苦難のメシア Part3 [sc](★0)
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- 1
- シオン
- 2012/04/26(木) 19:03:42.74
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メシアとして俺が今している政治活動は、
メディアの悪影響対策の考案及び制定。
恋愛の心理を分析して国政に伝え、それを世の反映させる、いわば恋愛革命。
死刑存廃論の論理を熟考。
ペット売買禁止法の考案及び制定。
全世界に於ける戦争法の考案及び制定。
同性愛の問題を調査・探究。
幼児虐待抑止を探究。
離婚抑止政策を調査・研究・思案中
などなど。
このスレはAAなど貼らずに実直に記していこうと思います。
Part2は、研究・吟味などする個人的なスレでまだ使います。
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- 25
- 2012/06/03(日) 07:55:35.84
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(中略)
この行事こそ夜が昼になる境目としての経綸であった。
面白い事には、清澄山は右の乾坤山の東方指呼の内にあり、全く姉妹山である。
又寺の名が日本寺というのも、右の神秘を暗示している訳である。
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- 26
- 2012/06/03(日) 08:06:52.86
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右は仏教に関する因縁をかいたのであるが、その他としては、儒教、道徳、支那学、漢方医学等々、
日本最初の文化は悉く支那、朝鮮から渡来したもので、近代に至って西洋文化が輸入された如く、
日本文化の殆んどは西から東漸したものであった。というように、初めから東に生まれたものは
日蓮宗以外全然なかったのである。
又茲で考えなければならない事は、右の如く西に発生した文化によって平和幸福な理想世界が
出来たとすれば何をか言わんやであるが、現実は全然その逆でさえある。成程今日唯物的には
立派な文明世界にはなったが、肝腎な人間の幸福は全然得られないばかりか、将来とても
得られそうもないと思うのは何人も同様であろう。それが為現在の人間は心の底には何等希望もなく、
その日暮しの内にも何かしら不安がコビリ附いているので、心の底には希望の光を求めて止まないのが
大多数の共通した観念であり、この欲求の中心こそ実に東方の光りであったのである。
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- 27
- 2012/06/03(日) 08:08:49.51
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右の如く私は文化の根本が逆の移動であった事をかいたが、その理は大自然の実相を見れば
よく分る。
即ち日月は東から生まれて西に向って運行する事である。これが真理である以上、東方に生まれた物こそ
永遠なる真そのものであるから、これを信じ行う人にして真の幸福を得られるのは断言して誤りないのである。
これを一言にしていえば、今日まで西から東へ押寄せた濁水を一挙に清めて、西へ押返し、
澄み切った水晶世界を造らんとするのである。
END
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- 28
- 2012/06/03(日) 08:12:05.75
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/ ..:::::::::::ヾハ`ヽ
/ .::::::::::::::::::::::::Y):..ヽ
. ! .::::i::::ハ:::::::::::::::トハ:::. i
| 从!⌒ リハハ:i::|ゞハ::::}
ヽ:l (●) (●)八::ゞソ
|~" ( "~ リ')::| The Purification of the Spirit means
. 、\__/ ,イ::::::| The Construction of the Crystal World.
ノ\__/|::|:::i:::|
(:;/ノ__ _,ノ:ノ:::|:::| だっちゃね!
/::::エ:::♥::::ー=彡イノ:∧
(:::::::::::Lapis::::::::::iー‐┬
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- 29
- 2012/06/03(日) 14:07:30.23
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三千世界の大清算
――世界最後の大審判はあるか?――
岡田茂吉師ご論文 (未発表、昭和10(1935)年頃に執筆と思われる)
昔から、世の終りとか、最後の審判とか言う事が、聖書等にあるが、それを詳しく説いた者は、
未だ無いようである。私はこの事について、はっきりとは言えないが、まあ夢物語とでもして、
あるとも言えるし、無いとも言えるという位の所で説いてみるのである。易者ではないが、
当るも八卦(はっけ)、当らぬも八卦位と思って貰えばよい。しかし無いとすれば、書く必要もないから、
まず、有るとして書いてみるのである。
私がいつも言う、夜の世界が済んで、昼の世界、即ち太陽が赫々(かくかく)たる輝きを以て昇るとする。
その夜から昼への移り変りの、あらゆる物象の変化を想像してみたいと思うのである。
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- 30
- 2012/06/03(日) 14:10:05.05
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言うまでもなく、夜と昼との、最も異る所は、暗さと明るさである。由来、罪悪なるものは真昼間、
公々然と行わるべきものはない。秘密と罪悪は、暗いところで取引される事は、誰もが知っている所である。
しからば、この夜の世界なるものは、何年位の期間であったであろうか。私の推測によれば、とにかく
三千年以上一万年位と推定されるのである。故にここでは数千年としておくが、この数千年の歴史を
振返ってみても確かに、夜の世界であったであろう事が肯かれるのである。国々、人々は、秘密と罪悪と
闘争に係りのない時代は、全く無いと言ってもよい位で、これを正しい神の御眼から御覧になったら、否、
我々凡夫の眼から観てさえも、暗黒時代であったと言うより外に、言葉はないのである。波瀾興亡常なき、
