高木貞治 『解析概論』 [sc](★0)
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- 2025/05/01(木) 23:18:54.35
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代数学(群、環、体ガロア理論)
雪江 代数学 1, 2
これ一択
洋書含めても最強の教科書
代数幾何の予備知識としていいのは
堀田 代数入門
永田 可換体論
の2冊
永田は3章以降が便利で、基礎体が代数閉体とは限らない時の代数幾何、局所体でない付値体、無限次ガロア理論などが必要になった時に役に立つ
どちらも具体例はほぼゼロ
これも完璧にするよりも、さっさと代数幾何・整数論・表現論などの興味ある研究に進んで、必要になったら復習するのがいい
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- 2025/05/01(木) 23:41:08.45
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多様体
Tu, Introduction to Manifolds
これが一番いいんじゃないか
線形代数の復習が入ってるし、ユークリッド空間内の話から始めているし、ベクトル束や関手などを使っていて説明が現代的だし、例が豊富だし、ド・ラムコホモロジー群の計算例もある
ページ数は多いが、行間が少なく、ほとんどが説明や計算例なので、わりとサクサク読めるはず
代数トポロジー
河澄 トポロジーの基礎 上, 下
これ一択
代数トポロジーは、初学者向けで本格的なレベルまで載ってる本がほとんど無かったのが、これで解決した
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- 2025/05/01(木) 23:43:12.32
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ルベーグ積分
伊藤 ルベーグ積分入門
Rudin, Real and Complex Analysis
ルベーグ積分は、何を読んだって苦痛だから
このふたつの気に入ったほうを読めばいい
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- 15
- 2025/05/02(金) 02:03:58.50
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コーシーの積分定理の証明についてですが、シンプルな多角形は三角形に分割できることが証明なしに使われています。
ちゃんと証明するにはどうすればいいですか?
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- 2025/05/02(金) 02:17:07.46
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>>9
小林昭七さんの本のどこがいいのかさっぱり分かりません。
笠原さんの本も好きになれません。リーマン積分は確か主に連続関数の場合しか扱ってなかったですよね?
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- 2025/05/02(金) 02:18:00.81
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>>10
James R. Munkres著『Topology Second Edition』がベストです。
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- 2025/05/02(金) 02:20:31.49
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>>12
雪江さんの本ってそんなにいいですか?
Michael Artin著『Algebra Second Edition』のほうがいいと思います。
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- 19
- 2025/05/02(金) 02:22:04.18
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>>9
Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right Fourth Edition』がスッキリしていて分かりやすいと思います。
テンソルについても初歩的な部分が書いてあります。
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- 20
- 2025/05/02(金) 02:24:35.55
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>>13
James R. MunkresさんがAlgebraic Topologyの本を書いていますね。
きっと、ベストなのではないでしょうか?
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- 21
- 2025/05/02(金) 02:25:15.07
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>>13
Leeさんの本のほうが分厚いですね。
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- 22
- 2025/05/02(金) 02:26:38.56
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>>14
伊藤清三さんの本は何か洗練されていない感じがします。それがいいところなのかもしれませんが。
Sheldon Axlerさんの本がベストだと思います。
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- 2025/05/02(金) 02:43:23.72
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志賀浩二さんの『複素数30講』ですが、もちろんいい加減な本なのですが、正則関数がいかに特殊な関数であるかについてしつこく書いてあって、30講シリーズの中ではためになる本だと思いました。
この本を流し読みした後に、普通の本で留数定理あたりまでの議論の穴埋めをするのがいいのではないかと思いました。
解析概論は基礎になる複素線積分の詳細を省いていますが、読みやすいですね。
∫_{C} a + b * z dz を例で具体的に計算していたり、 f がある領域で正則で、導関数が 0 ならば定数になるということを例で示していたりします。
一般論から分かることですが、その前に例で証明しているのがいいと思います。
f がある領域で正則で、 |f| が定数ならば、 f が定数であることも例で証明しています。
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- 2025/05/02(金) 02:46:25.83
