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  • 450
  •  
  • 2014/02/01(土) 09:53:18.92
>>449
448です.同時に「君がまぼろしー死に至る手記」を入手して読んだ.
それによると,文庫本の後付けにあるような著者紹介には相当ミスリード
があって不正確.最初の手術後は健康で元気に生活していて,病気が表に
出てきたのは亡くなる前の数ヶ月に過ぎない.「悲しからずや」はエネル
ギッシュに文学に没頭していた時期に書いていたもので,平行して「涙で顔
を洗おう」の執筆もしていたし,やはり彼女自身が書きたかった題材だ
と考えるのが妥当だと思う.ただストーリーが平板だから,これはまだ
「素材」の段階で,生きておられたら別の物語に進化させて世に出して
いただろうと思うね.

「マリコ」の世界を堪能したなら,一度機会があれば「君がまぼろし」を
図書館などで読んでみるといいですよ.彼女が何を表現したくてあれを
書いたのか,痛いほどよくわかる.「悲しからずや」もまた同じ.
自分は「君がまぼろし」を読んで高谷さんをますます好きになった.

今年は彼女の50周忌の年ですね.ご冥福をお祈りします.

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