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- 359
- 2023/09/19(火) 18:56:28.50
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>>357
■マリファナの長期使用で起こる、呼吸器系に対する慢性的な悪影響
マリファナの長期使用による身体的影響として、まず挙げられるのが、呼吸器系への悪影響です。マリファナは、喫煙による摂取が一般的であり、そもそも喫煙は肺に有害です。マリファナに限らず、物を燃やしたときには有害物質が発生するので、それを吸い込むと、のど、気管支などの気道や肺に良くないことは、誰でも分かるはずです。しかも、知らないで煙を吸い込むのとは違って、積極的に体に取り込もうとマリファナを吸っている人の場合、煙を長く深く吸い込みますから、より多くの有害物質に暴露されることになり、咽頭炎や気管支炎が起こりやすくなます。
マリファナのタール(熱分解されて発生する黒褐色の油上液体、いわゆる「ヤニ」)には、強い発がん性のあるベンゾピレン(正式にはベンゾ[a]ピレン)という物質が、タバコのタールよりも70%多く含まれているというデータがあります(Experientia 32(3): 280-282, 1976)。マリファナの煙に含まれる成分が、ヒト細胞の遺伝子を損傷するという報告もあります(Chem Res Toxicol 22(6): 1181-1188, 2009)。また、マリファナ吸煙の有害性によって、肺がんのリスクが高まると言われています(Adv Exp Med Biol 952:31-34, 2016)。
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