国と人との姿は、夜の空の月の盈虧(みちかけ)にも比すべく、悪人が、一時的にも時を得、善人が
虐(しいた)げらるる、歴史の姿をみては、全く悪魔横行の世界と思われるのである。
かような、罪悪に充ちた世界が、この暗黒時代が、数千年間も続いた事実を見たら、卓越せる、
いかなる時代の識者といえども、歴史に捉われて観るのも、無理は無いと思う。少くとも一切の批判に
これを標準として定義を下してしまう。優勝劣敗の言葉も、弱肉強食の言葉も、真理なるがごとき響を
与えるのも、こうした事によるからであろう。
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- 31
- 2012/06/03(日) 14:13:17.90
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しかしながら仮に、この数千年の歴史から、一段も二段も、否数段も飛躍したところの、高い見地に立って
見下してみたらどうであろう。それによれば、どうしても、この数千年に渉る罪悪堆積の世界が、一度は、
徹底的に、清算されなければならない様に、思われてならないのである。しかしこの事は、人の力では
到底、駄目である事は判っている。何となれば、人の方が清算される側に立っているからである。故に、
万一、清算なるものが在りとすれば、それは、神より外に行えない事は、自明の理である。そこで神が
行い給う、その方法を畏(おそ)れながら想像して、私はみたいのである。
それは、再三言うごとく、それが、太陽の輝く、昼の世界になるという事である。
光明が照し出すという事である。
しかし、私がこう言えば太陽は、毎日出ているではないか。別に、この外に、昼の世界があるはずが
ないではないかと言うであろう。しかし、私の言うのは、霊界の事である。この霊界と現界の関係は、
別の項で詳説するはずであるから、ここでは無条件に、霊界なるものを信じて読んで貰うより外、
致し方ないのである。
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- 32
- 2012/06/03(日) 14:15:21.98
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ここで私は、別方面の事実を挙げて論じてみよう。それは、私が日々病人を取扱っている関係上、
医者と異(ちが)う、独特の診断法を以て、各人を査べる時、実に驚愕するのである。
それは、あらゆる人の体内に滞溜されている汚物と言えば体裁がいいが、実は膿汁である。この膿汁と
毒血が、肉の中にも、血管の中にも驚く程多量に、いかなる人も有しているという、想像出来ない程の
事実である。私は今日の人間をみて、能く生命を保っているとさえ思うのである。
なる程、患者なればともかく、健康な人も、数多く見るが、膿汁の滞溜は病者と大差無いのである。
いつ重患が起るか判らないというだけの話である。この事実をみて、数千年間の、夜の世界に呼吸して
来たので、その罪穢による、汚濁の堆積であると思うより外はないのである。
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- 33
- 2012/06/03(日) 14:16:57.37
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即ち、夜の暗黒に相応した人間であるから、今日まではいい様なものの、もしこれらの人が、
赫々(かくかく)たる太陽の光明に照らされたとしたならば、一体どうなる事であろう。想像するだに
慄然(りつぜん)とするのである。
例えば、暗黒内に棲息した黴菌を、太陽の光に晒したら、どうなるであろう。又汚濁も塵埃も、夜では、
はっきり見えないからよいようなものの、白昼の明るさは、到底誤魔化し切れる訳のものではない。
これらによって見ても、太陽の光は、白昼の明るさは、あらゆる汚濁を浄めずにはおかないのである。
欺瞞は蔽(おおい)隠す事が出来ない。秘密は忽(たちま)ち暴露させる。罪悪は行い得ない。
不正は影を潜め、闘争は打断られてしまう。そうして、あらゆる物の狂いは、是正され、社会の機構は
合理的に動き、人は、公平なる時所位を得、善は栄え、万人生を楽しむ時代になるであろう。
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- 2012/06/03(日) 14:19:10.90
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ただしかし、この光明世界を信じられない人は、この時代に適合しない為に、その時までに、
没落の運命を辿(たど)るより致し方ないであろう。近くかような時代が、信ずると信ぜざるに拘わらず、
好むと好まざるに係らず、迫って来るとすれば、それを信じ得ない人々の状態は、どうであろう。今まで
隠し蔽(おお)せた罪悪が、秘密が、不正が、どしどし暴露して来る。又罪穢に充ちた身体は、
崩壊するより致し方がない。黴菌が、太陽の光に死滅する様にである。かように、今までの夜の世界とは、
全然勝手が違う時代が来る事は、予期し得らるるのである。
国と国とは、闘争の結果、それが双方悪である場合、どちらも滅びるであろう。正なるもの神の意志に
適合する者のみが残存し、そうして栄える事になるであろう。今日の、国際間の関係をみれば、
全世界は、一大争闘と、動乱の渦を起さんとし、それに捲込まれない国は無いと、断言し得られない
状勢である。全く、夜の世界の崩壊の、前奏曲とし、観られない事はないと思う。
私は、夜から昼に移るという、世界的大清算が、もしあるとすれば、崩壊や滅亡などという、
忌わしい事の無い様に、平和に、より安穏に、光明世界の来らん事を、念願してやまない者である。
END
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- 35
- 2012/06/03(日) 14:25:45.04
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. ゚ ! ~" ( "~ ソ| 。 文明の創造と光明世界の建設
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|::l\ _ /l:::::| 。 これが此のスレッドのテーマだっちゃよ。
i´ヽ:ゝヽ /:ノ:::ノ`i ゚ o
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- 2012/06/03(日) 14:34:21.66
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!/─\\\\彡!
