上代特殊仮名遣い 二音目 [sc](★0)
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- 2013/05/05(日) 08:12:35.63
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イ列の甲乙の別は、実はずっと後まであったのではないか。
四段活用動詞の連用形が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞の連用形は音便を起こさない。
付き1て→付いて 尽き2て→×尽いて
嗅ぎ1て→嗅いで 過ぎ2て→×過いで
会ひ1て→会うて・会って 強ひ2て→×強うて・×強って
飛び1て→飛うで・飛んで 伸び2て→×伸うで・×伸んで
万葉仮名から平仮名・片仮名に移った時、清濁の書き分けをやめたのと一緒に、
甲乙の書き分けもやめて、文脈任せにしたとは考えられないか。
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