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  • 499
  •  
  • 2011/09/05(月) 20:53:43.72
>>487
ピエールの死は不条理そのものという解釈以外あり得ないと思うのですが・・・
ラストが唐突過ぎるなどという感想を持つこと自体は不思議でもなんでもありません。まさに監督の狙いどおりです。
なぜ射殺されたのか?警官の証言は?何が起きたのかはっきりとはわかりません。どこからか声が聞こえてきます。
「ピエールはまともじゃない。あいつには殺される理由があったんだ。殺されて当然のことをしたに決まってる」などなど。
どこからか銃声が聞こえてきます。はて?いままで自分の目でみてきたことは、いったい何だったのかと?これはもう
ダヴレイの住民以下、はるか下ということがはっきりしますから、なんというか・・・・・。
カットあり派よ誇るな!
それとわたしの認識では「カットシーン=射殺シーン=ピエールがシベールを殺そうとした」です。ちょっとしたすり替え
工作が始まっているようなので?

>>484
わたしは作品の構造について自分の考えを述べただけで、バージョン違いの存在を否定しているわけではありません。

カットあり派に質問です。帽子が突如消えるシーンは、たとえば「ピエール、カラスに帽子を取られたわ。取り返してきて
ちょうだい」とか?こんな風には撮られていませんね?構造的に、最後のシーンも観客に何が起きたのかはっきりわかる
ようには撮られていないはずです。これを否定することはできないと思います。なぜ帽子は消えたのか?他の解釈がある
なら説明してください。まさか監督がポカを?

451の自己レスです。ついでに考えてみました。結構いい線いっているかと?
お互いを必要としていたピエールとシベールですが、ふたりの関係にはジレンマが存在していました。つまり?ピエールが
戦争で負った傷から回復するとは、かつてのマドレーヌを愛した大人の自分を、そして過去の記憶を取り戻すこと+αに
ほかなりません。シベールと過ごすことがピエールの回復を助けているとしても、それで今まで通りの関係を続けていける
かはわかりません。つまり?いまのピエールではなくなります。シベールが自分の名前を明かすシーンは、その後すぐに
ピエールのめまいが消えていることから、シベールの癒しのチカラを象徴的に描いたものだと考えられます。そしてそれは
同時にふたりの幸福な関係の終焉を予兆させるものでもあったのです。関係の深まりが、かえって破局を招いているという
・・・大人の映画ですね?なにも殺さなくても・・・映画ですので!

+α・・・

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