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>>18
雪江のほうがいい
Artinの上位互換
この二つを比べてArtinが良いと言うのは、それは読んでいないということだ
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- 25
- 2025/05/02(金) 02:50:46.58
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確かに雪江さんの本は第1版の第1巻の、確認する必要のあった定理の証明だけを見たことがあるだけです。
ですが、説明が分かりやすいとは思いませんでした。
Artinさんの本は線形代数について沢山書いてあったり、雪江さんの本とは似ていないと思います。
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- 26
- 2025/05/02(金) 02:50:56.48
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多様体の基礎は、読んでる人が多いからか躓く人も多いのだが
で、躓いた箇所を見てみるとたしかに分かりづらい書き方になっている
まあ、しかしほかの本にはもっと分かりづらいところがあるのだろう
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- 27
- 2025/05/02(金) 02:52:50.73
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Artinさんの本は定理のステートメントの前の説明が非常に分かりやすいと思います。
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- 2025/05/02(金) 02:55:00.74
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tu は初学者にいい
lee は700ページもあるが、頑張れば通読可能と思われる
warnerは層係数コホモロジーを扱っていて、ホッジの分解定理を示している
しかし、そこまでやるならgriffiths-harrisやwells、和書なら小林複素幾何を読めばいい気がする
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- 29
- 2025/05/02(金) 03:00:43.80
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代数トポロジーは一冊で完結しない
代数トポロジストにとっての代数トポロジーの本はあるんだろうが、
FultonのAlgebraic Topologyのような代数幾何学者のための代数トポロジーみたいな本がなかなかない
整数論やるための測度論だとか、表現論やるための関数解析だとか、そういうのはわりとあるのだが
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- 2025/05/02(金) 03:02:20.03
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佐武一郎さんの『現代数学の源流』という本に『解析概論』を読めるのは日本人の特権だみたいなことが書いてありましたが、そこまでの本ですか?
欠点はやはり証明がスケッチ風で、究極的な細部まで書かれていないことだと思います。
志賀浩二さんの本をまともにした感じの本だと思います。
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- 2025/05/02(金) 03:06:21.41
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他の本で詳しく勉強した後で、小説を読むように読むのに良い本という感じではないでしょうか?
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- 2025/05/02(金) 06:06:17.87
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「概論」が名著で
「外伝」が真実
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- 2025/05/02(金) 08:18:58.82
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ω = dη
∫ ω = ∫ dη = ∮η
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- 2025/05/02(金) 09:22:57.53
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なんで2変数以上の変数変換公式は難しいの?
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- 35
- 2025/05/02(金) 09:23:00.49
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>>15
シンプルな多角形が三角形に分割できることの証明ですが、以下のような感じでどうでしょうか?
シンプルな多角形が凸な場合には、任意の頂点 i と隣接する頂点 i - 1, i + 1 の3点を頂点とする三角形は問題の多角形の部分集合です。
その三角形を取り除いた多角形もシンプルな凸多角形で頂点の数は 1 減っています。
あとは、頂点の数に関する帰納法で証明します。
凹んでいる場合ですが、凹んでいる三角形の頂点 i - 1, i, i + 1 を考えます。
頂点 i - 1 と i + 1 を結び、凹んでいる多角形の凹んでいる部分を「修復」します。
凹みがなくなるまでこの作業を繰り返します。
作業完了後、凸多角形ができあがります。
この凸多角形は三角形に分割できます。
ここからどうすればいいですかね?
「修復する」ために使用した三角形をすべて除去した後に残されたオリジナルの多角形に分割の線がひかれていますが、それは一般には三角形分割ではありません。
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- 36
- 2025/05/02(金) 09:23:43.47
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逆にやめたほうがいい本
Rudin, Principles of Mathematical Analysis
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- 37
- 2025/05/02(金) 09:27:48.26
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>>36
その本は多変数のところを読んでいませんが、厳密なんですか?
