/ (着物)
/sɨmu/ (肝)
/sɨkuɴ/ (聞く)
/ɨsɨ/ (息)
/sasɨ/ (岬)
/basɨ/ (脇)
/sɨnu/ (昨日)

キ乙(コ乙+イ)
/kiː/ (木)
/ugiruɴ/ (起きる)

キ乙(ク+イ)
/sɨkɜɴ/ (月)
/sɨkɨpinʦɨ/ (月日)
/kɨsɨ/ (霧)
/hukɨ/ (茎)

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  • 280
  •  
  • 2013/05/13(月) 12:12:05.74
9月20日 18:00
猫を虐殺! 川崎市エリート職員を逮捕(夕刊フジ)
 猫虐待で川崎市のエリート職員が逮捕−。猫の体に粘着テープを巻き、
身動きがとれないようにして衰弱死させたとして、
警視庁蒲田署は20日、動物愛護法(虐待)の疑いで川崎市建設局用地第二課主査、
上原宏之容疑者(38)=東京都大田区西六郷=を逮捕した。

 調べでは、上原容疑者は今月9日ごろ、大田区仲六郷の区立仲三児童公園にいた
猫を捕まえ、胴体に粘着テープを巻き付けて自分の車に閉じ込め、
約1週間にわたり水も餌も与えず死なせた疑い。
猫の死骸(しがい)は近くの小学校の校庭で発見された。

上原容疑者は「仕事でストレスがたまり、イライラしてやった」
などと供述しているという。
現場付近では9月3日以降、衰弱死した猫7匹が見つかっており、
同署で関連を調べている。

 上原容疑者は明治大学政経学部経済学科卒業後、昭和62年に川崎市職員となり、
清掃局や宮前区役所を経て、平成13年から建設局に。
今年4月、主査に昇格していた。

 同市建設局では「非常に優秀な人材で、このような事件を起こすとは
想像もつかない」と話している。

Copyright 2002,TheSankeiShimbun.

フリック回転寿司
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