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- 2024/05/16(木) 12:13:48.66
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財務省が17日発表した2023年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆8919億円の赤字だった。3年連続の赤字となったが、輸出が前年度比3.7%増の102兆8983億円と過去最高を記録。
赤字額は過去最大だった前年度の22兆579億円から大幅に縮小した。
輸出額が100兆円を超えるのは初めて。米国向けハイブリッド車の輸出などが好調で、自動車は30.2%増の17兆8771億円と過去最大だった。
輸入は10.3%減の108兆7901億円。石炭が40.8%減、液化天然ガス(LNG)が31.7%減と大きく減少した。原油も18.4%減と3年ぶりにマイナスに転じた。
円安が進んだものの、資源価格が下落したほか、いずれも輸入量が減少した。
国別の貿易収支は、対米国が9兆1356億円の黒字。対中国は5兆9287億円の赤字だった。中国向けの食料品輸出額は33.6%減の1631億円。
東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う日本産水産物の全面輸入禁止が影響したとみられる。
同時発表された24年3月の貿易収支は3665億円の黒字(前年同月は7509億円の赤字)。輸出が増加し、3カ月ぶりの黒字となった。
https://equity.jiji.com/commentaries/2024041700291g
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