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- 2023/09/19(火) 18:57:04.93
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>>359
■マリファナの長期使用で起こる、生殖機能に対する慢性的な悪影響
男性と女性がそれぞれもつ、特有の生殖機能は、脳下垂体から分泌されるホルモン(卵胞刺激ホルモン:FSH、黄体形成ホルモン:LH、プロラクチン)によって調節されていますが、マリファナには、FSH、LH、プロラクチンの分泌を抑制する作用があり、長期使用によって男性ホルモンならびに女性ホルモンの分泌低下が続けば、男性における精子数の減少や女性における月経異常を引き起こして、不妊の原因となると考えられています(NIDA Res Monogr 44: 82-96, 1984)。
また、女性が妊娠中にマリファナを使用した場合には、2つの懸念があります。1つは、流産のリスクが高まることです。マリファナによってもたらされるホルモン分泌異常が、妊娠の維持を妨げるためと考えられます。もう1つには、マリファナの成分は、脂溶性が高く、胎盤を容易に通過して胎児に移行するので、母がマリファナを吸うと、お腹の赤ちゃんも同時にマリファナに曝されることになります。催奇形性や胎児毒性に関する研究データは十分ではありませんが、赤ちゃんの成長を妨げる可能性が指摘されています。
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