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  • 2013/02/04(月) 21:47:51.95
>>1
現在の世界的な人権の感覚からすれば、「本人の意に反して家族の借金を背負って売春業者に身売りされ、
業者の財産権保護の立場から身柄を事実上拘束されている女性」というのは「性奴隷」以外の何物でもないからです。
また「本人としては不本意ながら売春行為を事実上強要され、一晩に多くの男性の相手をさせられた」ということは
「強姦」のカテゴリに入るのです。

この点に関して言えば、現在日本を含む世界中でヒットしているミュージカル映画『レ・ミゼラブル』がいい例でしょう。
ここでは、ファンティーヌという薄幸の女性がシングルマザーとして経済的な苦境から売春婦になっているという設定があるのですが、
今回ファンティーヌを演じたアン・ハサウェイは「明らかに売春行為を強要されている」というシーンの中から、
絶望の歌『夢やぶれて』を悲痛な演技と共に歌い上げています。

このファンティーヌは決して銃剣で強要されて売春婦になったのではありません。幼な子の養育費として不当な金額を請求される中から、追い詰められていっただけです。
ですが、売春相手の客に追い立てられる恐怖、そのような境遇に関する刺すような痛みの感覚をハサウェイは渾身の演技で訴えてきているのです。
「狭義の強制はありませんでした。でも広義の強制はありました」という「訂正」が「名誉回復になる」という考えは、このファンティーヌの痛苦を否定するのと同じです。
もっと言えば、この映画の持つ「未来への希望」というメッセージを否定することになります。
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/01/post-514.php

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