〈l (●) (●) ヾ.) ☆ Music Time ☆
! ~" ( "~ ソ|
. 丶\__/ /::::| ♪ドイツの乾杯の歌
|::l\ _ /l:::::| Ein Prosit der Gemütlichkeit (ドイツ語動画)
i´ヽ:ゝヽ /:ノ:::ノ`i http://www.youtube.com/watch?v=IhPOaNrYjmM
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l ::::::::::::l~~~l:::::::::::::::l
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- 2012/06/03(日) 17:15:38.01
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■最後の審判■
岡田茂吉全集 『地上天国』12号、昭和25(1950)年1月20日発行 より
キリストのいった最後の審判とは、いついかなる形によって現れるものであろうかは、これは
基督者(きりすとしゃ)はもとより一般人も知らんとするところであろう。いよいよ時期切迫の折柄、
その片鱗をここに発表するのである。しかしこれは私個人の見解ではない。全く霊感によるのであるから、
一の参考とし学説として読まれん事である。
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- 38
- 2012/06/03(日) 17:18:21.97
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一体、最後の審判なるものは事実あるであろうかを、まず決めるべきである。
そうして仮にも世界をリードしている文化国民を中心に、数億の尊信者が絶対帰依している、キリストとも
いわるる大聖者があり得ざる事をあるといって予言するはずはない。もし本当にないとしたら、単なる
嘘つきという事になる。したがって、基督者ならぬ吾らといえども一点の疑いなく確信しているのである。
また私がこれだけは信じている、彼の大本教祖のお筆先にいわく 「神の申した事は、毛筋の横幅も
違わんぞよ」 という言葉はそのまま審判の予言に当はめても間違いないと思うのである。
また善悪についてこういうお筆先がある。「悪は根絶やしに致して善の世に致すぞよ」「悪の世は
済みたぞよ」「悪の世は九分九厘で厘止りに致し、一厘の仕組で善の世に振替えるぞよ」「いよいよ
世の切替時が来るぞよ」とあるのはいずれも最後の審判の意味でなくて何であろう。吾らが常にいう
これがいわゆる夜昼転換の事である。またお筆先に、「この世の大峠が来るから身魂を磨いておいて
下されよ」というところもある。これは夜昼の転換期を言ったもので、それを越すためには濁った
身魂では駄目だという意味である。
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- 39
- 2012/06/03(日) 17:20:07.07
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以上によって聖書の審判を基礎としお筆先の意味を検討する時、こういう結論になろう。
「すなわち大危機が迫っており、それを乗越すには心が浄(きよ)くなければならない。悪人は転落して、
永遠に滅びる」という意味である。とすれば、どうしても正しい信仰によって魂を浄め無事に
乗越さなければならないのである。しかしながら、世の中にはそんな馬鹿な事があって堪るものか。
神も仏も人間が造ったもので、現実にそんなものはあるはずがないという。唯物主義者は仲々
信じられまいが、その時になっていかに周章(あわ)てふためき神に縋るといえども最早手遅れで、
どうにもならない事になるのは、火をみるよりも明らかである。もちろん神の大愛は一人でも多くを
救わせ給うのであるから、神意を体する吾らとしては、繰返し繰返し筆に口に警告を与えているのである。
この事をお筆先には、「神は助けようと思って、筆先でなんぼ知らしてやれども、いつも鳴く烏(からす)の
声と油断を致していると、今に栃麺棒(とちめんぼう)をふるって、逆さになってお詫びをせんならん時が
来るが、その時になっては、神はそんな者にかもうてはおれんから、身から出た錆とあきらめて
往生致そうより仕様がないぞよ」とあるのは、それをよく言い表していると思うのである。
これについて、ノアの洪水の事を概略かいてみよう。
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- 40
- 2012/06/03(日) 17:29:14.08
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これは数千年か、あるいは数万年以前の出来事であろうが、無論古代ヨーロッパのある国に、
ノアという名の兄弟があった。その兄が今日でいう神憑りになってこういう事を示された。それは、
近く大洪水があるから、世人に向かって、大いに警告せよ。というので兄弟はすこぶる熱心に民衆に
向かって警告を与えたが、誰も信じようとはしない。数年かかってようやく六人の信ずるものが出来た。
神はまた方舟を造れと命じた。方舟というのは銀杏の実の形をした舟で、すなわち蓋(ふた)が
あるのである。ところが暫くして果せるかな、長雨が続いた。この雨を百日降ったという説と、
四十日という説があるが、とにかく長期間の豪雨には違いなかった。漸次水量は増し、人家はことごとく
水中に没し、僅かに山の頂のみが残った。人々は争うて舟をやり、または高山の上に登ったが、
意外にも猛獣毒蛇も人間と同様助からんとして、高山に、あるいは舟に登って来た。空腹のため残らずの
人間を喰殺したのであるが、方舟には蓋があるから、登る事が出来ず、八人だけは助かったのである。
その八人の子孫が、今日の白人の祖という事になっている。
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- 41
- 2012/06/03(日) 17:30:58.07
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次に、新約聖書に、ヨハネは水の洗霊をなし、キリストは火の洗霊をするという事が出ているが、
ノアの洪水がヨハネの水の洗霊であるとすれば、キリストの火の洗霊は、いよいよ来らんとする
最後の審判でなくてならない事になる。しかしながら水とは体的であり、火とは霊であるから、
吾らが今行っている、霊をもって霊を浄める方法こそ、全く火の洗霊である。すると霊から体に
移写するのであるから、火の洗霊が体的にいかに影響するか、これこそ空前の変異でなくてはならない。
といっても危機は悪に対してのみ表われ、善には危機はない事を知らねばならない。
この文を無信仰者に提供するのである。
END
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- 42
- 2012/06/03(日) 17:36:56.36
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- ―- 、. | γ::::///ヽ:ヽ <岡田茂吉全集・・
/...::::::::::::::.::ヽ | (::::::●) ●):i ___
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| | / 、,. l゚Y゚| .、ハ || \_/・\_│○ .|
| | / / |?| .l i || 岡田茂吉全集 |
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- 43
- 2012/06/03(日) 17:48:24.91
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■汚職の母体■
