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  • 2010/10/18(月) 21:33:49
【外信コラム】台湾有情 “躁”の台湾、“鬱”の日本
2010.4.27 02:55

 今月中旬、日本に一時帰国して活気のなさに驚かされた。通勤ラッシュの人々の押し殺した
表情や、静まりかえった住宅地。1週間後に戻った台北は相変わらず道路や地下鉄工事の
騒音が響き、立法院(国会)では与野党の女性議員が派手な乱闘を繰り広げるなど、実に
にぎやかだ。“躁(そう)”の台湾と“鬱(うつ)”の日本の対照が鮮明だが、日本の
症状はかなり深刻に思えた。

 台北に駐在して1年。台湾の人々の親日ぶりに心温まる思いを重ねる一方、住まいや
オフィスなどで騒音に悩まされることも多い。

 自宅そばのMRT(新交通システム)駅のホーム拡張工事は着任時から続き、マンションの
上下階や隣の改修工事も絶えることがない。道路は工事やモーターバイクの騒音と排ガスに
覆われ、息苦しく危ない。

 そんな喧噪(けんそう)の街から半日でたどり着いた、千葉県のわがニュータウンの
静けさはまるで別世界だ。

 高齢化が進み、昼間も人影がない。国道沿いに林立していたレストランや商店が、歯が
抜けたように立ち枯れたり、転業したりしている。車も減り空気もきれいで静かだが、
なんとも寒々とした思いにとらわれた。

 台湾も失業率約6%で経済は苦しい。中台統一をめざす中国とどう付き合うかで、
与野党対立も激化している。厳しい環境下で台湾はぼやぼやしておれない。四方を海で
囲まれた日本は甘えていないか。鳩山政権の経済、外交運営を観るにつけ、こんな思いを
禁じ得ない。(山本勲)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100427/chn1004270255001-n1.htm

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