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- 287
- 2016/12/04(日) 18:15:56.09
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>>282
> 特に疑う必要はないと思うが。階段を整備しようとは思っていたが実現できていなかった、
> それだけのこと。嘘だとして、校長に何のメリットがある?
校長のその話が本当なら教頭が裏山への避難を躊躇する理由はなかったと思うんだよね
階段はあればよいがなくても低学年含め数分で避難完了していた
校長の話は事後的に自己の責任を回避するための作り話の可能性があると言うこと
> >>279
> >どのような警告であったとしても
> 広報車の広報について、実際にハザードマップを認識したうえでの広報だったかどうか、
> それがわかる情報はない。
> だが、生き残っているので確認できる。
> 法的に過失を論じるのに適しているといえる。
広報車の警告の文言が直接にハザードマップにふれていたかどうかは関係ない
浸水域外の地区に対して津波の到来を警告するものであることは明らか
この警告は大津波警報等の地域全体への一般的注意喚起情報とは異なる
つまりこの警告により想定を超える規模の津波が到来することが認識できることになる
それと広報車職員の証言は読んでいるのかな?
午後3時すぎ、石巻市河北総合支所職員の山田英一さん(56)は広報車に乗り、北上川下流を目指していた。海に面した長面・尾崎地区で水門の見回りや住民の避難誘導に当たるつもりだった。
北上川の左岸沿いから新北上大橋を渡り、大川小のある釜谷地区を通過。
海岸まで2キロ余りに迫った午後3時20〜25分ごろ、海に閃光(せんこう)が走った。
「何だ、あれ」。
次の瞬間、海岸沿いの松林を波しぶきが突き抜けた。
間髪入れず、高さ20メートルはある松を超えた大波が迫ってきた。
「のまれる」。
ハンドルを切ってUターンし、アクセルを踏み込んだ。
釜谷地区ではまだ多くの住民が避難していなかった。
助手席の同僚はマイクを持ち、
「高台に逃げろー。松林を津波が越えてきたぞー!」
と叫び続けていた。
市教委によると、大川小周辺にこの声が聞こえたのは午後3時25分ごろ。校庭に待機していた児童が新北上大橋の堤防道路に誘導されるきっかけになったとされる。
家族の身を案じ、上流側から戻ってくる車も相次いでいた。
午後3時半ごろ、山田さんは堤防道路で釜谷地区に入ろうとする車を止め、雄勝方面の峠につながる国道398号へと誘導し始めた。
住民たちは
「まだ家に家族がいるんだ!」
「通してくれ!」
と訴えた。
「津波が来る」
と説得するのに必死で、小学校の様子や川の水位を確かめる余裕はなかった。
誘導が一段落し、ふと川を見た。
目を疑うような光景が広がっていた。
川の水位は表面張力で膨らんだように堤防を越え、漁船が堤防より高い位置を逆流してきた。橋桁には下流から運ばれた木やがれきがたまり、流れをせき止めていた。
北上川からあふれた水が富士川に滝のように流れ込んでいた。
堤防道路は富士川より5〜6メートル高かったが、
「川に流れ込んだ水が駆け上がるように迫ってきた。本当に不気味だった」。
山田さんはとっさに別の車で避難誘導していた同僚4人とともに、大川小の裏山に駆け上がった。
山田さんの助手席で最後まで避難を呼び掛けていた同僚1人は波に巻き込まれた。
津波は堤防道路をのみ込んだ。
水の塊が向かった先には、子どもたちの列と大川小があった。
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