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  • 2014/09/06(土) 21:20:41.48
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 新たな汚染物質の浄化困難

SankeiBiz 4月29日(月)8時15分配信

井戸水で喉を潤し、夏には川や湖に入って遊ぶ。かつて至るところで目にした光景は、今や遠い過去の記憶となった。
次々と検出される汚染物質。困難な汚染源の根絶。水資源の無駄遣い。
水質は悪化の一途をたどり、飲料水の安全性に対する不安は高まるばかりだ。

中国国営新華社通信によると、関連部門が118都市を対象に行ったモニタリング調査では、地下水が基本的に安全であると認められた都市は全体のわずか3%にとどまった。
「昔は近所の池で魚やエビを釣って食べたものだ」。
釣りが趣味だという王さんは「工場が増え水質が悪化し、魚も少なくなった」と溜息をつく。

中国ではここ数年、飲料水に含まれる汚染物質の種類が増加、薬品やパーソナルケア用品、内分泌撹乱(かくらん)物質(環境ホルモン)を主要汚染源とする新たな汚染物質が検出されるようになった。
そして、こうした「新たな汚染物質により、水の浄化はさらに難しくなっている」と復旦大学環境工学学科の研究リポートは訴えている。

同大残留性有機汚染物質実験室の董文博教授によると、飲料水の浄化には
(1)生物化学的処理では、産業排水に含まれる塩素系農薬、ポリ塩化ビフェニル、多環芳香族炭化水素などの浄化ができない
(2)抗生物質が含まれていた場合、微生物による浄化が難しい
(3)消毒に使われる塩素が飲料水に残留するなど、飲料水を生産するプロセスで水が汚染される
−といった問題や危険が潜んでいるという。

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