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  • 2017/09/17(日) 23:54:13.83
安倍晋三首相が「伝家の宝刀」を抜く可能性が高まってきた。25日召集予定の臨時国会冒頭で、衆院を解散し、10月22日投開票(同10日告示)の衆院トリプル補選に合わせるとの「解散風」が強まっているのだ。夕刊フジで「10月衆院選」について、選挙プランナーの松田馨氏に政党別獲得議席予測を依頼したところ、自民、公明与党は計307議席と圧勝し、日本維新の会などの改憲勢力で「3分の2」(310)を確保できるとの分析が出た。山尾志桜里・元政調会長のW不倫疑惑の影響か民進党は振るわず、小池百合子都知事が率いる「小池新党」は国政で初陣だが、第3党に急浮上する見通しだ。

 「7月の東京都議選で、自民党が惨敗した状況から一変してきた。大きく下がっていた内閣支持率は、内閣改造や北朝鮮有事への対応で盛り返している。野党第一党の民進党が振るわず、若狭勝衆院議員や細野豪志元環境相らが年末を見据えて模索する『新党』の準備も整わない。このタイミングでは、自民党に代わる『受け皿』がない。過去2回のような大勝はないが、消極的支持によって自民党が勝つ」

 松田氏は「10・22衆院選」の見立てについて、こう語った。

 注目の議席予測は別表の通り。投票率は50%前半とした。「1票の格差」を是正する「0増10減」(小選挙区0増6減、比例区0増4減)が実施され、衆院定数は475から465と減っている。

 自民党単独で過半数(233)を突破するだけでなく、17ある全常任委員長ポストを押さえ、過半数の委員も送り込める絶対安定多数(261)も上回る勢いとなった。

官邸に近い関係者は「これまで安倍首相が解散総選挙に慎重だったのは、憲法改正の発議に必要な『3分の2』を失ってしまうことへの恐れがあったとされる。特に、菅義偉官房長官は『来年の通常国会で憲法改正を発議し、その後、解散すべきだ』という考え方だった。3分の2割れの危険は避けたかったが、ここに来て慎重派だった菅氏も前向きになってきたようだ」と語った。

 「改憲勢力」圧勝の理由について、松田氏は、(1)内閣支持率の高さ(2)北朝鮮有事への対応(3)野党共闘の行き詰まり(4)新党の準備不足−を挙げた。

 「森友、加計学園」で急落した内閣支持率は、▽NHK=44%(前回比5ポイント増)▽読売=42%(同8ポイント増)▽共同通信=44・5%(同0・1ポイント増)と回復傾向にある。北朝鮮が「核・ミサイル開発」を強行するなか、安倍政権の外交・安全保障政策への支持・期待は高まっている。

 一方、野党の支持率は低迷したままだ。

 特に、山尾氏と9歳年下のイケメン弁護士とのW不倫疑惑のダメージは大きい。前原誠司新代表に代わっても、野党第1党、民進党の支持率はジリ貧で消費税割れの水準だ。

 その前原氏は、朝鮮半島情勢が緊迫するなか、党綱領に「日米安保廃棄」「自衛隊解消」を明記する革命政党・共産党との共闘には否定的で、すでに協力の見直しに着手した。

 松田氏は「民進党と共産党が選挙協力すれば、自民党を上回る選挙区がいくつかある。だが、前原氏の消極的な発言・姿勢から見て、野党共闘は難しいだろう」「ここに小池氏を中心とする新党が出てきたら、選挙協力をめぐる関係は複雑になる。新党には個性が強い議員が参加することになり、打算的・現実的妥協は難しいだろう」と指摘をした。

その「小池新党」だが、松田氏は35議席確保すると予想した。昨年夏の都知事選、7月の都議選で自民党を蹴散らした小池氏が中心となり、若狭氏や細野氏、長島昭久元防衛副大臣らが参画するとみられる。当然、民進党の『離党ドミノ組』も流れ込むことになりそうだ。

 小池新党が勝負を賭けるのは、無党派層が多い「大都市圏」。これまでも、「みんなの党」や「日本維新の会」が、政令指定都市や各県1区で勝利を収めてきた。小池新党は、東京や、その通勤圏である千葉、埼玉、神奈川などを中心に展開し、勢力を確保するとみられる。

 松田氏は「小池氏が選挙の顔として出てくれば、破壊力がある。小池新党には比例票が多く流れるだろう。小池新党が躍進するためには、無党派層の動員が不可欠で、投票率がカギを握るだろう」と話す。

 民進党の前原氏は、小池新党との選挙協力に前向きだが、現実的な折り合いを付けられるか疑問だ。

※以下省略 ソース先でお読み下さい

2017.9.15
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170915/soc1709150008-n1.html
 

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