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  • 2018/04/20(金) 06:43:18.40
>>197
2011.05.06
アイスランドの今年初のナガスクジラ肉輸出は3月の震災後に約290トン
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/64383821.html

ゲンダイネットではアイスランド産ナガスクジラと明言している。
【…宮城県石巻市で、地元の人たちに元気を出してもらおうと、連休中の3日間、鯨肉料理の炊き出しが行われる。
これは壊滅的な被害を受けた地元の有力水産会社・大興水産が中心になって行うもので、同社の取引先であるアイスランドの鯨専門会社が被災者を励ましたいと申し出た。
鯨の種類は最も美味とされるナガスクジラでアイスランド産。】

NHK報道局の公式ツイッターでは、「支援物資として贈られた」 とあるが、「無償提供」 なのかどうかは不明。
(NHK科学文化部のブログには、この炊き出しについての投稿はない。www9.nhk.or.jp/kabun-blog/)

【かつて捕鯨基地として栄え、津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市で被災した人たちを元気づけようと地元の水産会社が鯨料理の炊き出しを始めました。(5/1)
…今回の津波で鯨を扱う水産会社の工場や冷凍庫が流されて鯨の肉が供給できない状況が続いています。
そこで、市内の水産会社が海外で捕鯨が盛んなアイスランドの業者から支援物資として贈られた鯨の肉およそ950キロを使ってきょうから炊き出しを始めました。
会場では、煮込んだ鯨の肉をご飯の上に載せた「鯨うま煮丼」や鯨の肉の刺身が振る舞われ、訪れた人たちは、久しぶりの鯨料理を味わっていました。…】

(注:宮城県内ニュースのURL(www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6005609611.html)はリンク切れだが、
グーグルのキャッシュを見たところ、この公式ツイッターにほぼそのまま掲載されたことが確認できた。)

炊き出しに協力した水産会社に直接電話で問い合わせたところ、社長はアイスランドの捕鯨会社側と面識があるものの、輸入業者が間に入って取引しているそうだ。
直接取引ではないが、輸入鯨肉の購入発注はするわけだから、広い意味での取引先と言ってもいいのかもしれない。
鯨肉を手配したこの水産会社は、ナガスクジラ肉は無償提供されたと言っているので、輸入業者またはアイスランドの捕鯨会社が本当に支援物資として渡したのだろう。
NHKのツイッターにある950キロならば、原価は150万円程度なので、企業からの寄付としては大金ではないだろう。
それに、290トンのうちの1トン未満なのだから、残り289トンの売上利益でまかなえるのだろう。


ところで、その水産会社の話では、炊き出しに用いた鯨肉は750kgで、NHKツイッターの950kgは間違いだとのことだ。

ということで、NHKの問い合わせ先である 「NHKふれあいセンター」 に電話したところ、東京にはこのニュース原稿の記録がないため、仙台放送局が地域ニュースとして流した可能性があるという。
なぜかツイッターに投稿した報道局にはつないでもらえず、NHK仙台放送局に電話してほしいと言われた。

仙台放送局に電話すると、ここでは公式ツイッターに投稿しないため、内容については再度東京に電話してほしいと言われた。
ただ、ローカルニュースとして流したかどうかについて、取材記者に聞いたり、ニュース原稿の記録を調べてみるという。

約1時間後に仙台放送局から電話があり、調査した結果、「赤肉750kg、脂身200kgで、合計950kg」 と判明したそうだ。
つまり水産会社が言う750kgというのは、アイスランドから輸入したナガスクジラの赤肉の話だけだったわけだ。
水産会社の人はJAS法に従った呼び名を使うため、肉と脂身は別ということで、NHKの記載は間違いだと言ったのだろう。

赤肉の起源は判明したが、脂身の具体的な品名はわからず、アイスランド産なのか調査捕鯨副産物なのか、それは不明のまま。

(コメント)
私が電話をした水産会社の担当者は、「社長がアイスランドの会社の方と個人的に面識がある」と言うだけで、「詳細はわからない」とのことでした。
ただ直接輸入ではなく、間に日本側の輸入代理店・卸業者が入っており、共同船舶ではないそうです。

ここまで見た

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