台湾の放射能マンションでガン増えず [sc](★0)
-
- 1
- 2011/11/05(土) 16:32:23.63
-
台湾北部で1982年に完成した約1万人が居住する1,700戸の大規模マンションであるが、
鉄筋コンクリートにコバルト60放射性元素が混入していて、住居内放射線レベルが極めて高いことが1992年に発見された。
(中略)
さて、このマンション居住者のがん死亡者はわずかに7名であり、これは驚異的な値である。
なぜかといえば、この台北地域のがん死亡率は年間10-3あまりで、
この死亡率から20年間にマンションの住民約10,000人のがん死亡者数を計算すると200名程度ということになるから、
これに比べると7名というのはがん死亡者数が5%以下になってしまったということになる。
http://www.iips.co.jp/rah/n&i/n&i_taiw.htm
-
- 9
- 2011/11/05(土) 20:21:06.00
-
一方その後の調査では
コバルト60が鉄筋に混入したアパート住民の健康影響調査
http://www.denken.or.jp/jp/ldrc/study/topics/cobalt_apartment.html
この発表は、同会議において大いに議論を呼び、米国エネルギー省(DOE)の仲介で
カナダの疫学調査の専門家が研究に加わり、さらに詳しい調査が行われることになりました。
その後2008年に台湾国立陽明大学による詳細な調査の結果が公表されました。
まず、一人ひとりの行動パターンから個人線量を求めた結果、平均の被ばく量は約48mGyでした(中央値6.3mGy、最大2,363mGy)。
被ばく量がわかった6,242人の中から、128人が追跡期間(1983〜2005年)中にがんと診断されました(台湾の国家がん登録で確認)。
性別や年齢を考慮に入れてその放射線による影響を調査した結果、全てのがんの発症についてのリスクの上昇は観察されませんでしたが、
以前の報告にあったような減少の傾向も観察されませんでした。さらに個々のがんを詳しく見たところ、白血病で100mGyあたり約1.2倍の
有意なリスクの増加が観察されました。女性の乳がんでも有意ではありませんでしたが、100mGyあたり約1.1倍の増加傾向が観察されました。
現段階ではまだ集団が若く(調査終了時点で平均36±18歳)、がんの症例数が少ないためはっきりした結果は得られていませんが、
調査は現在も継続されていることから、今後、低線量・低線量率の放射線影響についての情報源となることが期待されます。
-
- 10
- 2011/11/05(土) 20:22:28.06
-
汚染建物調査集団の調整済み危険率
がんの部位 症例数 100mGyあたりの危険率[1] (90%信頼区間)
女性乳がん 17 1.12 (0.99, 1.21)
CLLを除く白血病[2] 6 1.19 (1.01, 1.31)
[1]性別や年齢の影響を考慮済みの、被ばく量が100mGy増えた時にどのような割合でリスクが増加するか示した値。
[2]CLL(慢性リンパ性白血病)を除いた白血病。CLLは放射線によって増えないことがわかっているため、通常それ以外の白血病について放射線の影響を調べる。
このページを共有する
おすすめワード