岡田茂吉全集 『栄光』250号、昭和29(1954)年3月3日発行 より
周知のごとく昨今次から次へと、芋蔓(いもづる)式に出てくる汚職事件には、
誰しもウンザリするであろう。恐らくこんなに汚職問題が一度に重なり合った事は、
未(いま)だ嘗(かつ)て例がないように思う。
もちろん司直(しちょく)の厳正な裁きによって、いずれは白黒判明するであろうが、
それだけで済まされないところにこの問題の重要性がある。というのは
今回のそれは別としても、昔から年中行事のようになっているこの
スキャンダルは、現われただけを裁いても、根本的解決とはならない以上、
どうしても徹底的根絶をしなければならないのである。
ちょうどゴミ溜に蛆(うじ)が湧くようなものであるから、そのゴミ溜の
清掃であって、これ以外根本的解決はないと共に、国民も大いに
要望しているに違いあるまい。
ただ困る事にはその原因である急所が分っていない事である。
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- 44
- 2012/06/03(日) 17:50:45.57
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ではその急所とは何であるかというと、それこそインテリ族の最も嫌いな有神思想であって、
実は汚職問題といえどもその発生の母体は有神思想とは反対の無神思想であるから
始末が悪いのである。
言うまでもなく無神思想とは、ズルイ事をしても人の眼にさえ触れなければ済むとする怪(け)しからん
考え方であって、しかも人智の進む程それが益々巧妙になると共に、出世の第一条件とさえ
思われている今日である。
これを実際に当てはめてみると、そうはいかないのが不思議である。なぜかというとなるほど一時は
巧くいったようでも、早晩必ず化の皮が剥(は)がれるのは今度の事件をみてもよく分る。しかしながら
彼らといえどもある程度は分っているであろうが、根本的観念がこの世に神は無いと固く信じている以上、
心の底から分らないため、たとえ今度のような結果になっても、真に悔い改める事の出来る人は果して
何人あるであろうか、疑わしいもので、大部分の人々はこうなったのはやり方がまずかったからだ、
智慧が足りなかったためだ、だからこの次の機会には一層巧くやって、絶対引掛らないようにしてみようと
思うであろうが、これが無神族としての当然な考え方であろう。
従ってこの根性骨を徹底的に叩き直すには、どうしても宗教によって有神観念を培(つちか)う事で、
それより外に効果ある方法は絶対ない。
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- 45
- 2012/06/03(日) 17:54:43.06
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しかも今日以上のような無神族が上に立っている限り、官界も事業界も古池と同様、腐れ水に
溝泥(どぶどろ)や塵芥(ちりあくた)が堆積しているようなもので、どこを突ついても鼻持ならぬ
メタンガスがブクブク浮いてくるように、今度の事件の経路をみてもそう思われる。
故に今まで分っただけでも、あるいは氷山の一角かも知れないが、これが国家に及ぼす損害や国民の
迷惑は少々ではあるまい。それどころか国民思想に及ぼす影響もまた軽視出来ないものがあろう。
言うまでもなく上層階級の人々は、陰ではあんな悪い事をして贅沢三昧に耽(ふけ)り、政党や
政治家などが湯水のようにバラまく金も、みんな国民の血や汗の税金から生み出すとしたら、
真面目に働くのは嫌になってしまうであろう。従ってお偉方が口でどんなに立派な事をいっても、
もう騙されてたまるものかという気になり、今までの尊敬は軽蔑と変り、国家観念は薄くなり、社会機構も
緩む事になるから、これが国運に及ぼすマイナスは予想外であると思う。
以上によってみてもこの問題の根本は最初にかいたごとく無神思想のためであるから、何よりも
この思想絶滅こそ解決の鍵である。それには何といっても宗教家の活動によって、神の実在を
認識させる事であって、たとえ人の眼はごまかし得ても、神の眼はごまかし得ないとする固い信念を
植付ける事である。そうなれば汚職事件など薬にしたくも起りようがあるまい。そうして今度の事件の
立役者は、高等教育を受けた錚々(そうそう)たる人ばかりで、地位、名望、智慧など
申し分ないであろうが、なぜアンナ事をしたかという疑問である。これこそ無神思想のためであるとしたら、
この点教育、学問と道義感とは別である事が分る。
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- 46
- 2012/06/03(日) 17:57:31.43
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そうしてこのような立派な人達が精一杯巧妙に企(たくら)んでやった事だから、知れる訳はなさそうな
ものだが、蟻の一穴(いっけつ)で、ちょっとした隙からそれからそれへと拡がって大問題となったので
あるから、どうみても神の裁きとしか思えないのである。
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- 47
- 2012/06/03(日) 18:00:17.23
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ここで今一つ重要な事は、日本は法治国といって誇っているが、よく考えてみると、これは飛んでもない
間違いである。何となれば法のみで取締るとしたら、法さえ巧く潜れば罪を免れ得て、悪い奴程得に
なる訳である。というように法という檻で抑える訳だから、人間も獣扱いであり、万物の霊長様も哀れ
片無しである。これが文化国家としたら文化は泣くであろう。
私は常に現代は半文明半野蛮時代と言っているが、これを否定出来る人は恐らく一人もあるまい。
またこれについての一例であるが、今仮に目の前に財布が落ちているとする。誰も見ていないとしたら、
普通の人なら懐へ入れるであろうが、断じて入れない人こそ神の実在を信じているからである。ところが
こういう人を作る役目が宗教であるが、これとに対して当局もジャーナリストもはなはだ冷淡で、
宗教を以って無用の長物視しているかのように、ともすればインチキ迷信扱いで、民衆を近寄らないように
する態度は実に不可解である。
これでは無神思想の味方となり、汚職問題発生の有力な原因でもあろう。
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- 48
- 2012/06/03(日) 18:02:03.05
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如上(じょじょう)の意味において、為政者はこの際豁然(かつぜん)として心眼を開き善処されん事である。
でなければこの忌わしい問題は、いつになっても根絶するはずもなく、これが国家の進運を阻害するの
いかにはなはだしいかは言うまでもあるまい。
ところでこれを読んでも例の通り馬耳東風見過ごすとしたら、いずれは臍(ほぞ)を噛む時の来ないと
誰か言い得るであろう。そうして今日国家が教育その他の機関を盛んにして、人智の開発、人心の
改善に努力しているが、肝腎な無神思想を根絶しない限り笊水(ざるみず)式で、せっかく得た智識も
善より悪の方に役立たせるのは当然であるから、その愚及ぶべからずである。何よりも文化の進むに
従い智能犯が増えるという傾向が、それをよく物語っている。
あえて世の識者に警告するゆえんである。
END
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- 49
- 2012/06/03(日) 18:08:25.31
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- ―- 、
