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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220923/k10013833001000.html
(動画あり)

博物館などで古文書食べる害虫「シミ」相次いで発見 外来種か
2022年9月23日 18時21分

博物館などで紙の資料を食べることから害虫とされる「シミ」について、国内ではこれまで報告が無かった種類が全国で相次いで見つかっていることが分かりました。従来の「シミ」より繁殖力が高いとみられ、専門家は、文化財などに被害が出るおそれがあるとして、対策が必要だとしています。

東京文化財研究所などのグループによりますとこの数年、国内の博物館などからこれまで知られていた種類とは異なる「シミ」が相次いで報告されたことから、DNA解析などを行ったところヨーロッパや中米などに生息する外来種とみられることが分かったということです。

この「シミ」は体長が1センチほどで色が白っぽいということで、グループでは、和名として「ニュウハクシミ」と名付けました。

グループによりますと少なくとも国内の7か所で確認され、
繁殖力が非常に高いため、従来の対策では十分ではない可能性があるとして全国の博物館などに注意を呼びかけています。

従来のシミは、捕獲されても、1か所で1匹、2匹程度だったのに対して「ニュウハクシミ」は100匹以上捕獲されたケースがあったということです。

また、これまで見つかった「ニュウハクシミ」は体の特徴からすべてメスで、研究のためにメス1匹だけを飼育しても次々と増えたことなどからメスだけで繁殖できる可能性があるということです。

国内での詳しい実態は分かっていませんが資料の貸し借りなどを通じて「ニュウハクシミ」が広がったとみられるということです。

東京文化財研究所などのグループでは、詳しい生態が分かっておらず、従来の対策だけでは文化財に被害が出るおそれがあるとして、全国の博物館などに注意を呼びかけるほか、殺虫剤など駆除の方法について研究を急いでいるということです。
(一部略 詳細はリンク先で)

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