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とがった道具で刺された形跡が見つかった縄文人骨と、刺すのに使ったと想定される鹿の角(東京大総合研究博物館提供)
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20240404-00000000-jij-000-4-view.jpg

 約100年前に岡山県倉敷市の貝塚から出土後、東京大総合研究博物館で所蔵している縄文時代前期(約6000年前)の頭蓋骨に、とがった道具で刺されたような形跡があるのを、資料整理中の学生が見つけた。他の縄文時代の人骨にも似たような形跡があることが判明。弥生時代と比べ平和とされる縄文時代の人の暴力や、死後の儀礼的行為の存在を示唆するという。論文は4日、日本人類学会誌に掲載される。

 東京大大学院修士課程2年の平野力也さんは2022年12月、同博物館の収蔵品の整理中に頭蓋骨を手に取った。前頭部に楕円(だえん)形の穴があり、過去の研究で「輸送時の破損」とされていたが、穴の形状などから人為的な損傷を疑い、詳しく調べることにしたという。

 平野さんと同博物館の海部陽介教授が、頭蓋骨をCTスキャンなどで調べたところ、鹿の角などとがった道具で、近距離から突き刺された可能性が高い事が分かった。また、他の三つの縄文時代の頭蓋骨にも、同様の形跡があった。

 弥生時代以降に死体を損壊する儀礼的行為が見つかっていることなどから、平野さんは縄文時代にも同様の行為があった可能性を指摘。「まずは、全国で見つかった縄文人骨に人為的損傷の見落としがないか探していきたい」と話している。

4/4(木) 0:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c90a56ec34cec07ee659c916c2476512e6389226

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  • 2024/04/04(木) 04:05:56.51
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フリックゾンビ
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