/...::::::::::::::.::ヽ
/ ..:::: ::::/ \::::.ヽ
. /..:::/:::::/ ヽ l:.. i
l:::::::!:::/●) (●)|:::.l 『岡田茂吉全集』からの抜粋だっちゃよ。
!:::::l:::::l ~" ,, ~l::i:l
. 丶::_!::_! 、_, ノノノ これから魅力的な明主様(岡田茂吉師)の御教えを
j\_ _ / ___
/_\_m/ヽ /´ / 紹介していくっちゃね。
| l |___ヽ/// ρ /
| | o o| / ( ) ⊂)
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- 2012/06/03(日) 18:15:46.40
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- ―- 、
/...::::::::::::::.::ヽ
/ ..:::: ::::/ \::::.ヽ
. /..:::/:::::/ ヽ l:.. i ◎天国は美の世界
l:::::::!:::/●) (●)|:::.l ◎天国は芸術の世界
!:::::l:::::l ~" ,, ~l::i:l /´゚ゝ
. 丶::_!::_! 、_, ノノノ ミミ彡ノ
j\_ _ /_____从___
/_\_m/|┌────┐| ♪ I Could Have Danced All Night
| l |__.ヽ/ | | iPad .| | http://www.youtube.com/watch?v=DvT6Ygb_gJE
| | o o| | |______⊂)
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- 51
- 2012/06/03(日) 18:44:51.23
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/...:::::::::::::::.ヽ
/ ..:::::::::::/:::/ヽ:.ヽ
/ .:::i:::/:::// ヽ i:::.i
. i ::::i::l/●) (●)|::::l
|:::(|:::!~" ,, "~l::::!
ヽ:::ヽゝ r ― ァ ノノ
``|\`ー '/ _ < 読むのは銀。歌うのは金。
/`\  ̄ノ\ (::::::) ♪Reden ist Silber,jodeln ist Gold
/ ヽ  ̄ i D 三 http://www.youtube.com/watch?v=43B_9LBdx6Y&feature=related
Τ `i |\} \ゝ
◎http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/europa/1338140693/23からの転載
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- 2012/06/03(日) 18:57:36.88
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◇TEA TIME◇
リラクゼーション音楽
♪Alone in Kyoto / Air
http://www.youtube.com/watch?v=QJ4Pm0N8s78
) ) ,'
( (
r:'ニ二ニ;:、
|`ーー‐‐彡|_,
| TEA ...| ))
! ,;!
゙ー‐‐‐‐''’
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- 2012/06/03(日) 23:05:53.12
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■運命と自由主義■
岡田茂吉全集 『信仰雑話』P.40、昭和23(1948)年9月5日発行
宿命と運命についてよくたずねられるから説明をする。
まず、宿命とはその人に与えられた決定的のものであるから、いささかも換える事はできない。
しかるに運命は、限定されたある枠内の中は自由自在で、その人の努力次第で、枠内の最上位にまでは
到達なし得ると共に、その反対であれば下位に転落するのである。
今日人々の関心事となった自由主義なるものも右の運命とよく似ている。何となれば、
真の自由主義とは、ある一定の枠内に制約されているものであって、無限の自由は決してあり得ない。
真の自由とは、限度のある、即ち有限の自由である。故にその枠を越えた場合、それは他人の自由を
侵害する事となり、文化の反逆者となる事は、運命の枠を越ゆる場合、失敗者となるのと
同様の理である。
END
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- 2012/06/03(日) 23:09:06.75
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■運命は自由に作られる■
岡田茂吉全集 『地上天国』41号、昭和27(1952)年10月25日発行
これから運命についてかいてみるが、ここで知っておかねばならない事は、世人はよく宿命と運命とを
同一にしている事である。しかしこれは全然違うのでそれをかいてみるが、宿命とは生まれながらに
決ったものであるが、運命の方は人間次第でどうにでもなるもので、この点を知らなくてはならないのである。
誰でもそうだが、いくらああしたい、こうなりたいと思っても、仲々思うようにゆかないのが、前記のごとく
人各々の宿命という枠で決められているからで、それから抜け出る事は無論出来ないようになっている。
従って人間は自分のもって生まれた宿命の限度をハッキリ知る事が肝腎であるが、実はこれが仲々
難しいので、むしろ不可能といってもいいくらいである。
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- 2012/06/03(日) 23:10:54.73
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この限度が分らないため、自分の力以上の計画を立てたり、身の程知らずの望みを起したりするので
失敗するのである。ところがその場合でも早い内に気が付き、一旦陣を引いて出直せば苦しみも軽くて
済むが、宿命の限度が分っていないから、無理に押通そうとするので失敗を大きくするのである。
また世の中を甘く見すぎたためであった事ももちろんである。
そんな訳で盛返そうとしては失敗し、出直そうとしては腰を折られ、散々な目に遭ってやっと目が
醒める人が大部分である。しかしまだ目が覚めればいいが、中には不幸のドン底に陥ったまま
死ぬまで目の醒めない人も大いにあるが可哀相なものである。以上は信仰のない人の運命を
かいたのであるが、そこへゆくと信仰者は別である。
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- 2012/06/03(日) 23:13:24.10
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それについては霊の方面から説かねばならないが、つまり一切の苦しみは浄化作用である。
浄化作用といえば病気だけのように思うかも知れないが、決してそうではない。すべての悩み苦しみの
因はことごとく浄化作用である。
たとえば人に瞞され損をする、火事で焼ける、怪我や泥棒、家族の不幸、商売上の損や失敗、
金の苦しみ、夫婦喧嘩、親子兄弟の仲違い、親戚知人との争いなど何も彼も浄化作用である。
このように普通浄化作用といえば苦しみで曇りを除るより方法はないから、曇りがあるだけは免れる事は
出来ないので、曇りを減らすのが開運の絶対的条件である。つまりある程度魂が浄まれば、浄化の
必要がないから不幸が幸福に変る事になる。これが真理であるから、運は寝て待てではなく、運は
浄めて待てというのが本当である。