もし、1変数の部分同様のクオリティならば読んでみたいのですが、多変数の部分の評判は芳しくないようです。
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- 38
- 2025/05/02(金) 09:32:03.51
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小平解析入門を名著という人の意見はよくわかりません
あの本のオリジナルの部分(初等函数をべき級数や複素積分によらずに構成しているところや、和と極限の順序交換の一様収束よりも緩い十分条件を与えているところ)は、ほとんど実用性がありません
そして、未定乗数法やベクトル解析などの他の多くの本に載っている重要事項が省略されてしまっています
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- 39
- 2025/05/02(金) 09:37:08.10
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>>38
変わった本ではありますが、書かれている部分に関しては、ネチネチと極めて丁寧に書かれています。
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- 40
- 2025/05/02(金) 09:40:01.31
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>>38
三角関数の定義の部分ですが、著者の考えでは発見的に書いているつもりなのでしょうが、ちょっと納得できません。
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- 41
- 2025/05/02(金) 09:42:25.07
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>>34
難しいことはない
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- 42
- 2025/05/02(金) 09:55:58.79
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溝畑茂さんの本の良さが全く分かりません。
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- 43
- 2025/05/02(金) 09:56:54.28
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わからなくても死なない
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- 44
- 2025/05/02(金) 09:58:32.73
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>>38
ルベーグ積分をやれば済むことを無駄に詳細にやっている
副読書として「そういう話題もある」と楽しむ分にはいいが、メインの教科書にはならない
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- 45
- 2025/05/02(金) 09:59:56.84
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>>36
Rudinは多変数の積分をコンパクト台をもつ連続関数に限定していて計算例がほとんどないから、初学者がこれを読んで重積分の広義積分を習得するのはまず不可能
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- 46
- 2025/05/02(金) 10:05:08.28
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溝畑の下巻は、素直に多様体と複素解析に進んだほうがいい
ただし陰関数定理は逐次近似法で短く証明していてよい
高木も小平も溝畑も、読者のためではなく、自分のために書いている
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- 47
- 2025/05/02(金) 10:06:46.40
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計算例は留数の場合は5つほど必要だが
重積分の場合は4つくらい
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- 48
- 2025/05/02(金) 10:07:26.04
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>>46
>高木も小平も溝畑も、読者のためではなく、自分のために書いている
これはそう思います。
巨匠気取りの人の本によくあることですが。
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- 49
- 2025/05/02(金) 10:07:54.33
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ID:Ys+Z3aDPさん
施されるだけではなく与えることを覚えましょう
独り言ではなくコミュニケーションを覚えましょう
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- 50
- 2025/05/02(金) 10:08:48.41
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小平さんは台所で本を書いていたそうですね。
おそらく隠居老人の趣味で書いているだけですよね。
盆栽を育てている感覚だったのではないでしょうか。
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- 51
- 2025/05/02(金) 10:12:55.82
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しょっちゅうエネルギー補給が必要だったからではないか
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- 52
- 2025/05/02(金) 10:20:18.38
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>>9
小林微分積分読本も、
変数変換公式を有開閉領域の場合にしか示していないのに
∫_-∞^∞ ∫_-∞^∞ exp(x^2 + y^2) dx dy
= ∫_0^2π ∫_0^∞ exp(r^2) r dr dθ
と断りなく変形しています
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- 53
- 2025/05/02(金) 10:24:44.46
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>>52
小林さんはいい加減なので全く驚きません。
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- 54
- 2025/05/02(金) 10:47:16.97
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いろいろと目を通してなさるのね
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- 55
- 2025/05/02(金) 10:57:26.46
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>>52
一松信は、これちゃんと厳密に成り立つことを示してる
溝畑は、変数変換公式自体を、積分が絶対収束する場合にまで拡張している(ただ、ここまでやるならルベーグ積分でいい気はする)
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- 56
- 2025/05/02(金) 11:06:21.37
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参考書オタクの粗探し
本人はトリビアを披露して得意げ
はたから見たらみっともないだけ
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- 2025/05/02(金) 11:10:22.87
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宮島静雄は、見てないけど、「広義積分に対する変数変換」というそのまんまな節があるので、おそらく正確にやっているのでしょう
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- 2025/05/02(金) 11:13:16.37
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数学のスレは盛り上がらないのに、数学書のスレは大盛り上がり
どうせ買っただけで大して読んでないんだろ?(笑)
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- 2025/05/02(金) 12:38:38.18
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買ってもいないかもしれない
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- 60
- 2025/05/02(金) 16:35:29.36
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微分積分の現代化
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- 2025/05/02(金) 17:15:35.13
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微分積分いい気分
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- 62
- 2025/05/02(金) 19:26:56.68
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予備校の先生が書いた線形代数の本を読んでいるのだが、無駄な修飾語が多くて気になる。
目覚ましい応用、極めて明確に、もっとも著しい特徴、より濃密な考察などなど。
学生にとっては印象に残って勉強した気になるのかもしれないけど、我々にとっては論理の連鎖だけの方がいい。
脳内に無駄なノイズが入ってくる感覚だわ。
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