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- 2023/09/19(火) 17:41:28.20
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>>265
■大麻ツーリズムの次の中心地は?
アムステルダムの後継者と見なされる国々の中で頭1つ抜けているのはタイだ。タイは長年、薬物を厳しく取り締まってきたが、2022年に医療用大麻を合法化した。そのせいか数千の嗜好目的の大麻ショップ(ディスペンサリー=元は薬局の意味)があり、大麻目当ての旅行者の主要な目的地になりつつあると、英スコットランドのグラスゴー・カレドニアン大学で観光学の講師を務めるマイケル・オリーガン氏は言う。
「タイには現在、旅行者の大麻の利用を規制する法律はないに等しく、ほぼ野放しの状態です」と、オリーガンは言う。「アジア中から大麻を求める旅行客がタイに集まっており、いずれヨーロッパからも多くの人が向かうことになるでしょう」
タイの大麻ショップの主な顧客は旅行客だと、大麻ショップを紹介するウェブサイト「ハイ・タイランド」の広報担当であるメンデル・メナヘム氏は説明する。中でも旅行者に人気の目的地はバンコク、プーケット、サムイ島、そしてチェンマイだ。これらの場所には大麻を実質的に自由に買える店が多い。
また、大麻の家庭栽培も解禁され、100万人以上のタイ国民が栽培者として登録していると、バンコク大学で観光学の助教を務めるピパットポン・ファクフェア氏は言う。しかし、タイの大麻関連法は複雑で、合法とされるのは精神作用のある「テトラヒドロカンナビノール(THC)」の含有量が0.2%以下の品種に限られていると、注意を促した。
これは嗜好用の大麻としてはとても低い。米国カリフォルニア州の大麻ショップでは35%のものが売られている。「タイが大麻ツーリズムの中心地になるには、大麻の売買に関して厳格なガイドラインと規制が必要だと思います」とファクフェア氏は言う。
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