ところが前記のように苦しまないで魂が浄まるその方法が信仰であるから、無信仰者に幸福は
絶対ない訳である。しかし信仰にも色々あるから、立派な力のある信仰でなくては、真の幸福は
得られない。(以下略)
END
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- 2012/06/03(日) 23:18:05.96
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i .: `ヾ l ´ / ヽ 、l / 『運は寝て待てではなくて、運は浄めて待てというのが本当である』
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. ヽ ヽ  ̄ ヽ ! 明主様 (岡田茂吉師)
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■平和主義を考えてみる■
岡田茂吉全集 『栄光』184号、昭和27(1952)年11月26日発行
最近二つの民間平和会議が、しかも日本を中心として開かれたのは、特筆すべき一事であろう。
そうして一方は東京での亜細亜(アジア)における有力な仏教家の会合であり、他の一つは
広島においての世界連邦平和会議で、これは主にキリスト教の有力な人々の会合であって、
言うまでもなく両会共平和を念願とする人々の集りであり宣言や運動方法なども議題に上ったようだが
無論有意義な企てであって、吾らも賛意を表するにやぶさかではないが、これについていささか
かいてみたいと思う事がある。
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- 2012/06/03(日) 23:28:10.04
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というのは右の会合もそうだが、彼の平和運動の有力な団体としてのユネスコである。これは前者のごとく
宗教的ではなく、科学と道義を基本とした世界平和の実行運動であるからこれも大いに結構であるが、
これについて深く考えてみなければならないと思うのは鉄のカーテン内の国にはいささかも関係の
ない事である。もっともそれは不可能であるから致し方ないとしても、今のところカーテン外の国だけの
平和運動であるから、よしんばそれが思い通りに成功しても、所期の目的は達し得られない事は
分っている。何となればその結果は逆になって、恐るべき事態を招来するからである。
これについてまず現在の世界状勢をみてみると、何といってもその根本は米ソの対立である。しかも
両国共力の限り戦備の強化に奔命(ほんめい)しており、このまま続くとしたら、結局は最悪の事態にまで
立到るのは議論の余地はあるまい。としたらこの二大陣営の融合こそ恒久平和の道であって、それ以外
絶対あり得ない事は言うまでもない。
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- 2012/06/03(日) 23:31:02.28
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そうしてもし不幸にして第三次戦争が始まったとしたら、全世界の国という国は右のどちらかに
属している以上、ことごとく捲込まれるのはもちろん、いかなる小国といえども中立は不可能であろう。
としたらこれを想像しただけでも肌(はだえ)に粟(あわ)を生ずるのである。それだからこそ平和運動の
必要もある訳だが、ここで気が付かねばならない重大事がある。
それは何かというとこれらの平和運動によって、鉄のカーテン外の国全部が平和の空気が濃厚に
なるに従い、自然軍備の面が疎かになるに決っている。ところが相手の鉄のカーテン内の各国は
思い通り軍備が充実する事となる以上、イザという場合力ーテン外の国は一溜りもなく蹂躙されるに
違いない。としたらその時はどうなるであろうかを考えて見て貰いたい。恐らく平和主義者の理想などは
たちまち吹ッ飛んでしまい、どんな悲劇が生まれるか分らないであろう。それについても最近の
外国通信によれば、キリスト教中のある一派は、勝敗など全然問題にせず、自分等は絶対
軍備反対であると称し、頑として諾かないので手が付けられないらしい。なる程それも間違ってはいない。
確かに信仰の筋道からいえば本当であるが、といって万一国が滅びるとしたらどうであろう。無論信仰を
続ける事は出来まい。従って右のような極端な非戦主義は戦争敗北主義であり、自殺主義でもある。
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- 2012/06/03(日) 23:32:24.78
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そうはいうものの、私はどちらの可否も決定はしない。なぜなれば現在のごとき世界の動揺も危機も、
深甚なる神の経綸に外ならないからである。いつもいう通り神の仕組は人間の智慧や理屈で到底
判断出来るような生易しいものではない。その奥には奥があり、実に端倪すべからざるものである。
またもし分ったとして説明しても、人間の頭脳では理解出来ないから無駄である。
大本教の御筆先の一節に“細工は粒々仕上を御ろうじろ”という言葉があり、実に適切であると
私は常に思っている。
END
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- 2012/06/03(日) 23:36:15.98
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i .: `ヾ l ´ / ヽ 、l / 『極端な非戦主義は戦争敗北主義であり、自殺主義でもある。』
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. ヽ ヽ  ̄ ヽ ! 明主様 (岡田茂吉師)
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i .: `ヾ l ´ / ヽ 、l / 現在のごとき世界の動揺も危機も、 深甚なる神の経綸に外ならない。
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. ヽ ヽ  ̄ ヽ ! 神の仕組は人間の智慧や理屈で到底 判断出来るような
`ヾl、 .:' ー ニ入 il 生易しいものではない。
,i! 、 ´ , i;:!__ その奥には奥があり、実に端倪すべからざるものである。
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_,.-::::::::::l. ヽ_ _, ‐'´ /::::::::::::::::::: “細工は粒々仕上を御ろうじろ”という言葉があり、
:::::::::::::::;!rヘ -―-ニ 、 i:::::::::::::::::::::: 実に適切であると私は思っている。
:::::::::::::r' !_ ,.r ´ ヽ !:::::::::::::::::::::::: 明主様 (岡田茂吉師)
>>61からの一部抜粋
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- 2012/06/03(日) 23:56:57.73
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Music Time
♪ 「メサイア」から ハレルヤ・コーラス Hallelujah
http://www.youtube.com/watch?v=du_55EZFL0Q
/ヽ
/ ヽ
/ ヽ
/ ' " ´  ̄ `ヽ、
/,r '' " ´  ̄ ̄ ``丶、
/´ _____ ヽ
/ /::::// ヽヽ. /
! /::::!::/●) (●)i:|:i ./
丶. _!::: (l::l~" ,, "~l::|):!
