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- 七波羅探題 ★
- 2023/05/27(土) 07:12:44.22
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山陽放送5/26(金) 20:01
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rsk/499380
栄養価が高く美容や健康に役立つとされる植物「モリンガ」を、ニワトリにエサとして与える研究が岡山市内で始まりました。これまでにニワトリの寄生虫が減ったという実験結果が出たほか、卵の栄養価UPにもつながるのではと今後に期待が寄せられています。
(ヒューマン・ヘルス 清水芳雄さん)「これがモリンガの根を粉末にしたものです。ニワトリの飼料に混ぜて食べさせます」
モリンガは北インド原産の植物で、葉の部分の栄養価はカルシウムが牛乳の17倍、食物繊維はキャベツの12倍あるとされ、「スーパーフード」として注目されています。
モリンガをニワトリのエサとして与える研究に取り組むのは、岡山市北区の岡山大インキュベータで活動するベンチャー企業「ヒューマン・ヘルス」です。
(ヒューマン・ヘルス 清水芳雄さん)「これがモリンガの根っこです」
エサに使うのは「モリンガの根」です。ヒューマン・ヘルスでは岡山県内で栽培されたモリンガを健康食品として加工・販売しています。
代表の清水さんはこれまで加工する際に廃棄していた、モリンガの「根」の部分について活用策を考えていました。
(ヒューマン・ヘルス 清水芳雄さん)「葉に栄養があるので、根っこにも根にもそれだけのものがあることが期待できる」
■ニワトリの餌にモリンガ 付加価値の高いタマゴが期待
清水さんは去年(2022年)から今年にかけて、岡山大学とモリンガの根の粉末をヒヨコに与える実験を行いました。その結果、ヒヨコの体内から検出された寄生虫の量が粉末を与えていないものと比べ、約20分の1だったということです。
「(モリンガの根の粉末を)だいたいこのくらいを混ぜます」
実験結果をもとに、清水さんは今月15日から岡山市中区の山中でニワトリを飼育する男性と協力し、採卵用のニワトリに「モリンガ」の根の粉末を与える研究を始めました。
(ニワトリを飼育する青木隼さん)「病気にはそんなにならないですけど、ゼロっていうわけではないですから。元気に成長しつづけてくれれば…」
清水さんが今回の研究で目指すのはタマゴの栄養価UPです。
(ヒューマン・ヘルス 清水芳雄さん)「ニワトリがモリンガを食べることで、タマゴにも高い成分が出てくる可能性があるので、それを非常に期待していまして。モリンガタマゴとして付加価値の高いタマゴを販売できるようになるかもしれません」
スーパーフード「モリンガ」でニワトリの元気も引き出したい!新たな活用策として今後の研究成果に期待が寄せられます。
【スタジオ】モリンガですが、栄養価の高さだけではなくCO2・二酸化炭素の吸収量が、身近な植物と比べて数倍という結果も出ていて「ミラクル・リーフ」とも呼ばれているんです。
今回、ニワトリに与える「根」の部分について、清水さんは今後、栄養価を分析した上で、タマゴの栄養価UPやニワトリの健康状態などについても調べていきたいとしています。
RSK山陽放送
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