ヽ:_ゞゝ r ― ァ ノノノ < Hallelujah
l\`ー '/
ノ \ _フヽ
{_ ヽ
| | Lapis )
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- 2012/06/04(月) 00:52:32.61
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,へ
\/ ヽ ( )
_/*+*`、 ( )
<_______フ )
从*゚∀゚从 〜 <大英帝国 第二の国歌は、この曲
/゙゙゙lll`y─┛
ノ. ノノ | ♪威風堂々第1番 / エルガー
. `〜rrrrー′ http://www.youtube.com/watch?v=3XVFttMYdLg
. |_i|_(_
Land of Hope and Glory,
Mother of the Free,
How shall we extol thee, who are born of thee?
Wider still and wider shall thy bounds be set;
God, who made thee mighty, make thee mightier yet;
God, who made thee mighty, make thee mightier yet.
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- 2012/06/04(月) 01:38:41.95
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,へ
\/ ヽ ( )
_/*+*`、 ( ) ◎ 「若しもこの世界から『悪』がなくなったら」
<_______フ )
从*゚∀゚从 〜
/゙゙゙lll`y─┛ 次に紹介する、このご論文は
ノ. ノノ | 未来世界を語られた内容だね。
. `〜rrrrー′
. |_i|_(_
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- 2012/06/04(月) 01:40:40.61
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■若しもこの世界から「悪」がなくなったら■
岡田茂吉全集 『栄光』197号、昭和28(1953)年2月25日発行 より
およそ人間一切の不幸の原因を突きつめてみると、ことごとく悪にあることは今更いうまでもないが、
そこでも私はこの世界からもし悪が無くなるとしたらという仮定の下に、想像してかいてみたのである。
それはまず第一病人がなくなることで、誰も彼も健康に恵まれ、仕事を休むようなことはなくなってしまう。
いつもいう通り病人の出来る原因は医学の誤りにあるので、いわば善意の罪悪であるから、
結果からいえばやはり悪に属するわけである。なるほど昔から医は仁術なりといって、人の命を助ける
立派な善の仕事と思っているのであるが、実はそれは大なる錯覚でしかないのである。
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- 2012/06/04(月) 01:42:33.60
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従ってこのことがハッキリ分り、是正されるとしたら、ここに病無き世界が出来るのは当然で、
人間は年中張切って働けるから、貧乏も争いもなくなり、幸福な家庭、平和な社会となるのは
間違いないのである。
というとまるで牡丹餅(ぼたもち)で頬(ほっ)ペタを叩かれたようなうますぎる話だが、
ここに困ることがある。というのはそうなるまでには一時的ではあるが、病気に関係ある一切の施設も
機械も不要となり、人的には医師も看護婦も、それに付随する製薬関係者を始め、各方面の
従業者ことごとくは失業するから、この解決が容易ならぬ問題である。
しかしこの結果国家国民に及ぼす永遠な利益を考えたら、何としても我慢しない訳には
ゆかないであろう。
その暁(あかつき)人間病気の心配がなくなるとしたら、現在のようにヤレ風邪を引くな、冷えるな、
食物に注意しろ、栄養が肝腎だ、外出から帰ったら含嗽(うがい)をしろ、食前には手を洗え、
衛生に注意しろ、黴菌を防止しろなどという面倒なことは一切なくなり、人間は何ら心配なく、
伸び伸びとして多人数の中でも、空気の悪い所でも薄着でも平気の平左(へいざ)で、
いとも朗らかに生きていられるので、これこそ本当の自由人の生活である。
しかも毎月の生活費中医療費がなくなるだけでも、どんなに楽になるか知れないであろう。
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- 2012/06/04(月) 01:57:43.63
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また各家の戸締も要らず、汽車や電車に乗っても、掏摸(すり)や置引の心配もなく
至極気楽な旅となるであろうし、また金借りが来ても返すに決っているから、余裕さえあれば
快く貸してやるから双方気持がいいのはもちろんであり、何の取引でも判証文や受取なども
要らないから、手数も省(はぶ)け苦情や裁判沙汰なども起りようがなくなるし、家族一同
健康であるから物質は豊かで、和気藹々(あいあい)たる家庭となり、
家族連れの物見遊山(ものみゆさん)なども大いに楽しみとなろう。
主人は主人で大酒を飲んだり外泊したりしないから、妻君の心配もなく、家庭争議など昔の夢と
消えてしまう。また子供も親に見習うから教えなくとも親孝行をするし、こうなっては民主主義も
封建思想もヘチマもあったものではない。そんな面倒臭いことは忘れてしまうからである。
それから警察や裁判所は、今の十分の一で事足りるであろう。というのは悪といえどもそう早く
なくなるわけにもゆくまいから、ヤハリある程度の争いや犯罪者も出るには出るであろうが、
今日のそれとは比較にならない程少なくなり、ほとんどは軽犯罪くらいで済むであろう。
しかも警察官も裁判官も、今日のような面目や感情などにこだわることなく、至極公平に裁くと共に、
被告も嘘や誤魔化しをいわないから、弁護士の必要もなくなり、簡単に迅速に運ぶのはもちろん、
贈収賄などもなくなるから、官公吏(かんこうり)、会社員、学校教員なども、
何ら気が咎(とが)めることなく、いつも明朗であるから、仕事の能率は上り、今までの何分の一の
時間で片付くであろう。
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- 2012/06/04(月) 02:00:43.33
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ここで最も大きな幸(さいわい)は、戦争がなくなることである。戦争こそ最大なる悪であるから、
これがなくなるとしたら、世界はあらゆる面における好変は想像もつかない程大きなものがあろう。
第一各国民の経済的負担は今より何分の一に減るであろうから、いやでも人間は幸福となり、
住みよい社会となるのはもちろんである。
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- 2012/06/04(月) 02:05:05.89
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以上悪のなくなった世界をかいてみたのであるが、まだ少しかき残したことがあるからかいてみるが、
まず何よりも一切の労力が何分の一に減ることである。
考えるまでもなく、今日の社会は悪による労力の無駄は誰も気付かないが、実は大変なものであろう。
従って悪が一割減ったとしても、国家はそれだけ楽になる。今年の政府予算九千九百六十億というので
あるから、一割減っただけでも約一千億はプラスになるわけで、その割で税金も減ることになるから
税金地獄からも救われるであろうし、その上二割となり、三割となるとしたら、金も物資もあり余って、
人間は今までの半分以下の働きで充分であるから、まず一日三時間働けば済むことになろう。
そこで後の時間はそれぞれ自己の趣味や勉強の時間に当てればいいので、ここに初めて人間としての
生甲斐ある人生となり、文字通り鼓腹撃壌(こふくげきじょう)の世の中となる以上、至る所壮麗なる
大建築が出来、華麗な劇場やあらゆる娯楽機関の発達は固(もと)より、
百花爛漫(ひゃっからんまん)たるパラダイス、山水を取入れた大国立公園や植物園、
特殊の私的庭園等々も続々出来るのはもちろん、半公園式街路も方々に出来、交通機関の発達と
相まって、人間旅行の楽しみは今日の何倍となるであろうし、壮麗な美術の殿堂は、各国競って
設けることになるから、文化の光は地上に漲(みなぎ)るであろう。
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- 2012/06/04(月) 02:08:48.75
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そうして人間は健康と肉体美増進のためと、競争意識を満足させるため等でスポーツは
益々旺(さか)んになり、大グランドは各地に設置されるであろう。
以上のごとき世界となるとしたら人間は今日のごとく機械的に扱われることなく、自己意識のままに
働くからむしろ楽しみとさえなるのである。また食生活においてもその進歩は素晴しく、豊富なる食料と
調理の進歩と相まって、一般人民の食生活は現在とは比較にならない程改善されるであろう。
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- 2012/06/04(月) 02:14:32.31
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まずザットかいただけでこのくらいであるが、これを読む人はなるほどそうなったら結構には違いないが、
それは単なる夢であって、実現の可能性はあるわけがないから、
絵にかいた御馳走にすぎないというかも知れないが、私はその可能を断言するのである。
それには前記のごとく悪の絶滅が根本条件であるから問題はそれ次第である。ところがそれこそ
今や正に来たらんとする最後の審判であって、これによって悪は全く追放されるのである。
ただそうなるまでには一大難関があるので、それを突破してこそ真の幸福者となるのである。(以下略)
END
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- 2012/06/04(月) 02:26:42.36
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, ' ヽ
l⌒i彡イノノノ)))〉
乙!(| | ( | | | l
| ! !、'' lフ/||__ < Amazing grace, how sweet the sound ♪♪
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/ /|リ l リ il mare dei suoni
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ァ / ! l | |
. `‐L_L|_」┘
|_i 、⌒)⌒)
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- 2012/06/04(月) 03:14:07.08
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■救主と贖罪主■
岡田茂吉全集より 昭和10年9月15日
世間往々、救主(すくいぬし)と贖罪主(しょくざいしゅ)とを混同している。
然し、実際は天と地程の相違がある。
贖罪主とは、罪の贖(あがな)い主である。
彼のナザレの聖者イエスが、世界万民の、罪の贖いの為に、十字架に架かったのは之であった。
之こそ、大いなる贖罪主であった。
贖罪とは、罪人の代理又は代表者となって主神に対し奉り、罪の赦しを乞うのである。
故に、言い換えれば、謝罪主であり、赦される側である。
それに引替え、救主とは、贖罪主が、赦しを乞うのに対し、その罪を赦す権威者である。
然し、今日迄、贖罪主としては、大小幾人もの聖者が出たが、未だ、赦し主たる、救主は、出現されなかったのである。
その点を充分識っておかなければならない。
END
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